学生たちによる自転車での金水河源流を巡る旅

鄭州の母なる川に感謝し、想いをはせる

河南省 “私たちを育んでくれた千年の流れ……、今このとき、母なる金水を眺めると、私たちその子孫たちは鄭州の魂であるあなたに想いが募る”。昨日午前、鄭州市の中原路と大学路が交わる十字路の東南側に位置する金水の川辺では、『金水河祭颂』を意気揚々に吟じる声と悠々と流れる水音が重なり、ひとつの鮮やかな風景が広がっていた。民間環境NGOの“自然の友”で河南グループの責任者を務める崔晟は、漢服をまとった12名の河南財経政法大学の学生、20人の少年先鋒学校の小学生を連れて、金水河を前に祭事を執り行った。そして、学生たちは環境保護の願いがつまった言葉が満載の“心願船”を川に浮かべたのだった。

 その後、河南水利庁の宣伝・外事処を司る王延栄・処長が祝辞を述べ、これを以って河川をめぐる活動が正式にスタートしたことを宣言した。この活動は“環境への配慮を行動の基本に、母なる川を訪ねる”を中心に据え、5日間の予定で調査が行われることになる。

 伝説によれば2500年前に鄭の国の政治家である子産から名前を得たという金水河、鄭州市を貫くこの川はかつて、人々を魅了する物産と風光明媚に彩られていた。しかし、近年は都市計画、汚水排出などの問題により水質が悪化。対策を急ぐ前に、金水河はすでに市民から“臭水河”というあだ名をつけられてしまったほどだ。

 王処長が話すところでは、省内には流域面積100平方キロを超える河川が計490ある。これらの川は程度の差こそあれ汚染されているという。河南省の都市を流れる一部の河川は水質がとても良好なのだが、大多数の河川は一定程度の問題がある。“金水河のような中小サイズの河川は、都市の景観、市民生活の観点で見ると非常に重要な存在だろう”。王処長はそして“現在、金水河は水源がないにも関わらず、街における洪水防止、上下水道の処理などの役割を担っている。『南水北調』のプロジェクトが完工したら、水を引き入れることができ、金水河も綺麗な川に変わるだろう”と続けた。

 自然の友の崔晟はいう。今回の活動は河川の調査・保護に関わることであり、特に地域レベルでの保護に焦点を当てていると。これは文化を環境保護の哲学とする契機に、環境問題を憂える起爆剤に、そして人々の関心を文化のエネルギーに向かわせ、眼差しを環境が今置かれている危機に振り向かせるためのものだという。人々の伝統文化を愛し、故郷を愛する心を盛り上げ、故郷の河川とその保護に関心を持ってもらい、自らの民族文化を尊重する、和諧社会の建設を促すものとして。この後、崔晟は大学生たちと一緒に大学路と中原路の川辺を中心に、金水河の子産業文化園、金海ダム、櫻桃溝、金水河の水源、碧沙崗、毛沢東視察紀念亭などの地点で水質調査を行い、そのデータを発表するという。

 式典の終了後、崔晟たち一行13人は自転車に乗って川沿いを走り、沿岸の生態系、金水河の源流をめぐった。鄭州市の母なる川、金水河に想いをはせ、感謝しながら。これにより金水河の変遷に関して、人々の関心を呼び起こし、そして汚染、断流、憂いに眼差しを向けてもらいために。

【筆者】王迎節、張恒文、晋遠図 / 大河報 / 大河網より転載 /  [C12071101J]
【翻訳】中文和訳チームB班 畦田和弘]]>

ズグロカモメは私たち人間次第 〜 国際的に著名な鳥類専門家メルヴィル氏を訪問する(2)

地球上には9000種あまりの鳥がいたが、現在はその半数近くに減少している。ズグロカモメのような絶滅危惧種も少なくない。

遼寧省記者:「アースデイ」の父と言われるアメリカのデニス・ヘイズはかつて劉徳天をこのように評価しました:「鳥類保護のためにあなたがされた全てに感謝したい。50年前、私たちの住む50メートル圏内には禿鷹がいたが、現在は絶滅してしまった。しかし、中国ではあなたのような人が鳥類を保護している」あなたと彼とは古い友人ですが、あなたは劉徳天とズグロカモメ保護協会の活動をどうご覧になりますか。

メルヴィル氏:OK!劉氏はすばらしい人物です。1990年以後の3年間、私は6、7回盤錦を訪れました。その頃彼はちょうど保護活動を始めたばかりで、困難に直面していましたが、彼の知恵と勇気には感服しました。

 劉氏がズグロカモメ保護協会を設立した時、私は彼らの活動を中国の環境保護史上、唯一無二の出来事である、と評価しました。1種類の鳥のために保護組織を作ることは、全世界的にも例がなく、彼らの活動は盤錦で行われていたものではあるが、鳥類には国境がないことから考えれば、彼らの環境保護活動は世界的な意味を持つでしょう。数年前、中国清華大学NGO研究所所長王名教授も、ズグロカモメ保護協会が中国の民間環境保護組織の草分け的存在であるとしています。

 私の知る限り、中国において一つの民間環境保護組織が活動するのは容易なことではありません。ですが劉氏は大変聡明で、まるで演出家のようでした。彼は私に「4つの要素」ということを語りました。その4つとは環境教育を行うこと、メディアの力を借りること、専門家の知恵を利用すること、政府の支持を得ることです。彼はこの4つを南小河の保護に使ったところ威力を発揮しました。これらの要素を一連のものとしてうまく利用し、ズグロカモメ保護という大きなイベントを成功させたのです。

 さらに、彼が南小河と名付けた意味は、一見ちぐはぐに思えますが、本当に効果的なものでした。劉氏の活動は環境保護活動を大胆に刷新するものでしたので、帰国後に私は彼の経験を広め、世界にある多くの民間環境保護組織の手本としたいと考えました。

記者:現在、世界各国は環境保護をより一層重視していますが、同時にある地域では生態環境が人々の懸念材料ともなっています。あなたはこの分野における権威であり専門家ですが、民間環境保護組織は今後、どのような方向に向かって努力すべきでしょうか。

メルヴィル氏:これはとても大きな問題です。あなたの言う通り、環境問題は国家ひいては世界が今後生存していくための戦略的問題になっています。鳥類の状況は楽観できず、地球上には9000種あまりの鳥がいたが、現在はその半数近くに減少している。ズグロカモメのような絶滅危惧種も少なくない。

 もし、世界各地でここのように、一つの協会に2万人近いボランティアがいて、鳥を愛し守る気運が高まれば、それは人類にとっても幸せなことなのです。実際、鳥類を守ることが人類自身を守ることであるという道理を、人類は理解しているはずなのに、なぜ一部の人はそれをしないのでしょうか。これはつまり素養と文明の程度だと思います。

 中国は文明と礼儀の国ですから、これは受け継がれているでしょう。劉氏の活動よりズグロカモメ文化の発展を見ることができますが、文化が人々に浸透していくことが何よりも重要なのです。ある小学校がズグロカモメ小学校と改名したと聞きました。鳥の名前を学校の名前にするというのは世界でも例がなく、子どもたちから愛鳥活動を始める、これも素晴らしいです!

記者:環境保護と経済発展の関係をどうご覧になりますか。今回盤錦へいらした感想をお話し頂けますか。

メルヴィル氏:これは難しい問題です。この二者の関係をうまく処理するというのは、非常に頭の痛い問題です。私がかつて訪れた場所では、現地政府が経済発展のために生態環境を破壊しているのを目にしました。彼らのこういった行動は非常に短絡的で、眼前のことに気をとられ、未来が見えていないと言えるでしょう。中国の提起する科学的発展とはつまりこの問題を解決することです。今回、盤錦へ来てみて、この美しい街が18年前と比べ想像もしていなかったような大きな変化を遂げたのを見ました。例えば生態環境を重視する市として、中国で最も美しい湿地の一つを作り、毎年湿地フェスティバルを行ったり、またズグロカモメを対外的な宣伝に用いたりと、知恵と想像力に溢れた取組みがされています。世界が学ぶに値する取組みと思います。

記者:今回、盤錦へいらして一番嬉しかった驚きは何でしょうか。

メルヴィル氏:(合掌し笑いながら)「子ども」に会えたことですよ!あんなに多くの!四、五千羽はいたでしょう、私が来たのを見て、私を呼んでましたよ!本当に嬉しいことです!20年前には考えられなかったことです!

記者:彼らはあなたを歓迎し、そしてあなたに感謝しているんでしょう!あなたが彼らを発見したからこそ100年の謎が解けたわけですから!

メルヴィル氏:あの可愛い子たちがどうなったか大変気になっていましたので、今回来て安心しました!

記者:他に何か盤錦の人々に言うことはありますか。

メルヴィル氏:盤錦の方々がズグロカモメを手厚く扱ってくれていることに感謝しています。ズグロカモメを守る任務は重く、道はまだまだ長いと思います。ズグロカモメを救い、環境を救う、あなた方の偉大な活動への努力を継続して下さい!ズグロカモメは盤錦の皆さん次第、私たち人間次第なのです!

【筆者】李 勇夫 / 遼河晚報 / 遼河晚報より転載 /  [C12052302J]
【翻訳】中文和訳チームC班 鈴木清恵]]>

ズグロカモメは私たち人間次第 ~国際的に著名な鳥類専門家メルヴィル氏を訪問する(1)

60歳を過ぎ、すでに定年を迎えた一人の外国人専門家、彼は遠路はるばる 中国に来てくれた。ズグロカモメと呼ばれる小鳥のために。

遼寧省 60歳を過ぎ、すでに定年を迎えた一人の外国人専門家、彼は遠路はるばる中国に来てくれた。ズグロカモメと呼ばれる小鳥のために。彼はどういう想いを持って来たのだろうか?

 その日、彼は盤錦市ズグロカモメ保護協会の設立20周年を記念する大会の席上で、“ズグロカモメを救おう 、環境を救おう”と題する講演を行った。講演後に我々は彼の熱く、興奮した様子を見ていて、答えを見つけることができた。その男性はメルヴィルという名前の、この青い眼と高い鼻を持つ、白い髭を蓄えた英国人。ズグロカモメや環境保護に対する熱い想いは、すでに国という境を超えていたのだ。

 盤錦の人々は本当にメルヴィル氏に感謝しなければならない。

 もしも21年前、彼が初めて盤錦にズグロカモメの調査で訪れた時に、人々が百年以上も探し求めてきた絶滅危惧種の繁殖地が実は盤錦にあるということを発見しなければ、世界の視点からズグロカモメの価値向上に尽力したという事実がなかったならば、恐らく劉徳天氏が伝えた『中国でズグロカモメの繁殖地が見つかる、世界で百年あまり解き明かされなかった謎の扉を開くか』という報道もあり得ず、盤錦の人々は何世代にもわたって“黒老丫(訳注:hei lao ya、その地の方言)と呼んできた鳥が、実は世界でも貴重な絶滅危惧種であったということを知る由もなかっただろう。もちろん、“ズグロカモメの郷”と呼ばれるような今日の状況もなかったはずだ。

 我々の取材は、自然とズグロカモメの話題から始まった。

記者:貴方は国際的な鳥類の専門家ですが、全世界には何千種もの鳥がいるのに、どうしてズグロカモメに対してこれだけの愛着を持っているのですか?

メルヴィル氏:(笑いながら)確かに世界にはたくさんの鳥がいますし、私がカバーしている鳥も少なくはありません。それでもズグロカモメに対しては入れ込みすぎているかもしれませんね。ちょうど、中国の伝統的な大家族で、子どもが7、8人いる中で、結局はお父さんの一番のお気に入りができてしまうという感じでしょうか。

私がズグロカモメを目にかけているのは、第一にとてもかわいく、利口だからですかね。聞いたところ、皆さんもこの鳥を“めでたい”鳥と呼んでいるそうですが 、鳴き声はとても美しく、飛ぶ姿はとても優美です。

 第二にズグロカモメは指標種 であるという点が挙げられます。環境の変化に対してとても敏感で、その数は生息地の環境状況を映し出す役割を果たすのです。仮にある日、ズグロカモメがその生息地を失ったならば、環境が大きく破壊されたことを意味し、人間にすら悪影響を与えかねません。これはズグロカモメの貴重さを表しています。

 三番目として、ズグロカモメは私の長年の研究課題だからです。チドリ目カモメ科カモメ属に属する鳥で、鳥類学会では比較的最近に知られた種です。1871年にフランスの宣教師が福建省のアモイで採集したものは、ただのズグロカモメの標本でした。

 ズグロカモメの繁殖地はどこなのか、これはずっと百年来の謎でした。1987年5月、私は国際ツル類学術シンポジウムで、ズグロカモメは世界で人に最も知られていないカモメの一つであり、最も希少な鳥類、繁殖地も未だに謎のままであると提起したこともあります。

 私は各方面の情報から繁殖地はモンゴルにあると考えていたのですが、1984年に香港で見つかったという情報も出てきて、この謎はずっと私の心をかき乱していました。それが1990年に盤錦を訪れた際、解けるとは思いもしませんでした。その日、最初に望遠鏡越しにあの子たちが見えた時、私は感動のあまり涙を流しました。神に感謝、盤錦のこの地に感謝!そこで、私は今回の来訪に娘を連れてきました。一緒に協会の20歳の誕生日をお祝いし、そしてこのチャンスを活かして、この愛しい ズグロカモメを見せてやりたかったのです。彼女は生まれてから18年、見たことがなかったので。

【筆者】李 勇夫 / 遼河晚報 / 遼河晚報より転載 /  [C12052301J]
【翻訳】中文和訳チームB班 畦田和弘]]>

ワースト・アセス・コンテスト開催

日本最悪の環境アセスメントに「普天間飛行場代替施設建設事業」が選ばれた。

東京 2012年3月22日、有志の国会議員の呼びかけにより、日本最悪の環境アセスメントは何かを決めるワースト・アセス・コンテスト(主催:ワースト・アセス・コンテスト実行委員会)が衆議院第一議員会館で行われた。

 ワーストアセスの事例として、以下の9事例が挙げられた。

(1)普天間飛行場代替施設建設事業
(2)豊田岡崎地区研究開発施設用地造成事業(通称:トヨタテストコース)
(3)上関原発計画
(4)設楽ダ
(5)新石垣空港整備事業
(6)諫早湾開門
(7)成瀬ダ
(8)徳島東部都市道路小松島鳴門線および川内線
(9)北部訓練場ヘリコプター着陸帯移設事業(通称:高江ヘリパッド)

 いずれも決められた手段を踏まないことや、非科学的な調査があるなど、環境アセスメントとして役割を果たしているとは言えないものばかりであった。

 トヨタテストコースに関しての発表では、発表者である「愛知県・トヨタ自動車による21世紀世界最大の自然破壊を止めてもらう会」の関口修さんが、トヨタテストコースの環境アセスの問題をメディアが報道しないという問題や、トヨタの事業であるのにもかかわらず愛知県がアセスメント行うという問題点を挙げた。

 また、多くの発表者が、事業主が環境評価に必要な情報は公開されておらず、その後情報が明らかになったというケースや、準備書の段階で不備があるにも関わらず、その後の追加調査の結果が非公開であるといった問題を指摘していた。

 今回のワースト・アセス大賞には、普天間飛行場代替施設建設事業が選ばれ、次点で票を集めた高江ヘリパッドは「怒りの鉄拳賞」を受賞した。

 今回発表された事例以外にも、東京大学西東京キャンパス整備計画、福岡県五ケ山ダム、八ッ場ダム、湯西川ダム、利根川水系思川開発事業、犀川総合開発事業辰巳ダム、中城湾港(泡瀬地区)公有水面埋立事業、最上小国川ダム、リニア中央新幹線などのエントリーがあり、国内に多くの環境アセスメントの問題があることがわかった。

 事業者や地方自治体、環境省は、地元住民と事業に関する環境評価の情報の公開を行い、ともに事業に関して考えていくべきだろう。昨今、沖縄の基地問題が本土のメディアでも報道され、多くの国民が辺野古への飛行場移設問題を知ったと思われる。一人でも多くの人に、沖縄だけでなく日本の至る所にこのような問題があることを知り、考えてもらいたいと思う。

 ワースト・アセス・コンテストの様子は、YouTubeで後日配信される。

(関連URL)
・ワースト・アセス・コンテスト実行委員会
 http://bead.mimoza.jp/

コンテストでの発表の様子

【筆者】蓮見 瑠衣(HASUMI, Rui) / NPO法人 東アジア環境情報発伝所(East Asia Environmental Information Center) / 寄稿 /  [J12032302J]
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湿地交流会の感想

世界各国が手を結び、美しい故郷を守ろう!

中国全土 2011年10月27日、私は韓国の釜山で行われた世界子ども湿地交流会に参加した。今回の交流会で、私は各国の環境に対する知識と鳥類に対する保護方法など多くの知識を学んだり、環境保護と野生動物の保護の重要性を感じたり、韓国の風土や人情を理解したり、多くの貴重な体験をすることができた。

 韓国での二日目の午前、主催者は私たちを注南ダムに連れて行ってくれた。昌原市東邑にある注南ダムは渡り鳥が生息するのに恵まれた自然条件があるため、毎年10月中旬から、ヒシクイ・マガン・マガモ・コガモ・オナガガモ・ホシハジロ・コハクチョウ・オオハクチョウなどの渡り鳥が飛来する。注南ダムは韓国の“鳥の楽園”と呼ばれ、ヒメハジロ・ヘラサギ・マガモ・トモエガモ・ガン・マガンなど20数種類の鳥に温暖な場所を提供しており、昌原は韓国国内で最大の渡り鳥の生息地となっている。

 小道に沿って少しずつ進むとカモが水面で戯れている様子を見ることができた。魚を捕まえたり、泳いだり、その様子は面白くて見飽きない。たくさんのガンが群れをなして飛び立つ時、その光景を見た人々は幻を見たような感覚を覚える。ハクチョウがアシ池のそばを優雅に散歩する様子は一見の価値がある。注南ダムの堤防の小道の上には展望台が設置されており、そこにある望遠鏡で、ダムに生息する渡り鳥の一挙一動を見ることができ、大変興味深い。また、渡り鳥の特徴について解説もされている。

 注南ダムは韓国国内で最大の生態観光地であり、人々に自然を感じさせ、人類や環境を理解させ、渡り鳥が自然と共存する法則を理解することができる天然の教室である。注南ダムで鳥の群れが飛び立つ光景を目にした時、神は公平だと感じるだろう。なぜなら神はこのような美しい妖精を創造したのだから。

 午後、私たちは韓国古代の家屋に行き、韓国人の古代の生活や労働について知ることができた。彼らの説明から、韓国古代の生活様式と中国古代の生活様式には多くの似た部分があり、中国は古くから韓国と文化の発展・交流・協力を行ってきたことがわかった。彼らの説明の内容がよく理解できないところもあったが、彼らの態度には誇りがにじみ出ていた。続いて茶道の実演が行われた。韓国の茶道は非常に興味深いものである。優雅にお茶を入れている様子を見ていると、思わず感服してしまった。優雅にお茶を飲み、後味を味わうと、味わいがつきない。私たちがさらに韓国の知識を理解できるように、彼らは私たちのために特別に韓国の民族衣装を用意し、私たちに着せてくれた。身に付けた美しい衣装を見てとても幸せな気分になった。その後、あずまやにみんなで一緒に座り、稲わらでカモの石鹸箱を編んだ。先生は熱心に説明してくれたが、私たちは理解できず、通訳の先生たちがあちこち走り回って私たちに説明してくれた。私たちは時には眉間にしわをよせたり、時には笑顔を見せながら、一生懸命稲わらを編んだ。いつの間にかゆっくりと日は沈み、夕陽の残光が一生懸命な私たちの顔を照らしていた。

 三日目の午前、私たちは今回韓国を訪れた最大の目的である、環境保護に関する交流会議に参加した。会議では、各国の代表がそれぞれの意見を発表し、環境に対する認識と自分たちの活動を披露し、さらに自国の稀少な動植物を紹介した。たとえばニュージーランドの代表者は、彼らの国の稀少動物とその保護措置について紹介した。韓国の代表者は彼らが参加している多くの環境保護活動を紹介し、環境保護のために行った活動と事例について述べた。また香港の代表者は彼らとクラスメイトたちが一緒に行っている環境保護活動の事情と措置について解説した。これらの代表者たちが行っている活動を見て、各国が環境保護のために努力していること、また今後どのように環境保護を行っていけばよいのかを理解することができた。

 今回の韓国訪問で、私は大自然の美しさを感じ、“鳥の楽園”を見ることができた。また私は韓国の歴史と風土や人情を理解し、多くの友人と交流することができた。私たちは韓国の友人たちの熱心なもてなしを感じることができた。日本の友人からは友好を感じ、ニュージーランドの友人からは鳥に関する知識を学んだ。私たちは多くの環境保護知識を学び、各国の環境保護に対する様々な活動や環境保護措置を知ることができた。私は世界各国が手を結び、協力して美しい故郷を守って行くことを願っている。

【筆者】孫慧 / 河南省桐柏県第一初級中学  / 寄稿 /  [C11113002J]
【翻訳】中文日訳チームC班 富川玲子]]>

次世代につながる植樹活動―足尾銅山に100万本の木を!

足尾銅山に50本の新しいどんぐりの木を植えた。

栃木 2011年11月5日、環境まちづくりNPOエコメッセが主催する「どんぐり苗植樹ツアー」に参加し、足尾銅山に行って来ました。今年2年目を迎えるこのツアーは、「足尾に緑を育てる会」が足尾銅山の自然回復のため行っている「足尾の山に100万本の木を植えよう」という運動に賛同する形で、東京で植えたどんぐりの苗を足尾銅山に植える企画です。去年の30本に続き、今年は50本を植樹して来ました。

 植樹の前に「足尾に緑を育てる会」の秋野峯徳(あきの・みねのり)さんから足尾銅山に関する話がありました。昔は170人が暮らしていた村が、鉱毒ガス(主には二酸化硫黄)により、人々が散り散りになり、今は枯れた跡地しか残っていません。「私の小さいときは、遠足などで草一本見つけることが大変驚きの発見でした。川の水が渋く飲めないので、4、5キロを歩くまでずっと我慢しました」と、何十年前の草一本、木一本もなかった足尾銅山を思い出しながら、秋野さんは当時の山の様子を語りました。

 鉱山の採掘路は1234キロにも及び、大型で急激な開発は、やがて足尾鉱毒事件に見られる公害を引き起こし、現地や下流域の住民を苦しめました。今も鉱山残渣といわれる黒い土が山々を覆っています。寂しそうな山々が延々と続いていることに、胸を痛めました。

 説明の後、植樹の場所に移動し、東京から持って行ったどんぐりの苗を植えました。植え方の説明や丁寧な指導をいただいて、初参加の筆者も2本も植えることができました。今回の参加者は計34名で、あっという間に50本の植樹が終わりました。これらの木々が大きくなって足尾銅山を緑で飾ることを考えると、胸が一杯になりました。来年にも来ることを心に決めながら、現地を後にしました。

 「足尾の山に100万本の木を植えよう」活動は、1年に1万本ずつ、100年植え続けるという発想で、2008年から始まり、今の世代だけではなく次の世代も引き継いで植え続けるように設定されています。植樹は植えた後の維持作業も大変だと聞いていますが、毎年1万本もの木々の世話をし、見守っている方々には敬意を払いたいと思いました。

 帰りのバスでは参加者たちから、「来年もぜひ続けたい」「今の原発はもしかしたら足尾銅山の二の舞では」「古河グループ所有の土地なのに、民間や国が緑化活動をしていることに疑問」など活発な意見が交わされました。

(参考URL)
・NPO法人 足尾に緑を育てる会 オフィシャルブログ
 http://blog.goo.ne.jp/ashio-midori

・エコメッセ
 http://www.npo-ecomesse.org/ecomesse

説明をしている秋野さん

木を植えている参加者たち

筆者が植えた木

【筆者】朴 梅花(PIAO, Meihua) / NPO法人 東アジア環境情報発伝所(East Asia Environmental Information Center) / 寄稿 /  [J11111101J]
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自然の友が中国大陸初の「無痕山林」初期段階講師を研修育成

受講者たちは一泊二日の「無痕山林」授業の後、中国大陸初の「無跡山林」初期段階講師となった。

北京市 先日、民間環境保護組織の自然の友が八達嶺国家森林公園で「無痕山林」講師研修を行い、受講者たちは一泊二日の「無痕山林」授業の後、中国大陸初の「無跡山林」初期段階講師かつ、建設計画中の八達嶺森林体験センターの契約講師となり、「無痕山林」の理念を多くの観光客に紹介していくこととなった。

 「無痕山林」とは英語のLeave No Trace(略称:LNT)の中国語訳で、アメリカで始まったアウトドアスポーツ方式だ。その主旨は自然の中で活動を行う際に、現地の生態環境に関心を寄せ、自ら努力してそれを保護、維持するよう呼びかけることである。

 今回導入した「無痕山林」授業は、八達嶺森林公園が現在建設中の「森林体験センター」のために準備したものである。「森林体験センター」計画は北京市園林局と民間環境保護組織自然の友が共同で行ったものであり、「森林体験センター」は400ヘクタール以上の国家森林をカバーしており、建設終了後には、800平方メートル以上の森林展示センター、数ヵ所の教育、休憩スペースもできる。八達嶺国家森林公園はこのセンターを中国森林教育センターのモデルとなり、都市人と自然の対話、学習、体験、模索、実践の多重空間になると確信している。

 八達嶺国家森林公園関係責任者は、「民衆向けのアウトドア活動スペースはほぼすべてが同様の壁に直面しており、参加者に豊富で整った体験をしてもらうだけでなく、民衆の行為の指導、教育も行う」と述べている。多くの観光客は環境への打撃をもたらす恐れがあり、観光客の山林での不当な行為は、環境の破壊を招き、脅威をもたらす恐れがある。「無痕山林」授業の導入は、まさにこのような問題に対応するためのものである。「無痕湾林」授業は、「アウトドア活動における山林の尊重」、「打撃・破壊を少なくする」などの原則、技巧を具現化している。「無痕山林」授業の導入によって、青い山が民衆にすばらしい自然資源を提供できるようにすると同時に、生態の持続可能な発展を実現できるようにしたい。

【筆者】自然の友 / 自然の友(Friends of Nature) / 寄稿 /  [C11101901J]
【翻訳】中文和訳チームC班 橘高子 ]]>

ここ数年、黒龍江省、吉林省で目撃される野生の東北豹の痕跡

3ヶ月を費やした撮影でも結果が出ず、がっかりしながら写真をチェックしていたところ、突然画面上に1匹の大きな豹が現れ思わず叫んでしまった。

黒龍江省 世界自然基金会(WWF)野外専門家助理孙戈は、吉林省汪清自然保護区西南岔林で、初めてはっきりとした東北豹を写真に収めた。

 WWFの虎豹及びその獲物の撮影調査は今年6月に始まり、汪清林に30数台の赤外線カメラを設置した。3ヵ月後そのうちの一台が2枚の東北豹の写真撮影に成功した。「私ともう1名のメンバーで撮影状況の確認に向かった。」山の上は灌木だらけで、孙戈が山頂にたどり着いた時には、息も絶え絶えであった。「3ヶ月を費やした撮影でも結果が出ず、がっかりしながら写真をチェックしていたところ、突然画面上に1匹の大きな豹が現れ、思わず叫んでしまった。」と孙戈は言う。そこで、2人はすぐに東北豹が残した足跡を追い、山の中を1時間余り追跡したが東北豹は見つけることができなかった。写真には、9月19日13時30分にちょうど山の尾根で活動していた東北豹が撮影されていた。その後、WWFの専門家と関係部門により東北豹であることが確認され、10月12日CCTVで本件が報道された。

 10月16日、筆者は東北林業大学野生動物資源学院を訪問し、今回の撮影メンバーと責任者である、WWF東北事務所虎豹保護プロジェクト高級官吏である姜広順教授を取材した。

 WWF東北プロジェクトは、2006にハルビンで設立され、2009年から姜広順率いる30人余りのチームは足跡が目撃されている黒龍江省、吉林省の両省で野外モニタリングを実施、調査面積は1735平方キロメートルに及んだ。今年の2月末、姜広順は他の野外専門家と共に吉林汪清を訪問し、虎豹の調査を行なったところ、雪の上に残された新しい東北豹の足跡が倒木の上に並んで残っているのを発見した。「足跡の大きさから虎と豹を識別することができる。東北豹の足の裏のサイズは5.5~7.5センチ、虎は8~13センチ。」と、姜教授は言う。姜教授によれば写真を見る限り、大人の東北豹である。東北豹は、一匹では生存できず、汪清林区での発見は、ここに長期定住している東北豹が繁殖していることが証明できるだろう。

 専門家によれば、以前には琿春によく東北豹が現れていたが、琿春とロシアは隣り合っているため、世界の一部の専門家は、これらの東北豹はロシアの国境を越えてやってきたものだと考えている。実際、10年前に琿春と汪清林区での東北豹の目撃記録があり、朗爷岭、張広才岭で東北豹の足跡が発見されている。今のところ、黒龍江省、吉林省の両省の東北豹の数は10匹以上と見られている。姜教授は、最近東北豹の数は増加傾向にあり、これは、封山育林、保護区の建設、人間の保護意識の高まり等と関わっているという。

 現在WWFは、绥陽林業局の自然保護区設立申請をサポートしている。この保護区が完成すれば、绥陽、琿春、汪清の3つの虎と豹の保護区として最も重要な地域が一つになり、省・国を越えて保護する虎と豹の通り道となり、ロシアの虎と豹が東北の長白山内部に向かって移動・拡散しやすくなる。

【筆者】東北ネット / 環友科学技術研究センター / 投稿 /  [C11101902J]
【翻訳】中文和訳チームA班 五十嵐裕美]]>

ダム中止の村で新たな間伐方法に挑戦

村人を支援するNPOが交流し、森づくりを支えている

岐阜岐阜県関市板取(いたどり)地区。福井県との県境にある川浦(かおれ)渓谷は急峻な山々に囲まれているため、真夏でも気温が25℃を上回ることがなく、高山植物や希少生物が生息している貴重な場所である。

この渓谷では、中部電力が発電ダムの建設計画を発表し、資材搬入用道路の建設などが続いてきたが、電力需要の低下や電力自由化に伴う競争のため、2006年に計画は中止となり、貴重な自然は守られることになった。

計画中止の背景には、板取地区(旧板取村)で建設反対運動に取り組んできた住民の存在がある。彼らは、川浦渓谷の自然の希少さを広く訴えたり、搬入道路の私有地に家を建てて資材搬入を阻止するなどの運動を展開してきた。

環境NPO「足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ」は、電力を享受する東京から、こうした動きを応援できないかと考え、スタディツアーやシンポジウムを企画・開催しながら、現地の人々との交流を続けてきた。この交流は計画が中止となったのちも続いている。

8月下旬、今年もメンバーたちは板取地区を訪ねた。ダム建設計画中止後の地域をどう支えていくか実践するためである。

山々に囲まれた板取地区は、当然ながら森林があるが、林業が衰退し間伐などの手入れがされること無く、荒れるがままになっている。木を育てるには一定の間伐が欠かせないが、間伐や搬出には人手や機材が必要でコスト高になるため、安い外国産材に押されている状況ではコストが見合わず、進んでいない。

そこで考えたのが「皮むき間伐」という手法だ。これは、4~8月の木が水を吸い上げる時期に、木の皮をむくことで立ち枯れさせ、1年後に乾燥した木を伐採するというものだ。時間はかかるが、木の皮をむ
くだけで水分が抜け、軽くなった木は丸太にしても女性や子どもでも運び出すことができる。

昨年皮むきした木のある森に入ったメンバーたちは、立ち枯れた状態の木を切り倒して、2メートル前後に切った丸太を肩に担いだり、引っ張ったりしながら、丸太を運び出すことができた。

もし、この試みが広がれば、建材やペレット燃料など間伐材の有効利用に役立つことになり、伐採コストを引き下げることで国産材の利用促進にもつながる可能性がある。この交流が、地域の元気を取り戻すきっかけになればと考えている。

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http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J06022401J

【筆者】山崎 求博(YAMAZAKI Motohiro)  / 足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ / 寄稿 /  [J11082602J]
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桐柏:市民参加によって緑色淮河源流の保護に尽力

千里淮河の源流である桐柏は、森林資源保護責任が重大。市民参加によって、造林者がボランティアに。

中国全土二年前、河南省桐柏県の山林は幾度となく盗伐され、メディアにも何度も取り上げられ、桐柏県の森林保護はひどいありさまとなった。現地の民間森林保護者たちは自らの山林を保護するため、次々と桐柏林業保護協会に参加し、現地の林業保護業務に尽力した。

 森林保護協会はすぐに政府部門との対話のプラットフォームとなった。2010年6月12日、国内の複数の民間環境保護組織と関連環境保護学者が淮河源流桐柏県に集まり、円卓対話会議の形式で、桐柏県政府と淮河源保護長期計画を協議した。

 今年6月24日の「市民参加、生態立県」シンポジウムで、双方の協力関係は高まった。シンポジウムでは、つねに淮河源森林保護に関心を寄せてきた環境保護組織の桐柏に対するこの一年の業務が認められ、森林保護の力不足によって世論で叩かれてきた桐柏県は非常に感動した。

特別整備 半年で100件以上の事案を調査

  全県が一丸となって盗伐取締りを行えるようにするため、2011年1月8日、桐柏県は林業秩序総合整備事業指導者チームを設立し、県委員会初期、県長がリーダーに、県委員会副書記、組織部長、紀委員会初期、政法委員会初期、広報部長、主管副県長が副リーダーに就任した。林業管理メカニズム整備、事案調査処罰にいたるまで、県指導者がすべて参加し、業務を分担している。

 同時に、全県範囲内の淮河源流森林資源総合整備活動を開始し、「現行犯取締り、犯行組織の摘発、大規模事案の解決、逃亡犯の逮捕」を主な方向性に定めた。6月までに、法に基づいて各種林業関連事案135件を調査、処罰し、刑事事件14件、過去の事件26件、行政事件95件を解決し、16人を拘束、11人を逮捕、28人の指名手配犯を逮捕、22人を移送起訴し、犯罪を許さない姿勢を示した。全県の林業関係違法事件は同比70%減となった。

長期的かつ効果的な四文書で根本から整備

 昨年から現在にかけて、桐柏県は森林資源保護管理に関する「規則、制度建設」を行い、根本から整備を強化し、相次いで県政府名義で『違法な樹木採掘、移植禁止に関する通告』、『森林資源保護管理業務強化に関する意見』を打ち出した。その後、林業局は『桐柏県木材経営加工監督管理弁法』、『桐柏県木材伐採・運搬管理弁法』などの一連の規範制度を制定し、大木の移植、天然林の伐採、木炭の焼成、松脂の採集などの行為を厳しく禁じた。

 淮河源流の山林資源には桐柏県だけでなく、周辺の県市も含まれ、境界地区では林業関係事件が起こりやすく調査、処罰は難航していた。地域を跨ぐ森林違法犯罪の法執行が行えないという問題を解決するため、桐柏県林業部門の申請によって、2011年3月18日、第一回河南桐柏森林資源行政事案複数区域連携法執行連合会が開催され、桐柏、泌陽、確山など六県区が連携法執行制度とメカニズムを構築し、連携法執行通告を打ち出した。

生態立県・緑淮源への戦略的転換

桐柏は林木資源大県で、森林被覆率は50.3%に達し、「全国生態環境建設モデル県」、「全国造林緑化百選県」、「全国緑化モデル県」などの称号を得ている。「かつて植樹造林を栄誉としていた地域が、自身の山林を大切にしない理由はありません」。、6月24日のシンポジウムで、北京環友科学技術研究センターの李力主任はこう語った。

  一連のメディアによる報道と、全県での林業秩序整備の著しい効果によって、桐柏県の林業保護業務は改めて認識され、これを契機として、この県の発展目標が改めて位置づけられ、生態と経済、資源と環境、開発と保護などの長期的な発展に関する問題が統一的に解決された。昨年から現在にかけて、桐柏の発展構想は大きく転換し、「工業立県」から「生態立県」へと変わった。

 「生態立県に、市民の参加は欠かせません。環境NGOが桐柏森林資源に参加していますが、彼らは森林保護員であるとともに、PRスタッフ、ボランティアでもあり、政府の管理、民間の訴え、生態保護という多面的な役割を果たしています」、シンポジウムで、趙豊璞副県長は、桐柏はこのような市民参加モデルを丹念に育成し、政府管理モデルを刷新していく、と語った。

【筆者】河南日報:陳輝 / 環友科学技術研究センター / 転載 /  [C11071302J]
【翻訳】中文和訳チームC班 橘 高子]]>