御堂筋サイクルピクニック――御堂筋を10,000人で走りたい!

歩行者も自転車も安心して通行できる環境づくりを、自転車ユーザー側から求めるためにはじまったのが「御堂筋サイクルピクニック」。車道走行によるアピールを通じて、賛同者を集め、10,000人で御堂筋を走ることをめざしています。

http://cycleweb.jp/cyclepicnic/

http://www.facebook.com/cyclepicnic

●開催経過:2011年10月22日(第1回)/2012年4月7日(第2回)/2012年9月22日(第3回)
●会場:中之島公園/御堂筋→長堀通→堺筋をアピール走行
●主催:サイクルピクニック・クラブ/事務局:あおぞら財団

御堂筋サイクルピクニック開催にあたって

■初めて手にする乗り物は自転車
御堂筋に自転車専用走行空間の設置を訴えた御堂筋サイクルピクニックも今年で2年目を迎えた。昨年は100台程度の走行であったが、今年は倍の200台以上が出走した。車種も色も参加者も多彩で、珍しい自転車を見つけては子供も大人も大喜びしていた。
このイベントを始めたきっかけは、日本では自転車の保有先進国でありながら、走行環境は劣悪で後進国であり、自転車が乗り物としての権利を獲得していないという怒りからである。特に子供たちにとっては、初めて手にする乗り物は自転車であり、子供たちの成長発達を助けるためにも、安全な走行環境を整備する必要があるとの思いからであった。

アピール走行の出発を待つ参加者たち

■大阪を活気ある街に
自動車には車道があり、歩行者には歩道があるように、自転車には自転車道が必要というのは当たり前の主張であるが、どういう訳かわが国では、この主張がなかなか受け入れられなかった。しかし、最近になって、交通管理者も道路管理者も動き出し、自転車専用の走行空間の確保に光が見えてきた。御堂筋は大阪を象徴する道路であり、ここに自転車専用の走行空間を設置することは、大阪が人と環境にやさしいことを具体的に示すシンボルとなる。また、自転車を活用した道づくり、まちづくりは、まちの形態を一変させるインパクトをもたらし、大阪を活気ある街に変える効果も期待できる。

青色アイテムをつけて御堂筋を自転車で走行

■道づくりと人づくりの両輪で
ただ、現状では、自転車利用者が交通ルールを順守しているかというと問題があり、マナーの向上も重要である。これは人づくりの視点であり、御堂筋サイクルピクニックでは自転車の適正利用の啓発にも努めている。自転車の道づくりと利用者の人づくりを両輪として御堂筋サイクルピクニックの取り組みを進めることが肝要である。
御堂筋サイクルピクニックが市民に定着し、大阪は、自転車が安全に快適に、そして楽しく利用できる、日本一のまちだと自慢できるようになることを願っている。

本イベントの第4回目は2013年4月14日(日)に開催されます。
開催概要はコチラ

【筆者】新田 保次 (NITTA, Yasutsugu)/自転車文化タウンづくりの会代表/大阪大学名誉教授/あおぞら財団理事/あおぞら財団機関紙『りべら』2013年1月号掲載記事より/[J13041201J]

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