冷房は26度に!省エネキャンペーン 2005

2005年6月26日、「冷房は26度に!省エネキャンペーン 2005」が始まった。

北京市 昨夏、環境NGO6団体が当キャンペーンを発起、それに続き、今年も北京地球村、中国環境文化促進会、WWF、中国国際民間組織合作促進会、自然の友、環境と発展研究所、緑家園ボランティアズ、香港地球の友、コンサーベーション・インターナショナルの9団体が北京にてキャンペーン活動を開始した。

 予測では、今年北京の最大電力供給量は、1070万キロワットに達し、70万キロワットの電力が不足するという。 需要ピーク時は、エアコンの電力負荷が300万キロワットとなり、最大供給量の30%にも及ぶ。 本年度第1四半期には、去年より2省多い24省において電力供給量の制限が行われた。2005年は中国20年来の電力不足の年となるだろう。

 各省政府は電力不足による混乱を回避するべく、「高消耗・高汚染・低効果」から「低消耗・低汚染・高効果」な経済成長モデルへの転換を加速するよう訴えた。また、国内NGOは、3ヶ月間限定としたオフィスビル、ホテル、ショッピングモール等公共施設の室温設定改善運動を行い、室温を26度に設定するだけでエネルギー消耗の減少、夏季の電力供給危機回避、地球温暖化の緩和などの貢献をもたらすと訴えた。

 今回のキャンペーンでは、「参加表明」に重点を置いている。各NGOはボランティアをオフィスビル、ホテル、ショッピングモール等の公共施設に派遣し、「参加表明カード」を配布、希望者に記入してもらう。そして3ヶ月間カードの回収に努めるとともに活動の監督を行う。9月26日にはNGO9団体がこの成果を発表することになっている。

 「冷房は26度に!省エネキャンペーン 2005」のプレスリリースでは、中国国際民間組織合作促進会を代表とする9団体が本年度の活動計画を発表した。また、昨年当該キャンペーンに参加したホテルの代表がスピーチを行い、大量のエネルギー節約および利用客の理解獲得を実現できたと語った。中国環境文化促進会代表は、環境関係官庁のオフィスビルは率先して活動に参加し、その他公共建築の模範となることを提案した。さらに、今回は国家発展改革委員会環境と資源総合利用局の支持を得、まもなく《空調通風システム運行管理規範》が実施されるとのことである。

【筆者】北京地球村(Global Village of Beijing) / 北京地球村(Global Village of Beijing) / 寄稿 /  [C05062902J]
【翻訳】歳国 真由子]]>

残飯肥料で育った玉ねぎ入りコンビニ弁当登場!

名古屋市内のコンビニで、残飯からつくられた堆肥を使った玉ねぎ入り弁当が発売された。

愛知 コンビニエンスストアのサークルKサンクスは6月14日から、コンビニ店舗で売れ残った弁当やパンなどを堆肥にして栽培・収穫した玉ねぎを、同店舗で販売する弁当の食材として使い始めた。

 事の発端は、2001年に制定された食品リサイクル法だ。この法律は、外食産業など、食品関連産業から排出される生ごみや残飯などの「食品廃棄物」(注)を飼料や肥料などの原材料として再資源化させることを義務づけるもので、再生利用等の実施率を2006年度までに20%以上にすることを目標にしている。

 この食品リサイクル法の制定を受けて、サークルKサンクスでは2003年5月から、残り物の食品などを使った堆肥化試験に取り組んできた。そして2004年7月17日に名古屋市内のサークルK36店舗から、弁当や惣菜、パンなど、1日分の食品廃棄物およそ0.4トンを回収。この中から容器包装を取り除き、一次処理を施した。

 これに牛ふんを加え、切り返し・水分補給の後、約70日間熟成させて堆肥化。JAあいち経済連およびJAなごやの協力を得て、2004年11月から玉ねぎを試験栽培し、6月初旬に約1.6トンの玉ねぎが収穫された。

 そして、この「食品廃棄物」を利用した玉ねぎを食材にした弁当、約3万食が、6月14日から名古屋市内のサークルK約320店舗で販売された。サークルKサンクスによると、この玉ねぎが無くなり次第、通常の食材に切り替えるそうだ。

 2003年度の農林水産省の調査によると、日本全国で発生する「食品廃棄物」は合計1,135万トン。食品リサイクル法で定められた再生利用等の実施率に関しては、外食産業の19%以外の各種産業ではすべてクリアしており、食品産業全体では49%となっていることを考えると、もっと目標を高くしてもよかったのではないかと思われる。

(注)食品廃棄物……食品の売れ残りや食べ残し、製造・加工・調理の過程において生じたくずで、家庭から出る生ごみは対象にしていない。

(参考URL)
食品残さ堆肥で栽培した野菜の収穫、および弁当への利用について
サークルKサンクス プレスリリース(2005/6/6)

http://www.circleksunkus.jp/company/press/2005/0606.html

食品リサイクル関連情報(環境省)

http://www.env.go.jp/recycle/food/

「平成16年食品循環資源の再生利用等実態調査結果の概要」(農林水産省)

http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/junkan-saisei2004/junkan-saisei2004.pdf


サークルKの店舗(撮影:西郡葉子)

【筆者】廣瀬 稔也(HIROSE, Toshiya) / 東アジア環境情報発伝所(East Asia Environmental Information Express Messenger) / 寄稿 /  [J05062901J]
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荒野メンバーとの対面

台湾の自然保護団体「荒野保護協会」と北京の環境NGOメンバーが対面した。

北京市 自然環境保護の問題はすべての環境NGOにとって責任と使命である。いかにして環境保護を一人ひとりの継続的な関心事にするか。いかにして親しみと創意に富んだ活動にするか。いかにして更に広い発展の空間に作り上げるか。これらは環境保護に従事するスタッフ、ボランティアにとって差し迫った問題である。台湾「荒野保護協会」 という、ある素晴らしい自然保護組織とその協力組織、また生存環境に興味のある一般市民も同じようにこの問題に対面しており、実践の中から自分たちの答えを見つけている。

 自然の友は2005年6月28日、北京において、「星空の下の愛―荒野の夜」と題する公開講演を開催した。台湾荒野保護協会の理事長・李偉文氏が招かれ、北京大学で環境保護に関心のある人々および環境分野で働く人々に向け、台湾の自然保護について話した。また講演の前には台湾の環境保護のビデオが流された。

 翌29日は、自然の友が開催した「十年の荒野の道、ロマンと現実の間で―両岸環境NGO対談」が行われ、台湾荒野保護協会理事長李偉文氏のほか、副理事長の柯典一氏、ベテラン会員の黄雍熙・廖恵慶夫妻が招かれ、北京の環境NGOの代表と交流し協会の独特な成長の経験を分かち合った。

 荒野保護協会は1995年6月25日に成立し、長年にわたる教育普及と生息地保護の方法で、台湾の自然生態環境を守ってきた。現在協会は多くの分会、連絡所と8000軒 の家庭会員を持っている。十年間の発展を通して、荒野保護協会は台湾で最も大きな環境保護団体となった。十年の風雨の歴史、人々に与えた感動、そして最も重要なことはNGOとしての順調な発展という貴重な経験を積んだことである。抗議の姿勢と草の根教育、対立の代わりに互いに協力し合う環境イシューへの参与モデル、だれでも参加できるボランティアモデル、自然教育センターの設立、メディアを使った幅広い宣伝で市民に台湾の自然に誇りを持つように呼びかけてきた。

【筆者】周 玲(ZHOU, Ling) / 緑色北京(Greener Beijing Institute) / 寄稿 /  [C05062901J]
【翻訳】久保 麻衣子]]>

夏の森の豊かさをはかろう―「リアルネイチャー・キャンプ」開催

リスのごちそう、今年はどのくらい?~夏の森の豊かさをはかろう~

群馬 昨年から日本自然保護協会(NACS-J)が群馬県・赤谷エリアで進めている「赤谷プロジェクト」の一環として、今年も「リアルネイチャー・キャンプ」が開催されます(「キャンプ」という名前ですが、温泉宿に泊まります)。

 フィールドとなる「赤谷の森」は、最奥には谷川連峰の山々、谷の中腹にはブナを中心とした自然林、標高の低いところには里やまが広がっています。森の入口から主稜線までの標高差はおよそ1400m。森の主要な谷には、里やまと奥山との境界線を示すように秘湯の一軒宿があり、訪れた人びとを癒してくれます。

 かつてこの地域には、ダムとリゾートの建設が計画されていましたが、地域の温泉旅館の方がたから「ふるさとの森とくらしを守る活動を応援してほしい」とのSOSを受け、NACS-Jは活動を開始しました。その結果、2002年にはすべての計画が白紙撤回され、「赤谷の森」は「みんなの力で残せた森」となったのです。

 この森は1万haの国有林で、ツキノワグマ、イヌワシ、カモシカなどの大型の野生動物が生息できる、生物多様性の高い、豊かな森です。この森を守り、育て、復元していくことを林野庁に提案したところ、その提案が通って、NACS-Jと林野庁、そして地元の方々による、日本初の大型協働プロジェクトとして2004年度から「AKAYA(赤谷)プロジェクト」がスタートしました。

 そのプロジェクトの一環として昨年から始まった「リアルネイチャー・キャンプ」を、今年は「リスのごちそう、今年はどのくらい?~夏の森の豊かさをはかろう~」というテーマで、7月17、18日の1泊2日で開催します。

 木々の実りを心待ちにしている森の住人「リス」の視点で、クルミやモミなどの木々の夏の姿を観察し、今年の赤谷の森の豊かさをはかります。リスを狙う動物のくらしと合わせて、生き物のつながりを見つけましょう。

 2日間のプログラムのあと、森のどこがすてきだったか、どんな生き物を見つけたかを、お配りする地図に書きこんでいただきます。参加された方が見つけた情報を集めて、『森のデータバンク』を作り、ホームページで公開する予定です。

 多くの市民の協力で守れた森。その豊かさにふれ、「守れて良かったな」と、ぜひ実感してください。みんなで残せた豊かな森に、会いにいらっしゃいませんか。

*お申込み・お問合せは、NACS-Jまで

http://www.nacsj.or.jp/event/real/real-index.html

【筆者】森本 言也(MORIMOTO, Kotoya) / 日本自然保護教会(NACS-J)(THE NATURE CONSERVATION SOCIETY OF JAPAN) / 寄稿 /  [J05062902J]
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高温が続き北京市の電力需要ピークが例年より早く到来

北京市気象台が今夏最初の高温オレンジ警報を発令。北京市の電力需要ピークが例年より早く到来し、水道水供給量も最高値を記録。

北京市競報より:

 6月20日、大望路附近の某オフィスビル前で温度計を屋外に6分間置いた結果、温度計の針が極限の摂氏50度を示した!

 6月20日午前11時、北京市気象台が今夏最初の高温オレンジ警報を発表。20日から23日にかけて北京市は“オーブン”状態になり、最高気温は摂氏38度、一日の平均気温は平年に比べてかなり高くなると発表した。

 北京市専業気象台の丁徳平所長によれば、当日の最高気温が摂氏35度を超える時、市気象台は即高温警報を発令することになっている。高温警報は第一に市民に暑さ対策を促し屋外活動を極力避けるよう注意を与えるものであり、第二に関連業とりわけ屋外で作業を行う企業に対して、正午頃の気温が最高になる時間帯は作業を避けると共に暑さ対策を施すよう注意を与えるものである。

 市気象台の気象専門家は、「高温警報は赤色とオレンジの二段階のレベルに分けられており、高温オレンジ警報は24時間以内に最高気温が摂氏37度以上になる見込みがあることを表し、高温赤色警報は同じく最高気温が摂氏40度以上になる恐れを表すのである。」 と語った。

 また、専門家によれば、高温もまた災害的な気候のひとつであり、市民の生活用水、電力、人々の健康、工業及び農業生産等に深刻な影響をもたらす可能性がある。高温は水、電気の使用量の急激な増加を招くため、市民も節水節電に注意しなければならない。屋外で作業或いは活動する人は熱中症対策のために水を多く飲むこと。お年寄りや子供、体の弱い人は出来る限り外出を控えるべきだそうである。

新華ネットより:

 高温が続くことにより、北京の夏電力需要のピークが例年より早く到来した。
記者が北京電力公司から得た情報によると、21日の電力使用量は920万kWに達し、22日の午後4時には967万kWに達した。これは北京の電力網における電力供給史上最も高い値であり、943万kWという史上最高値を超えている。

 北京水道水集団から発表された情報では、21日の北京市内の供給水量は238.6万立方mに達し、2001年以来最高であった最大日給水量235万m3を超えた。

【筆者】周 玲(資料整理)(ZHOU, Ling) / 緑色北京(Greener Beijing Institute) / 新華ネット、競報 /  [C05062201J]
【翻訳】小田 幸治]]>

夏場には軽装を。「クール・ビズ」でどこまで変わる?

6月から「クール・ビズ」という新たな試みが始まった。

日本全土 日本の夏は蒸し暑い。気温の上昇に加えて、降雨が続くため湿度が上昇するためだ。しかし、働く男性の多くはワイシャツにネクタイ、上着を着用し、汗だくになりながら駆け回っている。でも、今年は少し違うようだ。その火付け役は環境省。同省は、6月から「クール・ビズ」と名づけた軽装を奨励、呼びかける運動を始め、今、国民的議論になっている。

 この言葉は、「涼しい」「格好いい」のクールと「ビジネス」を掛け合わせたものでノーネクタイ、ノー上着にすることで、体感温度を下げさせ、夏を涼しくすごそうというわけだ。冷房温度28度を定着させ、省エネルギーにつなげるとの効果をも狙っている。

 早速、政府首脳をはじめ、経済界のトップたちが 先頭を切ってネクタイを外し、PRに努めている。また、白いワイシャツだけだとだらしなく見えるため、ネクタイにも合わせられる色物かつ襟元を工夫したシャツが売り出された。一方、逆風にさらされたネクタイ業界は売り上げが減少してしまうと、ノーネクタイの呼びかけを考え直すよう政府に求めたが、政府は「ネクタイが悪いとは言っていない。逆風をばねに工夫して欲しい」と涼しい顔だ。

 今回の「クール・ビズ」はある程度浸透する気配を見せている。大手スーパーや電力会社などでも、全社員を対象に「クール・ビズ」の導入を決めた。

 私が勤務する東京都庁でも、6月21日から3ヶ月間、夏の軽装を呼びかける通知が出された。このような通知は毎年出されているのだが、今年は政府が力を入れているだけあって、取り組みも一味違う。執務室の入り口には「軽装で失礼します」と書かれたポスターが掲示され、ネクタイ着用をやかましく言っていた課長自ら率先してネクタイを外している。執務室でもノーネクタイの職員がちらほら見られるようになった。ポロシャツで出勤した私の姿を見た若手職員は「涼しそうですね」 とうらやましそうだが、「どんな格好をしてよいのか分からない」と困惑気味だ。

 S建設では6月16日から9月30日迄の間、軽装を励行するようにとの事務連絡が出されている。事務連絡が出された同日、社長が全社内を回り、「トップが変わらなければ部下も変わらない」と自ら率先して、「クール・ビズ」運動に取り組んでいるという。

 大手電機メーカーN社でも、冷房温度は28度とし、軽装着用も可、という形で緩やかにクール・ビズが始まっている。ただし、先に行われた株主総会では、役員以上全員、ネクタイに上着着用で物々しい様相だったそうだ。

 そろばん勘定の得意な政府は、クール・ビズのもたらす経済効果について6千億円とはじき出した。シャツなどの購入が一人当たり数万円増えると言うわけだ。しかし、消費が増えるということは、それだけ使うエネルギーが増えることになる。また、政府の温暖化対策がこのような運動にとどまることなく、実質的な対策を打ち出せるよう、クールな中にもホットな議論を産業界や市民を交えて展開してほしいものだ。

【筆者】山﨑 求博(YAMAZAKI, Motohiro) / (NPO)足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ(Edogawa Citizen’s network for Climate-Change) / 寄稿 /  [J05062201J]
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今年も開催、100万人のキャンドルナイト!

夏至の6月21日の夜、電気を一斉に消すアクションが全国で行われた。

日本全土 2005年の夏至にあたる6月21日。2003年から夏至と冬至の年2回開催されてきた「100万人のキャンドルナイト」が開催された。「100万人のキャンドルナイト」とは、「でんきを消して、スローな夜を。」を合言葉に、6月21日の夜20時から22時までの2時間、電気を一斉に消すという全国規模のアクションである。5回目となる今年は、6月18日から21日を中心に、全国で336件(100万人のキャンドルナイト実行委員会HPより)のイベントが開催された。

 自然エネルギーと省エネでエネルギー自給率100%をめざす岩手県葛巻町でも、5回目となる「100万人のキャンドルナイトinくずまき」(主催:くずまき環境パートナーシップなあす、他)が行われた。

 「100万人のキャンドルナイトinくずまき」の事務局を担当した下天广浩さんは、「電気をつけて暮らすのが当たり前のこの時代(この日本)、『電気を消して、スローな夜を。』というキャッチコピーのもとに電気を消すという誰でも簡単に取り組むことができる省エネをしながら、日本全体に広がる暗闇のウェーブに参加しています。毎回ドキドキ、ワクワクしながらその日を迎えるのですが、私たちが企画しているキャンドルナイトは“葛巻らしさ”と“楽しく”がコンセプト。
 これまで茅葺き屋根の南部曲がり屋で、またペレットストーブを囲んで、開催してきました。
 5回目の今回は「CO2ってどんな味?~CO2を食べよう!!減らそう!!~」と題して、CO2が好物の「花」をプランターに植え、環境美化の活動とともにキャンドルナイトを開催。
 花のプランター作りの魅力も手伝って、約50名が参加しました。キャンドルナイトは簡単にできる省エネで、その灯りがもたらす雰囲気にも誘われてか毎回参加者も増えています。これからも、無理なく楽しく続けていきたいと思います。」と語る。

 現在開催中の愛・地球博の「地球市民村」でも、「100万人のキャンドルナイト in EXPO」『未来のためにあかりを灯そう』が開催された。6月に出展しているNGOによるトークの後、午後8時の大観覧車のライトダウンを合図に、村全体がろうそくの灯りに包まれた。

 また、市民によるこうしたアクションに呼応する形で、環境省も「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」を実施。特に、夏至の日の直前の日曜日となった6月19日(日)の夜には、「ブラックイルミネーション2005」と題し、20時~22時の2時間、東京タワーなどのライトアップ施設の電気が消された。環境省のHPによると、「ブラックイルミネーション2005」に参加したのは全国22,696施設で、602,799kWhの消費電力が節約できたという。これは、標準1世帯の年間電力消費量の約166倍に相当する。

 こうした電気を消そうというアクションはお隣の中国でも始まったそうだが、大勢の市民が、日々の暮らしを見つめなおす素敵な一夜を過ごしたようだ。


100万人のキャンドルナイトinくずまき

100万人のキャンドルナイト in EXPO(地球市民村事務局)

【筆者】廣瀬 稔也(HIROSE, Toshiya) / 東アジア環境情報発伝所(East Asia Environmental Information Express Messenger) / 寄稿 /  [J05062202J]
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中韓NGO代表、北京で会合

韓国の新聞社「市民の新聞」は、このほど「韓国NGOの中国研修」を実施した。各分野の韓国NGO代表17名が中国のNGO代表と北京で会合を開いた。

北京市 「市民の新聞」の委託を受け、中国のNGO「自然の友」は2005年6月21日、中韓NGO指導者座談会を主催し、指導者間のディスカッションや交流の機会を設け、中韓NGOの協力アクションの第一歩を踏み出した。

 「市民の新聞」は1993年に創立され、NGOに焦点を当てている民間新聞社である。中国社会の発展と中国NGOの情報を理解し、東アジアのNGO連帯活動における中韓NGOの役目を高めるため、「市民の新聞」は毎年、韓国の主要NGOの総幹事長を対象者とする「韓国NGOの中国研修」を実施してきた。2005年6月、「市民の新聞」は再び同研修企画を行い、韓国各分野のNGOの総幹事長と新聞社の編集委員計計17名が参加している。

 交流活動に参加した中韓の主要NGOは、環境、貧困扶助、権益保護、フェミニズム運動、エイズ予防、コミュニティ組織と教育などの分野に及んでいる。環境保護分野において、韓国からはNGOタイムス・キムヨンギョンさん、KFEM・ジウングンさん、環境正義・ジョンスフィさん、YMCA・イムウンギョンさん、中国からは「自然の友」・梁従誡さん、緑家園・趙昂さん、緑網・韓紅梅さん、アラサンSEE生態協会・朱際川さん、中国政法大学汚染被害者法律援助センター・許可祝さん、緑色北京の周玲さんなどが参加した。

【筆者】周 玲(ZHOU, Ling) / 緑色北京(Greener Beijing Institute) / 寄稿 /  [C05062202J]
【翻訳】燕]]>

2年目を迎えた身近な水環境の全国一斉調査

6月5日の環境の日、昨年に続いて2回目となる「身近な水環境の全国一斉調査」が行われた。

日本全土 6月5日の環境の日、昨年に続いて2回目となる「身近な水環境の全国一斉調査」が行われた。

 全国統一方式は、「パック試薬を用い、(低濃度)COD(注)のみを測定するもので、全国でおよそ400の団体が、河川を中心とした身近な水域(河川数:およそ180)において約5,800地点を調査する」もの。市民団体や学校等の協力を得ながら展開され、連絡事務局である「みずとみどり研究会」には全国からの測定結果が届いている最中である。統計結果がまとまるにはしばらく時間がかかる見込み。

 荒川では11年前から実施しており、今年も20数団体により、約60カ所で調査が行われた。測定項目は、CODについては標準濃度用(0~100mg/l)を使用し、透視度や、pH、アンモニウム体窒素、亜硝酸体窒素、硝酸体窒素など広く測定も行なっている。荒川下流域(支流を含む)の調査団体は、調査項目の多い「荒川用」と低濃度CODのみの「全国用」の2パターンの調査用紙を記入することになる。

 6月5日、筆者は荒川最下流部の葛西橋、船堀橋、小松川橋の3地点で(並行して流れる中川もあわせて6ヶ所)の調査を行なった。結果は、CODでは6~7前後で、ほぼ例年並。10年のスパンで見ると、CODに限らず同時に調査した窒素の値も漸次小さくなり、全般に水質は改善されているといえる。釣りや投網で獲れるハゼやボラ、スズキなどの魚がにおいもあまり気にならずに食べられるようになったことは、それだけ水質が改善し、川が身近なものになったということができる。

 川の水質調査の最大の狙いは、その川の中で生き物が生きていけるかどうかを確かめることだ。そこに魚が生きており、その魚が食べられるとすれば、その川の生態系は正常に機能しているといえる。有機物が分解して窒素などの栄養塩が適度にあり、それによって植物プランクトンが繁殖し、それを動物プランクトンが食べ、さらに小魚、大きな魚、鳥や人間が食べるという形で生態系の輪がつながっていることを意味するのである。全国で、川が生きていることを実感できる日が来ることを願う。

(注)COD:化学的酸素要求量(Chemical Oxygen Demand)

(参考URL)
・身近な水環境の全国一斉調査
 http://www3.tky.3web.ne.jp/~sarahh/issei/


クリーンメジャーという道具を使っての透視度測定の様子

【筆者】佐藤 正兵(SATOU,Shouhei) / (NPO)荒川クリーンエイド・フォーラム  / 寄稿  /  [J05061801J]
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環境よりも経済効果を、2年目の北海道サマータイム

札幌商工会議所が提唱する「北海道サマータイム月間」が今年も実施される。

北海道 札幌商工会議所が提唱する「北海道サマータイム月間」が今年も実施される。期間は6月20日から7月31日までの約40日間。今年は道内の約350の企業や団体、行政機関が参加し、参加者は1万人に達する見込みだ。

 北海道は高緯度に位置し、冬の日照時間は短いが、夏は東京や大阪より約1時間も長い。同じく高緯度に位置するヨーロッパの国々では、この特性を活かそうと、サマータイムを取り入れている。夏の間、時計の針を進めることにより、明るい時間を有効利用し、加えて夜の消費電力も抑えることができるので、省エネ効果にもなるというわけだ。札幌商工会議所は、制度の導入に向けて2002年から研究を始め、昨年から導入実験を3年計画でスタートさせた。実験では、実際に時計の針は進めない。

 昨年は、札幌市役所や市内にある銀行、百貨店など221の企業や団体の約6000人が参加。今年は札幌市に加え、小樽市や旭川市、そして道の参加もあり、昨年に比べ、参加者が大幅に増える。サマータイムの導入に慎重な姿勢を見せていた高橋はるみ北海道知事も、昨年の導入実験後の調査で、ある程度の効果が認められたことを受け、今年の参加に踏み切った。道では、参加部署を募り、実施するが、学校や病院、行政窓口などの道民の生活に大きく影響する場所は対象外となる。
 
 サマータイム導入の効果として、省エネ効果があげられるが、北海道の場合、省エネ効果はさほど重要視されていない。大きなねらいは2つ。第1に北海道の地域特性の強調、第2に個人消費の拡大と新ビジネスの創出などの経済効果である。つまり、長引く「北海道不況」の起爆剤なのだ。ある調査によれば、全道で1時間進めた場合の経済波及効果は648億円に及ぶという。昨年の導入実施後の調査では、サマータイム月間中に消費額が増加した人は、全体の約70%であった。しかし、実験対象者数が少なかったことや、一部での導入により生じるマイナス点も多かったため、調査結果を一概に判断することはできない。
 
 環境対策よりも経済効果を狙った北海道のサマータイム導入。参加者も増え、より注目度が上がった2年目の今年、国でのサマータイム導入議論が本格化している中で、その結果に注目が集まるであろう。


札幌の旧北海道庁舎

夕暮れの函館市街

【筆者】榎木 真理子(ENOKI, Mariko) / 東アジア環境情報発伝所(East Asia Enviromental Information Express Messanger) / 寄稿 /  [J05061501J]
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