グリーンピースが風力エネルギー普及活動を開始、青少年に再生可能エネルギーの将来性をアピール

グリーンピースは9月17日北京航空航天大学で、“拉風行動”(風力エネルギー普及活動)のTシャツデザインコンテストを開催した。

北京市 国際環境保護団体グリーンピースは9月17日北京航空航天大学において、“拉風行動”(風力エネルギー普及活動)のTシャツデザインコンテストを開催し、同時に風力エネルギーを紹介したウェブサイト www.surewind.org も開通させた。若者の間で再生可能エネルギーへの理解が深まることを願う。

 また、グリーンピースは参加者の発想のヒントにと、大学の緑園にこれまで長年にわたる活動で使ってきた40余りあるメッセージTシャツを展示した。そのメッセージは気候の変化と再生可能エネルギー、遺伝子組み換え食品の安全性、森林保護、海洋汚染、反戦などである。

 グリーンピースの気候とエネルギー部門主任の喩捷さんは次のように語る。「気候の変化は現在急速に我々の生活している地球を変えています。多くの科学的根拠によりすでに化石燃料の使いすぎが原因だということが証明されています。再生可能エネルギーの発展とエネルギー効率の向上が唯一の解決の道なのです。今の若者は温暖化の受難者です。そして同時に未来の社会の中核となる力なのです。今回のコンテストのテーマは『小さなTシャツ、大きなエネルギー』。若者に少しでも早く再生可能エネルギーを知ってもらいたい、そしてこのようなデザイン大会に参加することを通して、自分の力が加わっていることを肌で感じてもらいたい。」

 中国では、再生可能エネルギーの発展にかつてないチャンスが訪れた。1つは、今年初め、中国政府が《再生可能エネルギー法》を発布したこと。この法律は来年の1月1日から施行される。そしてもう1つは、今年11月7日と8日に第2回世界再生可能エネルギー大会が北京で開催されること。この大会には世界各国の大臣クラスの政府高官、金融界や工業界の要人が集まり、再生可能エネルギー発展について協議する。

 このTシャツデザインコンテストの結果は再生可能エネルギー大会の前夜に発表される。そのとき、ボランティアが入賞作品のTシャツを着て人文字を作る予定だ。歓迎の気持ちと、政府や各種業界に対して再生可能エネルギー発展のより一層積極的な政策を期待する気持ちを表す。

 コンテスト参加者はウェブサイトwww.surewind.org にて登録し、そこで大会の詳しい状況と風力エネルギーに関する基本的な情報を得ることが出来る。

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【筆者】康 雪(KANG, Xue) / ENVIROASIA 中国チーム (ENVIROASIA China) / 寄稿 /  [C05092802J]
【翻訳】中文和訳担当A班 萩原成子]]>

中国で9つのNGOが呼びかけ 「今日一日、愛車を休ませよう」

9月22日は国際ノーカーデーである。市民の環境意識を高めようと、北京地球村環境教育センターらが共同で呼びかけを行った。

北京市 9月22日は国際ノーカーデーである。市民の環境意識を高めようと、北京地球村環境教育センター、中国環境文化促進会、世界自然基金会、中国国際民間組織合作(協力)促進会、自然の友、環境と発展研究会、緑家園ボランティア、香港地球の友、コンサベーション・インターナショナル(CI)の9つのNGOが共同で北京の車ユーザーに9月22日は車を使わないように呼びかけた。

 「車の出現は、社会にとってある種の進歩である。そのため、“ノーカーデー”の趣旨は車を禁止し、断絶させることではない。“ノーカーデー”はこの日をきっかけに、私たちの生活や発展のスタイルをより省エネルギーな方式に転換できないか、ということを考える日である。

 「私たちは市民に9月22日という“国際ノーカーデー”の日に自家用車の代わりにバスを使ってもらい、近距離のお出かけの際には徒歩や自転車に乗ってもらうことによって、北京の交通を少しでも緩和させたい。自然に与える悪影響を少しでも減らし、北京という歴史のある・ファッショナブルな都市にひとときの静けさと安らぎを与えたい。

 今日一日、愛車を休ませてあげよう」

《バックグランド》

 中国では、自動車の個人所有率が急速に増えたため、これに伴って交通部門の燃料消費量も急速に増え、中国の燃料供給システム、そして中国経済もある程度の影響を受けた。2020年以降になると、中国の原油消費量の50%以上は輸入に頼らざるを得なくなると言われており、国のエネルギーの安全供給は危機にさらされている。インターネットで発表されているデータによると、排気量が1.6Lの5人乗りの自動車が毎日50km走行した場合、一年間の走行距離はおよそ1万8000キロに達するという。現在、都市部の一般的な交通事情のもとで乗用車を100キロ走らせた場合、ガソリン消費量はおよそ10Lで、すなわち一年間では1800Lになる。一方で、北京市に登録されている自動車はすでに250万台に達している。

 このほか、自動車の排気ガスも空気を汚染したり、人体に健康被害を与えたり、直接的ないしは間接的な被害を引き起こしている。自動車の排気ガスの主な汚染物質は一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物、鉛などである。排気ガスのほか、自動車が発する騒音も日増しに深刻なものとなっており、都市部の騒音の85%を占めるほどである。

 今日、北京の交通と言えば、渋滞はすでに避けられない話題である。多くの市民は通勤に1時間かかっており、1時間半以上かかる人も少なくない。著名な経済学者茅于軾氏によると、北京一年間で渋滞による損失はおおよそ60億元、北京市民一人あたりの損失は一日1.1元であり、年間で400元にも達するという。

【筆者】北京地球村(GVB) / 北京地球村環境教育センター(Global Village of Beijing) / 寄稿 /  [C05092803J]
【翻訳】黄 清純(Qingchun Huang)]]>

青少年グリーン・ソウル 大気キャンプを終えて

その年、夏の蛍

ソウル特別市 光復節(訳注:日本植民支配から独立した日を記念し、祝う日)のあるこの黄金のような連休は何をしようかな?と心配する代わりに、我々が吸っている空気について考える機会を持とうと、青少年が環境運動連合に三々五々に集まってきた。キョンソン高等学校の太陽エネルギー研究チームの子供たちと一般の子供たちで構成された今回のキャンプは、「大気」というテーマで、間光化門(クァンファムン)一帯の大気質調査などが、1泊2日で京畿道楊平(ヤンピョン)の明達里(ミョンダルリ)にて行われた。

 土曜日の午前、環境運動連合に集まった子供たちは簡単なオリエンテーションを経て、最初のプログラムとして、環境運動連合を見学した。大気問題から離れられない再生可能エネルギーと、実際運営されている太陽光発電機や風力発電機の様子を見ながら、環境運動連合のエネルギー活用について簡単な説明も聞く機会となった。簡単に見学を終え、参加者は大気調査に向けてサンプラーの設置と土のサンプリングのために光化門一帯へと足を運んだ。しかしながら、いつもソウル市内で最高の交通量を誇っていた光化門一帯が、光復節の行事イベントの関係で交通が規制され、車両は通常の1/10に減っていた。

 しかし、参加した子供たちは地下道とバス乗り場、並木などにサンプラーを設置し、略図を描いておくなど、調査に熱心だった。かなり遠い距離と夏の暑い日差しは子供たちを疲れさせたが、調査に臨む子供たちの姿は真剣そのものだった。

 午前のプログラムを終えた子供たちは、バスに乗り込み、京畿道楊平の明達里に向かった。しかし、予想外の交通量増加で道路が混み、予定時間をはるかに越えて目的地に着いた。車内での時間が長かったため、子供たちはとても疲れていたが、こんなことで挫けるものか!子供たちはしばらく休憩をとり、近くの森へと向かった。明達里は山に取り囲まれており、村を囲んでいる森がとても鬱蒼としていた。

 山を登りながら、我々は森の役割と森を保護する重要性などについて話を聞いた。自然に育つ森と人の手で育てられる森について話し合いながら、健康な森について色々なことを聞く時間となった。せせらぎが絶えない谷間の川で水遊び。森から流れてくる水は、数日前の雨の影響もあって、都市ではなかなか感じられない爽快さと涼しさをそのまま感じ取ることができた。

 美味しい夕食を終え、子供たちとともに自家太陽光発電機を直接作ってみる時間を設けた。基本的な設計図面について説明を受け、ようやく作りがスタート!ザーッとカッターで切る音やカリカリと鉛筆で描く音、誰もが熱中している様子だった。子供たちが直接切ったり、貼り付けたりして作る太陽光発電機は、参加した青少年に直接製作するという誇りのほかに、太陽光発電は我々の実生活とはるかに遠い馴染みのないものではなく、いつでも活用可能なエネルギーであることを感じさせてくれた。また、汚染のない再生可能なエネルギーを活用・開発し、親しみを感じられるよう我々の生活の中に積極的に取り入れることで、深刻な環境汚染問題を克服できる代案も生まれるだろう。

 各自完成させた発電機を抱え、写真を1枚パチリ!学生の顔には微笑みが絶えなかった。

 夜10時過ぎ、我々は懐中電灯無しで、明達里の森に向かった。すぐ前に歩いている友達の後ろ姿さえ見えないほど真っ暗な暗闇の中で、我々は都市では見られない貴重な経験をした。蛍をみたのだ。汚染された環境の中では決して生息せず、周辺環境がどれだけきれいなのかを示してくれる昆虫、蛍。暗闇の中で青みがかった光を発している蛍の出現は我々に新鮮な衝撃を与えてくれた。

 「さあ、このまま横になってみよう」。都市の道端では決して出来ないこと。人々が行き交う道でそのまま横たわって空を見た。山を登ってくる時に1つ2つ瞬いていた星はいつのまにか曇の中に隠れてしまったが、耳元で聞こえる虫の音、水の音に我々はしばらく都心の騒音から抜け出し、平穏なゆったりした時間を過ごせた。あまりにも気持ちよかったのか、1日中疲れていた子供たちは、1人2人涼しい夜の空気の中でそのまま眠ってしまった。休憩が終わり、暗い森から下りながら、我々はまた1つの新たな自然の姿を心の中に刻むことができた。

 翌朝、昨日設置しておいたサンプラーはどうなっているかな。朝食後、慌しくソウルへと出発した我々は、環境連合に着く前に光化門に寄り、サンプラーを回収した。

 無事に回収されたサンプラーがある一方、誰のいたずらか、粉々に砕けているサンプラーもあった。調査への協力をお願いする案内文まで貼って、徹底的に準備をしたのにもかかわらず、いたずらをする市民はどこにもいるようだ。環境連合の広場において分光光度計で回収したサンプラーを分析した。サンプラーに試薬を入れて、測定時間を待ち、係数をかけて値を出すといった作業を慎重にこなす子供たちを見て、この子たちが環境に関心を持てるように努力すれば、大人並みの役割を果たせるのではという思いがよぎった。

 子供たちが測定した値は周辺環境の影響(交通規制)で予想よりはるかに低く、子供たちに都心の大気汚染の深刻性をはっきりと認識してもらえなかったものの、このような経験の1つひとつが青少年たちに環境の重要性を知らせる小さなきっかけとなるよう心から願っている。

 ――夕飯を食べた後、蛍を見に行ったのが、一番記憶に残る。蛍はとてもきれいなところでしか生きないという。それだけ、最近はなかなか見ることが難しいのに、そんな蛍を2匹も見たのでとても嬉しかった。道端に横たわって、空を見た時はとても気持ちがよかった。(大気キャンプ参加者、キム・ジヌさんの後記より)――

▲環境連合建物の自家発電システムについて聞いてみよう~

▲みんなで手作りした太陽光自家発電機

【筆者】パク・ミニョン幹事 / 環境運動連合 / 環境連合 /  [K05092201J]
【翻訳】ユン・ミヨン]]>

第5回日中韓環境産業円卓会議が開催

環境産業及び環境技術の協力の促進について情報を交換する日中韓環境産業円卓会議の第5回目が開催された。

東京 9月13日及び14日に、東京の三田共用会議所にて「第5回日中韓環境産業円卓会議」が、各国環境省等の局長クラス、研究者、エコラベル認証機関等の担当者などの参加により開催された。この会議は1999年の第1回日中韓三カ国環境大臣会合の合意に基づき、環境産業及び環境技術の協力の促進について情報を交換する場として設けられたもの。これまでに、2001年のソウル市を皮切りに、兵庫県、北京市などで開催されてきた。開催当初は、情報のすり合わせ的な要素が強かったものの、回を重ねるごとに内容が絞られつつあり、より具体的な内容へと変容してきている。

 今回は、グリーン購入、環境マネジメントシステム、環境ラベリング認証制度、エコビジネスをテーマとしたセッションが設けられ、それぞれに対する3カ国の取り組み状況や、新しいアイデアと課題、それに対する提言などの意見交換がなされた。

 社会や環境の状況は3国で大きく異なるため、どの国でも自国の事情に合わせた取り組みを行っている。テーマ毎で各国のコンタクトポイントを明確にし、連絡体制を構築することも議題に上った。例えばグリーン購入の分野においては、今年5月に設立された国際グリーン購入ネットワーク(IGPN)などを核にネットワークを構築することなどが確認された。

 今後もこの会議は継続して開催され、さらに具体的な内容となっていくことが予想される。次回の会合は来年、中国で開催される予定で、それまでにグリーン購入については中国、エコビジネスに関しては日本、そして環境ラベルに関しては韓国が調整担当国となり、協力を進めていくこととなった。


さまざまなエコラベル(撮影:冨田行一)

【筆者】伊藤博隆(Ito Hirotaka) / なし / 寄稿 /  [J05092102J]
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愛・地球博におけるNGOの役割

 国家による万博から市民による万博への過渡期にあった愛知万博終了後、関係者の「今後」が注目される。

愛知 3月25から始まった「愛・地球博」が最高の入場者数を記録した9月18日(日)、地球市民村の交流ホールにて「愛・地球博におけるNPO/NGOの役割」と題するシンポジウムが開かれた。これは万博への市民参加を体現している地球市民村が主催した総まとめシンポジウムの最終回にあたり、60名近い関係者らが席を埋めた。

 パネリストには、現在地球市民村に参加しているNGO、会場計画の段階から万博の自然保護に関して提言を重ねてきた地元市民などが顔をそろえ、「愛・地球博」で実現した市民参加、および実現しなかった市民参加について、それぞれの思いの丈を語った。

 『万博幻想』などの著書があり、自らも地元団体と交流する東京大学大学院の吉見俊哉教授は、今回の市民参加は「いくつかの偶然が重なった」ためという。「海上の森が万博の候補地になったことで、市民が動き出した。最初から青少年公園での開催が決まっていたら、市民参加はなかったかもしれない」と、万博そのものが市民参加を生みだしたと語った。

 吉見教授によると、市民の活躍によって会場が海上から長久手に移ったために、一方で「テーマである『自然の叡智』を問うことの必要性があまり問題にならなくなった」という。もし海上の森で万博をやったとしたら、会場にいる人誰もが環境を意識せざるを得なくなり、「これは本当に環境万博なのか?」と問うことになる。海上の森を守り、青少年記念公園を利用した形での長久手会場ができたことで、「環境」を問うことにおいて、追求するものが曖昧でも良くなってしまったという。

 そうして「自然の叡智」というテーマに取り組むためのハードルが低くなったとき、今回の万博の重要な産物として目が向けられるのは、やはり「市民参加」の行方である。検討会議の委員長として会場計画の変更に尽力した中京女子大学の谷岡郁子教授は、海上会場で実現したかった市民プロジェクトから最終的には手を引いたことを「共犯者になるのが嫌だったから」と告白した。

 賛成か反対か、協会側か市民側か、そうした二項対立がたくさんあって、「見えない境界を打ち破ることこそ市民がやるべきなのに、それができなかった。市民プロジェクトは市民が市民を高めあうものであるべきだったのに、地球市民村に出展している世界規模のNGOと、海上会場で小さく展示している地元団体、という市民参加における分断統治を許してしまった」と、“達成できなかったこと”への思いを語った。

 海上会場にある対話劇場では環境に関する様々なトークが繰り広げられているが、著名人を呼んできてのゲストトークに、長らく海上の森の観察を続けてきた曽我部行子氏は疑問を投げかける。「世界的な有名人が環境について語って、何が市民プロジェクトなんでしょう?レスター・ブラウン?そういう名前を知られている人たちを呼んで話を聞くというのは、旧来型の万博で十分。例えば、名を知られないでも会期中ずっとさおりを織り続けている人びとの姿といったようなものこそが、市民プロジェクトとして伝えたいことではないのでしょうか」

 今回の愛知万博は、国家による万博から市民による万博が実現されるかという万博のシフトチェンジにおける過渡期にあると言ってもよく、今後の国家プロジェクトに対する1つのモデルを作り出しつつあることは間違いない。万博終了後の、それぞれの「今後」に注目したい。


シンポジウム会場には熱心に耳を傾ける人びとが集まった

朗らかに話す吉見教授

【筆者】山本 千晶(YAMAMOTO, Chiaki) / 東アジア環境情報発伝所(East Asia Environmental Information Express Messenger) / インターネット新聞『JanJan』より転載 /  [J05092101J]
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『自然の友通信』:「暮らしの中のNGO」をテーマとした原稿を募集

中国民間環境保護組織の「自然の友」が一般より原稿を募集中

中国全土 近年、NGOがしばしば市民の中から芽生えるようになり、市民の代表として、市民サービスを担うようになってきた。日常生活において私たちがNGOの姿を目にする機会が増えている。教育や調査・政策提案・市民の振る舞いに関する呼びかけなど多くの手段を通じて環境保護を行う環境保護NGOのほか、農民の生活状況やエイズ患者、またコミュニティ建設など多くの領域に関心を寄せるNGOが出現しはじめている。同時に多くの市民がこのようなNGOの影響を受け、これらNGOのボランティアチームに参加するようになってきた。

 こうした現状を踏まえ、『自然の友通信』はこの度「暮らしの中のNGO」をテーマにした原稿を募集する。みなさんが日常生活の中で体験した、NGOが与えた感動、ユニークな活動、改良すべき点等を文章で表現し、『自然の友通信』編集部宛に投稿してみませんか。

 生活の中に現れてきた小さな事例のひとこまが、私たちにNGOの発展情況を認識させ、NGOの在り方を改めて考えさせてくれるだろう。特に歓迎するのが、国外や国際NGOに触れた経験のある読者からの原稿で、彼らからの文章が、他山の石として、我たちに新しい考え方やものの見方を提供してくれるものと期待している。

 文字数に制限はなく、事実を具体的に述べた軽妙なタッチのものを希望。

 この募集は年末まで行い、優秀な作品は今後半年間の『自然の友通信』に順次掲載する。また、来年1月には関係する専門家を招いて今回募集した作品の選考会を開き、優秀作品には記念品を贈呈する。

 中国NGOの発展に関心のある、日本・韓国からの応募もお待ちしております。貴方がたの見聞や経験を私たちと共に分かち合いましょう!

 原稿をお待ちしております。(「NGO原稿募集」と明記下さい)

 E-mail:newsletter@fon.org.cn
 宛先:100006 北京市東城区騎河楼北巷10号共和商務楼301室 『自然の友通信』編集部

【筆者】康 雪(KANG, Xue) / ENVIROASIA中国チーム / 寄稿 /  [C05091602J]
【翻訳】中文日訳チームA班 井上裕子]]>

怒川ダム環境アセスメント公開を求め、草の根署名活動

8月25日から『怒川ダムの環境アセスメントの法に基づいた公開要求』という文章が多くの人々の手に渡り、支持を表明する署名が増えている。

中国全土 2005年8月25日から『怒川ダムの環境アセスメントの法に基づいた公開要求』と題した文章がたくさんの人々の手に渡り、支持を表明する署名が増えている。

 文章には以下のようにある。「2003年以来、怒川水力発電ダム開発計画は社会各界の大きな注目を集め、この遥かなる河の運命に、多くの人が心を動かした。怒川にダムを建設すべきか、ダムがもたらす環境と社会への影響をいかに回避するかの問題についての議論は、中国の大規模建設プロジェクト計画決定システムの改善に大きく貢献した。現在、新しい怒川水電開発計画はすでに計画と環境部門の審査を通過しているが、このような現在と未来の利益に関わり、社会の大きな注目を集め、また大きな影響力を持っているプロジェクトには、関連の法律規定と国務院の法治原則に基づいて社会に環境アセスメントを公開し、一般市民に実情を知ってもらい、議論した後で政策を決定するべきであると我々は考える。

 我々は審査機関が計画案を決定する前に、当該環境アセスメント報告書を公開するよう希望する。知る権利は全ての国民の政治参加の前提条件だからである。最近行われた円明園の“防水工事”の環境アセスメントの過程では、国家環境保護総局がインターネットを通じて環境アセスメント草案の全文を公開し、社会から高い評価を得た。怒川開発の環境アセスメントも、円明園の先例にならって環境アセスメント報告書を公開し、その後国民に十分知らしめた上で公聴会などの形式で公開討論をすべきである。こうすることでこそ、法治と情報公開の要求に応えることができ、国民の知る権利と政治参加権、監督権を保障し、水電開発計画の民主的・科学的決定が実現できるのである。また、ダム開発による取り返しのつかない環境的損失をできるかぎり回避し、立ち退いた住民の利益と国有資産の投資の安全を保障できる。」

 現在のところ、自然の友、全球環境研究所、北京地球村、中国政法大学環境法研究所、中国政法大学汚染被害者法律援助センター、中国人類生態学会、上海緑根力量、香港地球の友、グリーンピース、緑色北京、コミュニティ・アクション、パシフィック・エンバイロメント、新疆自然保護基金、雲南エコネットワーク、遼寧パン錦ズグロカモメ保護協会、淮河衛士、赤峰砂漠緑化研究所、など国内の 10 余りの省に分布する61の組織が署名しており、更にいくつかの国際組織、11 のインターネット組織が支持を表明している。個人で署名した人数は100人近く、中国工程院会員・邹德慈氏、北京大学教授・葉文虎氏、南開大学 教授朱坦氏、中国科学院持続可能な発展戦略チームのリーダーであり首席科学家の牛文元氏、清華大学人文学院院長李強氏など、著名な学者、作家、記者、編集者、弁護士、NGOメンバー 、企業家、大学生など。ネット上で署名した人も100人を超える。署名活動は現在も継続中である。

【筆者】康 雪(KANG, Xue) / ENVIROASIA 中国チーム / 寄稿 /  [C05091601J]
【翻訳】久保 麻衣子]]>

地球市民村で「はな」を咲かせたよさこいアリラン

日本と朝鮮半島の民謡を融合した「よさこいアリラン」を踊る“はなこりあ”が、平和を願う華やかな踊りを披露した。

愛知 2001年のアメリカ同時多発テロから5年目を迎えた9月11日。愛・地球博「地球市民村」の“大地の広場”にて、日本と朝鮮半島の民謡を融合した「よさこいアリラン」を踊る“はなこりあ”が、平和を願う華やかな踊りを披露した。

 今回の公演では、「よさこいアリラン」を作詞・作曲した在日コリアンのシンガー朴保さん、早稲田大学コリア伝統芸能遊戯団シナウィが競演。朴保さんの持ち歌と打楽器による演奏も行われた。

 はなこりあの「はな」は日本語では「花」の意味だが、韓国語だと「一つ」という意味。国籍、民族、年齢など様々なメンバーが供に、朝鮮半島が分断されている事実を見つめ、争いのやまぬ世界に対して、平和の花を咲かせたいという願いを込めて踊り続けている。

 当日2回目の公演では、踊り手さんたちの誘いに会場のお客さんたちものって一緒になって踊りだした。老若男女みんなが盛り上がり、アンコールもかかり、最後には会場が一体となり、大変な盛り上がりをみせた。

 「はなこりあ」を招いた地球市民村に出展中の東アジア環境情報発伝所の「日中韓・環境見聞館」では、中国・韓国の環境情報をさまざまな手法で伝えている。環境分野だけにとどまらず、日中韓、この3カ国が協力しあい、やらなければならない課題は少なくないと思われる。

 はなこりあの踊りを見ながら、平和で持続可能な社会を創るためにも、私たち一人ひとりができることをやっていくことの大切さを思った。


約50人のメンバーによる「よさこいアリラン」

在日コリアンのシンガー朴保さん

参加者も踊りだす

【筆者】姜 咲知子(KANG, Sachiko) / はなこりあ(Hana-Korea) / 寄稿 /  [J05091402J]
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愛知万博は環境にも人にもやさしかったか?

国際環境NGO FoE Japanは、愛知万博を評価するプロジェクトへの参加を呼びかけている。

愛知 6月に愛・地球博の地球市民村に出展した国際環境NGO FoE Japanは、出展終了後もこの万博を評価するプロジェクトを続けており、参加を呼びかけています。

 FoE Japanは、万博出展を決定するにあたり、非常に慎重にこれを検討しました。愛知県は万博誘致検討段階から会場予定地として、海上の森と呼ばれる瀬戸市の広大な里山の開発を計画していました。これに地元の市民団体や、日本自然保護協会、WWFジャパン、日本野鳥の会の自然保護3団体が抗議することにより、計画は大幅に変更され、既存の長久手市の運動公園を中心とする会場となりました。

 そして、この万博は「自然の叡智」をテーマとし、環境との共生をうたう国家の一大事業となりました。しかし、本当にこの万博は環境にも人にもやさしいのか、FoE Japanは、この疑問を抱きながらも、それを内側からモニタリングし、提言していく道を選択しました。

 こうした経緯から生まれた企画が「万博くんのつうしんぼ」で、来場者の皆さんに「愛知万博くん」の通信簿をつけていただくという趣向です。学校の通信簿を模したフォームに国語、算数、理科、社会などの代わりに、ごみ、エネルギー、自然保護、市民参加などの科目とそれぞれの評価項目が配置されています。

 来場者は、FoE Japanが用意したチェックポイントを見ながら、会場内を回り、評価していきます。6月の出展中は、パビリオン内でこのフォームを配布しました。7月以降もインターネットのHPから、つうしんぼをつけて送信することができるようにしており、9月20日まで受け付けています。集約したつうしんぼは、万博終了時に「愛知万博くん」に授与する予定です。

 環境万博のはずなのに、大量の使い捨て容器が使用され、市販の弁当やペットボトルの持ち込みを禁止して場内で大量販売しているのには誰もが首をかしげます。一見すると木がふんだんに使われていますが、国産材はどのくらい使われているのでしょう?2つの会場を結ぶために建設されたゴンドラがオオタカの営巣に影響を与えているという報告もあります。そして、多額の税金はどのように使われたのでしょうか。

 愛・地球博は、「自然の叡智」のテーマにふさわしい事業だったのかどうか、今後も検証が必要です。

(関連URL)
・FoE Japan@愛・地球博

http://www.foejapan.org/lifestyle/EXPO2005/index.html

・万博くんのつうしんぼ

http://www.foejapan.org/lifestyle/EXPO2005/tsushinbo/index.html


会場内のごみ分別の様子(撮影:山本千晶)

万博くんのつうしんぼ

【筆者】瀬口 亮子(SEGUCHI, Ryoko) / 国際環境NGO FoE Japan / 日本インターネット新聞(8/12)より転載 /  [J05091401J]
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成人基準ではダメ!子どもや妊産婦の健康も考えてほしい。

食薬庁は防腐剤基準値を改正し、国民の不安を解消すべきである!

韓国全土 保存料、着色料、調味料など……加工食品の生産と流通のためには、多くの食品添加物が“必修不可欠”と言う理由から使用されているが、法的には、615品目の食品添加物が許可されていると言う。一方、最近では育ち盛りの子どもたちのアトピー発病率は年々急増しており、敏感体質をもつ人々に対する保護も、また積極的に求められており、食品に添加される化学物質である食品添加物による有害性に対する訴えもまた増加している。

 これらの食品添加物の内、韓国人は特に防腐剤、即ち合成保存料に関心が高い。保存料とは、微生物やカビの細胞を殺し、微生物の繁殖などによる食品の腐敗防止の目的で使用される添加物のことである。しかし、これらの保存料を多量に摂取した場合、我々の体内でも同様に作用し悪影響を及ぼすことから、出来る限り摂取を控えなければならない。これらの保存料は、国内で主に使用される物としては、安息香酸系とソルビン酸系の2種類が挙げられる。その中でも、食品医薬品安全庁(以下食薬庁)の研究結果(2000年)によると、安息香酸ナトリウムの国民1人当たりの1日平均摂取量は85.65mgということが分かり、再調査の必要性が提起されたこともある。このことは使用基準改正の必要性を意味するものでもある。

 安息香酸ナトリウム(Sodium Benzoate)は過安息香酸(perbenzoic acid)が溶けやすいようにナトリウム塩を加えて作られた添加物である。目の粘膜などを刺激したり、奇形を誘発する可能性が警告された保存料で(WHO報告書など)その危険性が指摘され、他の保存料に比べて1日あたりの許容摂取量(ADI)が低く、主に清涼飲料類やジャム類、アロエ加工食品などだけに制限的な使用が許可されている。このように、安息香酸ナトリウムは主に飲む事によって摂取されることが調査で明らかとなった。最近、ほとんどの清涼飲料が保存料を使わなくなってきているのに対して、販売量が伸びている健康のための機能性飲料(スポーツドリンク等)に逆に、これが添加されており、これにより安息香酸ナトリウムの摂取量もまた上昇している。

 これをうけ、ソウル環境連合“虫食いりんごチーム”は、販売量が多く名前も良く知られている機能性飲料の中でも、安息香酸ナトリウムを使用している商品についての「商品別含有量」を調査した。その結果、国内基準である600mg/kgを基準にした場合は調査商品全てが50%以下で使用され、国内基準をクリアしてはいるものの、ヨーロッパ連合(EU)の基準である150mg/kgと比べてみると、2倍近い量を使用していることが明らかとなった。また、この量が仮に韓国での基準値に合格であっても、体重が相対的に軽い乳児や子どもたちが摂取した場合、危険度は高くなる。このことから本連合は、保育園に通う乳児を対象に機能性飲料に対するアンケート調査を実施したところ、225人中171人が「飲んだことがある」と答え、約76%の乳児が機能性飲料の危険にさらされていることが分かった。

 しかし、本連合のこの発表に対して、食薬庁は基準値の設定に対する点検や客観的理由を示すことよりも、ある業者の特定商品を例に挙げるなど、国民の健康とは隔たりのある話ばかりを持ち出し、本題から目をそらすことに躍起になっているに過ぎない。一方、オーストラリア食品基準庁は、国民の安息香酸ナトリウム摂取の現状を調査した後、2~5才の乳児の安息香酸ナトリウムの摂取量が危険だとして、使用基準を下降調整することを発表したのである。我々が食薬庁に望むことは、問題が起こるたびに実質的な食生活に根ざすことなく“安全だ”とだけ繰り返すこととか、我々よりも緩い基準のものさしをあて“国際的にも安全だ”とする姿ではない。それは、提起された問題に対して、事前予防的な観点に基づいて受け入れ、健康な成人だけではなく、「だれが口にしても、安全な食品を作る」という積極的な姿勢で、国民の健康のために努力する姿を望んでいるのである。我が国民がオーストラリアやスペイン、そしてヨーロッパの人々よりも、防腐剤を多量摂取しても良いという根拠はどこにも無いはずだ。我々にも、「より安全な食品を口にする権利がある」のである。

【筆者】ソウル環境連合 虫食いりんごチーム イ・ジヒョン局長 / ソウル環境運動連合 / 環境連合 活動記事 /  [K05091401J]
【翻訳】全美恵]]>