淮河衛士、2012年度「National Energy Globe Award」(エナジーグローブ賞)を受賞

2000年に創設したエナジーグローブ賞は、毎年一度世界で最も優秀な環境保護プロジェクトを表彰するものである。

2012年12月13日、北京盛福大厦の在中国オーストリア大使館商務部にてこれまでにない新しいかたちの表彰式が行われた。エナジーグローブ賞の設立国、またEUの水プロジェクト対外コーディネーター国として、在中国オーストリア大使館商務部参事官のオスカー・アンデスナー氏が国連工業開発機関(UNIDO)、国連環境計画(UNEP)、EUグローバルエネルギー組織等関連機構を代表し、河南省の有名な環境保護団体「淮河衛士」(Huahe River Guardian)会長霍岱珊氏に2012年度エナジーグローブ賞(National Energy Globe Award 2012)の受賞証書を授与した。オスカー・アンデスナー氏は淮河衛士が受賞した「淮河汚染地区浅層地下水の生物進化と再利用プロジェクト」を非常に高く評価した。

長きに渡り淮河衛士を見守り支持してきた環境友好公益協会(Enviro Friends)の李力氏、張?氏、また淮河衛士の生物浄化水装置プロジェクト専門家などが表彰式に出席した。

十数年来、淮河衛士は積極的に淮河水域の汚染改善に尽力し、公衆監督と循環経済を主な内容とした「蓮花モデル」(蓮花味精企業との共同水汚染改善プロジェクト)を成功させた。この「蓮花モデル」では、社会の積極的な関与により企業の徹底した水処理を促し、また川沿いの23の村に24基の生物浄化装置を設置、すでにおよそ1.3万人の村民が浄化水を口にすることができるようになった。そしてこのプロジェクトを「深井戸掘削の代替案」としてさらに広め、エネルギー節約、汚染物排出削減、河川保護を社会の日常生活と密接につなげるべく努力している。今回の淮河衛士の受賞は、中国の環境保護団体の素晴らしさとその実力を世界に知らしめることとなった。

オーストリア人Wolfgang Neumann(ウォルフガング・ニューマン)氏が2000年に創設したエナジーグローブ賞は、毎年一度世界で最も優秀な環境プロジェクトを表彰するものである。最も知名度の高い国際環境保護賞であり、持続可能な発展のエネルギー界で最も栄誉ある賞とされ、その分野でのオスカーともいわれている。

エナジーグローブ賞は各地の持続可能なエネルギープロジェクトを推し広めることを目的とし、地、火、水、空気、青年、という5つのカテゴリーに分けられ、毎年それぞれに100以上の国からおよそ1000のプロジェクトが応募し入賞を競う。これまで151の国とカ国および地域区の6000あまりのプロジェクトが受賞した。

世界各地から応募申請が行われるが、みな規定の様式に英語またはドイツ語でオンライン申請を行わねばならない。また、最低5枚の活動写真、関連するメディア報道、出版物、映像、パンフレット、ウェブサイト等の資料も必要である。これは、プロジェクトがすでに完成もしくは完成段階にあり、参考資料として供与でき普及させる意義を持つこと、ただのアイデアだけではないものであることを証明するためである。

本年度淮河衛士が授賞した賞のカテゴリー「水類」には115の国および地域から1175件ものプロジェクトから応募があった。「淮河汚染区浅層地下水の生物進化と再利用プロジェクト」で受賞した淮河衛士は、本年度の当カテゴリー、また単独プロジェクトの中で唯一の中国からの受賞者である。

エナジーグローブのウェブサイトでは、淮河衛士(正式名称:淮河水系環境科学研究中心)が受賞したプロジェクト(URL:http://www.energyglobe.info/awards/national/awdid/5214/)の詳細が英語で紹介されており、さらに1枚の写真と5枚のスライドも見ることができる。その写真は2010年4月22日、五七幹部学校の子弟の寄付により建設された生物浄化水装置の視察中、沈丘県黄冢村棟高岭家にて霍岱珊氏が濁った汚水と生物浄化水を比較しているところを霍敏杰氏が撮影したものである。

【筆者】張 頔/環友科学技術研究センター(EnviroFriends Institute of Environmental Science and Technology)/寄稿/【翻訳】中文和訳チームA班 歳国真由子/[C13010901J]

北京の史家小学校分校、ごみ分別を学校の特色に

校内に入るとごみ箱に子供たちが工夫をこらしたポスターが目に入り、ごみ分別、環境保護に関するマンガや標語に目を引かれた。

2012年12月4日、私は北京史家小学校分校の依頼で全教師に「再びごみ分別を語ろう」というテーマで講義を行った。校内に入るとごみ箱に貼られた子供たちが工夫をこらしたポスターがたくさん目に入り、校内の壁にもごみ分別、環境保護に関するマンガや標語に目を引かれた。

ごみ分別は中国の環境NGOが最も早く進めたいと思っているテーマであり、現在の中国ではまだまだ不足とやるせなさがあったが、史家小学校分校のごみ分別が見事な文化として受け継がれており、ごみ分別が学校の特色として実際の行動となり、ごみ分別が厳格に一心に科学的なプロジェクトとして研究されていることに、私は深く感銘を受けた。私は中国におけるごみ分別に対して、新しい見方を持ち、衝動に駆られたことを、ここでみなさんと共有したい。

史家小学校分校は、2010年9月、「低炭素社会がもたらす満足」というテーマで開校し、学校のごみ分別活動をスタートした。2年余りで、学校では各クラス、各事務室に分別ごみ箱を贈り、全教員と全児童にごみを分別して捨てる習慣を命じて、すべての児童もごみ分別活動に参加した。各クラスは教室の決まった場所に分別ごみ箱を置いて、分別の表示を貼って、ごみ袋を設定して、児童たちが分別情報を紹介する表示板を作ることで、徐々にごみ分別を学んだ。

さらに学校はこの基盤の上に学校ごみ分別指導員をおいて、クラスと各階のごみ分別の状況を検査して毎週1回表彰と報告を行った。今年、さらにごみ分別評価細則を改正して校内テレビ放送によって全校教員と児童にごみ分別の常識を説明、また毎週ごみ分別指導員例会を開催して問題を発見して速やかに解決、教員・児童の段階別監督指導を実施している。毎日12:30と午後3:30から4:00は重点検査の時間とし、抜き取り調査も実施する。

ごみ分別を取り巻くテーマで特別研究を行い、児童たちは実践研究を通して問題を発見、解決している。2011年4月、研究作業グループの児童が小武ごみ分別場を見学したが、もっとも子どもたちに影響を与えたのは、ごみ収集車が処理場に運ぶごみが全て再利用できるわけではなく、埋め立て処理のために、搬送ベルトの側に作業員がいて二次分別検査を行っていることだった。

なぜ?ごみ処理場の責任者は子どもたちに「実際の生活で、まだまだごみ分別がきちんとできていなくて、また分別しなければなりません。大量の水、電力などのエネルギー資源を費やしています。事前のごみ分別ができれば、合理的な分別ができて、ごみ処理場での負担を軽減することができるのです。」

学校へ戻ると、児童は学校のごみ分別を観察して、私たちの分別は行き届いていない、ただ再利用でききるものと再利用できないものと生ごみを分けているだけだが、分類が簡単すぎると、その後の資源化・再利用がうまくいかないことに気づいた。そして、討論、交流を通して、教員と児童は学校と家庭で出される大量の使用済み紙類について整理することを決めた。本来、分別の規則がない紙類と紙きれを出す。私たちは使用済みの紙の需要を伸ばして使用済みの紙を再利用できないか?この疑問を持ったグループの教員と児童たちが相談して、「使用済み紙の再利用及び推進活動」という研究テーマを掲げた。昨年のボランティアサービスデーに、テーマグループの児童が自分の作品を持って、地区の使用済み紙の再利用の環境保護キャンペーンを行った。この子どもたちによるキャンペーンは地区の住民の称賛のみならず、メディアにも報道された。

ごみ分別は政府のみの責任ではなく、やはり市民一人ひとりが共に努力することが必要です。ごみ分別作業は、確実に任重くして道遠しだが、学校として児童を教育し環境を保護する意識の確立に影響を与える責任があるので、ごみ分別の良き習慣を育成する。教員と児童たちが共にゴミ分別意識を学校から家庭や社会に持ち込み、まず身近から初めて、私たちの生活環境を守り、私たちと私たちの生活があるこの地球を守るようになる。

【筆者】李 力 (LI, Li)/環友科学技術研究センター(EnviroFriends Institute of Environmental Science and Technology)/寄稿/【翻訳】中文和訳チームB班 大石愛子/[ C12121202J]

李力先生、吉首大学で環境保護についての講義を行う

第1回中国環境保護提唱行動ネットワークの年次総会に参加するため張家界を訪れた李力先生が、吉首大学の張家界キャンパスにやってきた。

2012年11月20日夜、第一回中国環境保護提唱行動ネットワークの年次総会に参加するため張家界にやってきた李力先生は、魅力的な湘西地域を観光する機会を放棄して、吉首大学の張家界キャンパスを訪れ、私たち大学生に環境保護に関する講義を行った。形にとらわれず、盛り沢山な講義は、100名あまりの大学生の熱烈な歓迎を受けた。

李先生は北京市朝陽区環友科学技術研究センターの創始者であり、東アジア環境情報共有サイトの中国事務局責任者でもある。講義では、自身の長年にわたる科学知識の普及活動・環境教育・グリーン購入提唱の実践的な経験を引き合いに出し、緑色選択連盟(グリーン・チョイス・アライアンス)とアップル及びそのサプライヤーとの攻防や、繊維業界のブランドサプライヤーへの疑問といった具体的な事例を挙げて、学生たちに民間環境保護団体の伝説的な活躍の一面を示し、たびたび拍手を受けた。

李先生の環友科技センターは、中国において率先して廃食油利用の石鹸を制作し、廃棄物を宝に変えた。また李先生は、張家界自然保護区には観光客が多く訪れるという特徴を利用し、学生によるエコツーリズムのPRや、農村出身の学生によるエコ農業の意義や食の安全の重要性についての宣伝を提案した。学生たちは李先生の話に触発され、環境保護のためにできることは沢山あると感じていた。

李先生が水も飲まずに話し続けるのを見て、ある学生がミネラルウォーターのペットボトルを渡した時のことだ。李先生はボトルを受け取ったがふたを開けず、自分のバッグからマイ箸を取りだして、その学生にこういった。「私は外出する時はマイ水筒とマイ箸を持参し、使い捨てのものをできるだけ使わないようにしています。環境保護は自分から、身の回りの小さなことからはじめなくてはなりません。今日は慌てて来たからマイ水筒を持参するのを忘れました。罰として、飲まないでいましょう。そうすれば次は忘れないから」。李先生の行動は私たちの手本となるものだ。

天門山の自然保護に関わる学生環境保護団体の曾成林さんは、李先生の話から、(著名な環境NGOである)南京緑石の発起人・李春華、天津緑領の発起人・趙亮、緑満江?の発起人・周翔などが、皆かつては大学時代も環境保護団体のメンバーだったことを知った。彼らがNGOに就職したのち、ITブランドサプライチェーンによる汚染の調査や海河汚染の追跡、農村汚染被害者の権利擁護に成果を上げていることに、曾さんはとても啓発され、自分は学生時代に環境の公益活動に携わるのみでなく、卒業後、民間の環境保護団体を設立して環境保護を一生の仕事としたいと表明した。もし環境保護事業をヒマラヤに例えるなら、自分は山裾の一掴みの土から始め、少しずつ積み重ねていきたいと。

また、大学2年のある女子学生は、以前、夏休みに深センの電子部品工場でアルバイトをしたときに、汚染企業のさまざまな問題を体験し、身体的にも汚染による軽度のアレルギー症状を経験したそうだ。彼女は李先生から緑色選択連盟の紹介を聞き、李先生の環境保護団体が深センに行き、汚染の被害を受けている従業員の権利擁護活動を支援してほしいと切に願っている。

また、衡陽の農村部出身の学生はこのように語った。「小さい頃は、大人も子供も村に流れる川で泳ぎ、女性たちは洗濯をしたものでした。のちに県庁所在地にある中学に行くことになったので、泳ぐ時間はなくなりました。高校卒業後、大学に入り、同級生たちと勇んで泳ぎにいったとろ、水はあまりきれいではなく、少し泳いだら気分が悪くなって、身体が痒いし、とてもがっかりして帰りました。李先生、汚染排出企業が故郷の川にみだりに汚水を流さないようにする方法はありませんか」

その後、張家界に来て大学に通う数人のメンバーも生態系・環境保護に関する自分の考えと心得とを発表し、実際の行動で天門山国家森林公園を守り、私たち人類の共同の家である地球を守ろうと語った。

最後に李先生は心をこめて大学生たちに語りかけた。「環境保護活動は、必ずしも大事業を成し遂げる必要はない。環境保護は今から、自分から、身近な所からい始めるものなのです」

武陵山生態環境保護連合会の楊建初・許虎、張家界市のグリーン環境保護協会の趙琦も、李先生の講義を聞くために駆け付けた。

【筆者】楊 建初/武陵山生態環境保護連合会/寄稿/【翻訳】中文和訳チームC班 松江直子/[C12121201J]

市民発「ごみゼロアジア」めざして~第4回アジア3R推進市民フォーラム日本大会

生ごみ、衣類、廃家電を切り口に、「ごみゼロアジア」に向けた市民の役割を探る。

日本のごみ問題に関わる18のNGOで構成する「アジア3R推進市民ネットワーク」(代表:藤井絢子)が、2012年11月24日、東京において第4回アジア3R推進市民フォーラム日本大会「市民発“ごみゼロアジア」めざして~生ごみ・衣類・廃家電から探る~」を開催した。

ベトナム調査チームからの報告

冒頭、海ごみ問題に取り組むJEAN事務局長の小島あずささんより、「震災起因の洋上漂流物について」と題する特別報告が行われた。

環境省によると、2011年3月11日に発生した東日本大震災による津波で、133万トンのガレキなどが外洋へ流出したとみられている。そして、米大陸西海岸に、2012年12月290トン、2013年3月3,200トン、4月14,000トン、6月3,3000トンが到達すると予測されている。(2012年11月9日、環境省発表)

外国からの漂着ごみの処理については、明確な国際ルールはなく、現在は漂着した国がそれぞれ処理をしている。しかし、東日本大震災に起因する漂着物については、その量が膨大であることから、日本政府はカナダとアメリカの5つの州に対して、その処理費として600万ドル(約4億7000万円)の拠出を決定した。

この日本政府の決定に先立つ2012年8月、JEANは、アメリカ・オレゴン州ポートランドを訪れ、漂着が想定されるアメリカのNGO関係者らと意見交換を実施した。アメリカのNGOからは、回収活動の費用、大型漂着物への対応、それに付着して到達する可能性のある侵略的外来生物の移入問題、そして何より漂着物に放射性物質がついているのではという市民の誤解に基づく懸念が指摘されたという。今後、JEANでは、アメリカのNGOと共に、継続的な対話や情報共有、モニタリングなどを行う予定だ。最後に、小島さんは、自然災害の頻発・大規模化を受けて、海洋ごみに関する国際ルールや基金についての本格的な検討の必要性を指摘した。

続いて、来年3月に政府によるアジア3R推進フォーラムが開催される、ベトナム・ハノイを訪れたメンバーからの調査報告と、生ごみ、衣類、廃家電の3つのワーキング・グループからの報告が行われた。

廃家電ワーキング・グループの報告を行った中部リサイクル運動市民の会の浅井直樹さんによると、中国の寧波で、日本からのスクラップ(雑品)から発火事件が相次いだことから、リサイクル工業団地への雑品の荷揚げが禁止される事態となっており、今後、中国に違法に流れていた廃家電が、ベトナムやミャンマーへと流れていく懸念があるという。そして、国際的な資源循環が行われている以上、単に規制を強化して、廃家電などの流れを闇に追い込むのではなく、優良事業者を育成することで、流れを可視化して管理する重要性が指摘された。

後段の総合討論では、政府のアジア3R推進市民フォーラムとあわせて開催される市民によるアジア3R推進市民フォーラムという場を活用して、ごみゼロアジアのためのアジア各国の市民の協力のあり方について活発な意見交換がなされた。

最後に参加者一同により、今回の日本大会のステートメントが趣旨採択され、ベトナム・ハノイでのアジア3R推進市民フォーラムにおいて、議論の素材の一つとなる予定だ。

(参考URL)
アジア3R推進市民ネットワーク

【筆者】廣瀬 稔也 (HIROSE, Toshiya)/NPO法人 東アジア環境情報発伝所(East Asia Environmental Information Center)/寄稿/[J12113001J]

クリスマスチャリティーバザーにNGOの姿

環友科技は「市民のための循環利用」をテーマに、展開中の「廃食用油石鹸」プロジェクトを展示し、その製品である粉石けんを無料配布した。

2012年11月24日・25日の両日、北京ロータリークラブはケンピンスキー飯店においてクリスマスのチャリティーバザーを行った。中国の環境NGO環友科学技術研究センター(以下、環友科技)は「市民のための循環利用」をテーマに、展開中の「廃食用油石鹸」プロジェクトを展示し、その製品である粉石けんを無料配布した。北京ロータリークラブは、環境保護NGOが広報を行い、市民の環境意識を高めることができるよう、無償で展示ブースを貸し出してくれた。

石鹸製造設備や生産過程を展示し、廃食用油の特性(出処が多様であること、多くの不純物・水分・塩分が含まれていること)やリスク(使用量が多く、危険で取り扱いが複雑)、再利用方法(クリーン燃料、バイオディーゼル、化学工業原料、カーボン素材、鹸化、石鹸、洗濯洗剤)、廃食用油鹸化の優位性(操作条件がシンプル、実現が容易、設備が単純、初期投資が少ない、ホテル・食堂・学校・コミュニティに広く普及できること)について詳しく説明し、無料で廃食用油から作った粉石けんを配布した。このプロジェクトの環境や社会へのメリット等多方面にわたる説明は、多くの国内外の参加者を強くひきつけ、熱い議論を呼んだ。環境科学の普及広報活動として、また循環型経済、廃棄物利用の成果の展示として、人々の関心を呼ぶ有益な試みであった。

24日の午後、中華環境保護連合会副主席兼事務局長の曾曉東氏は、廃食用油から石鹸を作るこのプロジェクトの紹介を熱心に聞き、環友科技のごみ回収と資源利用に関しての努力を大いに評価した。環友科技では今後も環境保護事業に貢献すべく、努力を重ねたいと考えている。

廃食用油で作った粉石けん

日本大使館の環境保護担当者と草の根・人間の安全保障無償資金協力の担当者は、現場で環友科技のスタッフとこのプロジェクトの進展状況について話し合い、市民がこのプロジェクトをどのように受けとめているかについて理解した。ある企業は、ドアツードア訪問販売のネットワークを生かして無料で家庭の廃食用油を回収し、引き換えにそこから作る粉石けんを配るという形で環友科技との協力を望んでいることを表明した。また、石鹸製造設備の購入を希望する人や、廃食用油から作られた粉石けんが購入できる場所について問い合わせる人もいた。石鹸の製造を家庭で行ったり、小型化ができないか等の問い合わせもあり、環境保護に貢献したいと環友科技のボランティアを申し出る人もいた。

環友科技の協力のもと、武陵山生態環境保護連合会(生態武陵)もこのクリスマスチャリティーバザーに参加した。武陵山地域の有機野菜やエコ製品、民族手芸品などを展示し、世界各国からの来客に大変人気であった。

武陵山地域には湖南・湖北・貴州・重慶の4つの省と11の市と州、71の県(市、区)が含まれ、古い革命の地、少数民族の地、貧困地区などが一体となっており、省を跨いだ広く、少数民族の多く集まる、貧困人口が多い地域である。しかしこの地域の生態環境は素晴らしく、世界でも数少ない汚染されていない植物や薬草の生息地である。現地の農民が貧困から抜け出し豊かになるために、また生態系に配慮した有機農法と栽培技術を広めるために、武陵山生態環境保護連合会は茅岩苺、葛根粉、茶葉等の特産品や竹編製品、トゥチャ族の布靴、シーランカープーという織物などの手芸品を出展した。トゥチャ族の女性がヘチマで作った靴の中敷きや手作業で刺繍した布靴は多くの外国人を魅了した。また、外国人に中国の伝統文化を知ってもらうため、環友科技は切り紙細工家の李竹梅氏と袁升科氏を招いてデモンストレーションを行ってもらった。その素晴らしい切り紙の芸術に国内外の来客は驚嘆した。

今回の活動は大変素晴らしいものであった。廃食用油から作る石鹸や食品の安全保障、水資源の保護、循環型経済などについて認知度を上げることができた。今回北京で環境保護NGO「グリーンチョイス検討会」に参加した一部の地方のNGOのメンバーはわざわざ環友科技の活動について話を聞きに来て、彼らの地元でも廃食用油を使用した石鹸作りを行いたいと考えているようだ。また環境保護NGOが大きなチャリティーバザーに参加することはとても新鮮なことであると皆感じており、今後も各地方や企業と協力し、このような活動を行っていきたいと考えている。クリスマスチャリティーバザーへの参加を通じ、このように多くの企業や市民、環境保護活動の仲間たちが応援してくれることに我々は更に自信を強めることができた。いつの日か、廃食用油は使いまわされて人々の健康を脅かすようなことはなくなり、廃食用油が資源・財産として人々を幸せにし、軽油を作る等さらに多くの用途が可能になるよう、多数の専門家が開発に取り組むようになることを信じている。最も重要なのは、我々は根本から資源の無駄使いという悪しき習慣を改め、水が澄み青い空の美しい故郷を取り戻すことである。

【筆者】馬奎松(環友科技)、楊建初(生態武陵)/寄稿/【翻訳】中文和訳チームA班 近藤玲/[C12112802J]

中国NGOのネットワーク「緑色選択連盟(グリーン・チョイス・アライアンス:GCA)」のフォーラムが北京で開催

消費者に購買行動が企業の環境意識に影響を及ぼせることを理解してもらうために、“グリーンサプライヤー”の紹介などを行っている。

環友科学技術研究センター、公衆と環境研究センター(IPE)、自然の友、ダーウィン環境研究所の主催、北京市企業家環保基金会(SEE基金会)の協賛の下、中国NGOネットワークである緑色選択連盟の第1期フォーラムが2012年11月23~24日にかけて北京市で開かれた。全国各地で活動する47の環境NGOから60名以上の代表が2日間の会議に出席。席上、各NGOのメンバーは今後の活動の位置づけ、プロジェクトの改革、戦略分析、リソースの利用、アクションの方向などに関して、幅広く、深く検討を重ねた。

企業は経済繁栄、社会発展に関して重要な役割を有しているが、かといって社会に環境コストを転嫁したり、環境法規に違反する権利は与えられていない。緑色選択連盟は2007年に設立された団体で、購買という行為を通じて企業の環境意識に影響を及ぼせるということを消費者に理解してもらうために、“グリーンサプライヤー”の紹介などを行っている。5年間で会員企業はスタート時の21社から45社まで発展し、中国の環境保護に独特の貢献をしている。

統計によると、目下のところ緑色選択連盟が公的部門から収集した違反企業に関する情報は11万件、企業数で5万社を超える。その中には70を超える多国籍企業も含まれている。すでに31の有名ITブランドによるサプライチェーンでの汚染問題に関して、5回に上るプレス発表会を開催。1年以上の努力の末、米アップル社のサプライチェーンで発生した汚染問題について、科学的手法と正確なデータを通じて同社のサプライヤーが中国で起こした汚染問題の調査を行った。多くのプレス発表会、アップル社との面談を通じて、最終的にアップル社が折れ、サプライチェーンの汚染問題は改善された。アパレル業界での48ブランド企業によるサプライチェーンでの汚染問題は、すでに2回のプレス発表会を行い、英国のマークス&スペンサー、米国のディズニーに関するサプライチェーンの汚染問題に注目。プレス発表会後、関係企業は私たちに連絡を寄こし、公表されたサプライヤーを調べ、監督を強化することを約束してくれた。

今回のフォーラムでは、公衆と環境研究センター(IPE)の馬軍・主任、自然の友の常成・副総幹事、南京緑石の李春華・総幹事、ダーウィン環境研究所のプロジェクト主管である林強氏、緑色江南の責任者である方応君氏、公衆と環境研究センターの王晶晶・副主任、プロジェクト員の賀静氏、自然の友武漢グループの曾祥斌氏、准河衛士の霞岱珊・会長、自然大学校の馮永鋒・校長、雲南大衆流域の干暁剛・主任、環友科学技術研究センターの李力・主任などがそれぞれ“グリーンチョイス”に関して意見を述べた。

由来、理念に始まり、普及度合い、第三者の審査を経たその内容・技術、普及を進めるための方策、汚染源に関する調査・フィールドワーク、情報請求件、拒否権、パーソナルメディアの確立、グリーンローン、合資企業による汚染の追跡、環境教育等に関して、NGOの代表などが意見を出し合い、共有していった。フォーラム中、各NGOの代表は案例をまとめ、グループに分かれて“実践的演習”を行った。グループごとに第三者が審査した報告の問題点を討論。NGOが第三者による審査課程に参加したと仮定し研修を行った。各代表は各団体の具体的状況に基づき、緑色選択連盟において関わる分野や程度を定め、討論するグループを選択。緑色選択連盟で関わりたい活動を定める。最後に具体的なプロジェクト分署を作成していくというものだ。

各参加者の意気込みは大きく、各セクションでは時間オーバーで一部の人が発言できなかったほどだ。また、双方向型の評価セッションでも真剣な討議が行われ、各グループの長所、短所について一つ一つ評価を行った。優秀者を選ぶ際も、正式な選考と異なり、雰囲気は和やかなものだった。緑色選択連盟が成立してから5年、初めての会議で発信された情報量、参加者のニーズの多さは例えようがない。会場の雰囲気は打ち解けており、参加者の意気込みはこれまでにないものだった。

最後に全員が共通認識を持ち、方針を確認。連盟のキャリア、資源を有効活用しながら経験を蓄積し、力を合わせていくという。緑色選択連盟を通じて、各企業の省エネ・二酸化炭素減少が促進され、経済成長モデルの転換が進むことが期待されよう。また、市民も自らの購買活動を通じて自分自身の環境に対する権利を守り、エコ文明の建設につなげる、そして“美麗中国”の実現に向けて貢献していこうと。

今回の会議では以下の二点が特に光った。

1)環友科学技術研究センターの李力主任が司会者だったが、時間管理が素晴らしく、また参加者にテーマを示して質問を募るテクニック、参加者のやる気を盛り上げること等に秀でていた。参加者をフォーラムの活動に引き入れ、私たち一人一人が知らず知らずにまるで運営側にいるように感じることができた。

2)あらゆるスタッフ、評価委員等はいずれも連盟のメンバーだった。会議をしつつ、ボランティアをする。これがNGOの特徴だ。活動して、忙しくなる。それがまた楽しい。

【筆者】李勇夫(盤錦ズクロカモメ保護協会)、張テキ(環友科学技術研究センター)/寄稿/【翻訳】中文和訳チームB班 畦田和弘/[C12112801J]

廃棄物ネットユーザー、民間ごみ処理場を見学

10月21日、中国廃棄物ネットは第4回ユーザー交流活動として、民間ごみ処理場“グリーンハウス”を見学した。

2012年10月21日、中国廃棄物ネットは第4回ユーザー活動として、民間ごみ処理場“グリーンハウス”を見学した。廃棄物ネットのボランティア23人は民間の環境保護実践者である黄小山氏が開発・建設した生活ごみ二次分別場“グリーンハウス”を見学し、中国のごみ分別およびごみ処理の問題につき黄小山氏と話し合った。

“グリーンハウス”の開発・建設者である黄小山氏はかつて、北京大学法学部を卒業した弁護士だった。弁護士とごみ処理問題研究という2つの専門領域に本質的な関連性は無いが、民間の環境保護事業の先駆者であり実践者である黄小山氏と彼の“グリーンハウス”は、次第に専門家たちに重視されるようになった。

廃棄物ネットのボランティアからの質問に答える黄小山氏

“グリーンハウス”は小湯山別荘エリア付近に有る“小屋”で、もし知らされなければ、そこをごみ分類拠点だとは思わないだろう。“小屋”に入るとまず目を引くのは“ごみ問題は哲学だ”と書かれた額だ。額の下にある乾いたごみを分類・分別する金属製の台は部屋の大部分の空間を占めており、その上には“紙類”・“ペットボトル”・“ガラス”・“金属”・“有害ごみ”とそれぞれ表示されている。金属製の台の横にあるデスクの上には“グリーンハウス”の各種運転資料がきちんと並べられていた。“小屋”のもう一つの部屋には黄小山氏が設計した濡れたごみを脱水するシステムが有り、運ばれてくるごみはここで分別され、生ごみは脱水される。

黄小山氏は廃棄物ネットのボランティアへ“グリーンハウス”の基本理念を紹介した。彼の考えでは、中国でごみ問題を解決しようとするなら、むやみに西洋諸国や日本の経験ばかり学ぼうとしてはならず、例えばごみの分別に関しては、中国の経済状況や民度ではごみ分別の成果を望むことは難しいため、自国に合ったごみ処理の方法を見つけるべきであるとのことだ。ここから、“グリーンハウス”は誕生した。黄小山氏によれば、“グリーンハウス”ではまず各種のごみを分別した後、脱水システムで生ごみを脱水処理することでごみ減量の目的を達成し、脱水後のごみは外へ運び出して堆肥にするか、焼却処理をするとのことだ。

廃棄物ネットのボランティアから“グリーンハウス”の次の計画について聞かれた黄小山氏は、今はまだ始まりに過ぎず、今後は“グリーンハウス”が処理したごみのデータを記録し、“グリーンハウス”の運転効果を研究して得られた研究報告を北京および全国に広めることが将来の計画であると語った。

最後に、廃棄物ネットのボランティアが、黄小山氏がなぜごみ処理という道に進んだのか尋ねた。黄小山氏は以前、ごみ焼却場の建設に抗議したことで警告を受けたことがあり、その後ひとりの市民として、ひとりのごみ生産者として、抗議ばかりではなく、行動しなければならないと悟り、有効的なごみ処理方法を探し始めたことを、微笑みながら答えてくれた。

【筆者】羅 宇 (LUO, Yu)/転載/【翻訳】中文和訳チームC班 藤原亜矢子/[C12111401J]

広東惠州:博羅ごみ焼却発電プロジェクトの環境アセスメント開始

一般市民は、博羅県生活ごみ焼却発電プロジェクトと環境アセスメント作業に対する意見や見解を申し出ることができる。

惠州市環境保護局への取材によると、博羅県湖鎮鎮新作塘村に建設予定の、年間に処理される生活ごみが25.55万トンに上る博羅県生活ごみ焼却発電プロジェクトに対して、30日より環境アセスメント作業が正式に始動する。一般市民は、本日より10業務日以内に各種通信手段および電話などで、当該プロジェクトおよび環境アセスメント作業に対する意見や見解を申し出ることができる(郵送の場合は当日消印有効)。

■建設後、1日に処理できるごみ量は700トン

博羅県生活ごみ焼却発電プロジェクト準備室の発表によると、博羅県生活ごみ焼却発電プロジェクトは博羅県湖鎮鎮新作塘村に建設される予定で、プロジェクト用地は約200ムー(約1333平方メートル)。建設規模は、1日の生活ごみ処理量が700トン、年間処理量が25.55万トンで、発電容量は15メガワットである。当プロジェクトの第一期工事の総投資額は3~4億元で、経営モデルはBTO(Build to Order)モデルを採用。30年間(建設期間を含む)はフランチャイズ経営で、建設期間は20カ月以下とする。フランチャイズ期間終了後は、入札者である博羅県環境衛生局か博羅県人民政府が指定した団体へ経営権を移行する。

■一般市民は、10業務日以内に意見を申し出ることが可能

昨日公布された《博羅県生活ごみ焼却発電プロジェクトにおける環境アセスメントに関する第一次情報公告》によると、生活ごみを集中して焼却処理し発電することは、廃棄物量を大幅に減らせる上、エネルギー源も回収できる、国が重点的に発展を奨励している産業であるという。博羅県生活ごみ焼却発電プロジェクトは、国および地方の環境保護に関する法律や規制および排出基準に忠実に従って建設され、また、最新の環境保護管理技術や措置を採用し、汚染は最低レベルに抑えるとしている。《環境アセスメントに関して一般市民が参与できる暫定措置》および《広東省建設プロジェクトにおける環境保護管理に関して一般市民が参与できる管理方法》では、博羅県生活ごみ焼却発電プロジェクトにおける環境アセスメントを情報公開し、本プロジェクトに対する一般市民の受け止め方や本プロジェクトの環境保護方面に関する一般市民の意見や提案を理解し、一般市民の査察を受けるよう要求している。

公告によると、本プロジェクトおよび周辺で環境に影響を及ぼす区域内の住民や団体などの一般市民に注目しており、当プロジェクトの建設予定地周辺の環境質の現状や当プロジェクトに対する理解、環境への影響の許容範囲、当プロジェクトが採用する環境保護措置やその他の方面について合理的な提案や要求を提出できる。本日より10業務日以内に、郵送やファックス、電子メールなどの方法で建設部門または環境アセスメント部門へ送付する。意見を送る際は、詳しい連絡先を伝えなければならない。環境アセスメント部門は《環境影響報告書》に一般市民の意見や提案を正直に記録し、建設単位や設計単位および政府の環境保護部門へ報告するとしている。

【筆者】黄海林/転載/【翻訳】中文和訳チームB班 棚田由紀子/[ C12110701J]

40万トンのクローム屑、一過性の痛みとなるのだろうか?

1カ月間の現場の記録を整理し、クローム屑汚染の管理に関心のある友人と互いに励ましあった。

2012年8月21日,北辰区同生化工場のクローム屑が暴雨に見舞われてからちょうど1カ月が過ぎた。この1カ月という長い期間、多くの忘れ難い事があり、私は沈黙を保ってはいられない。現場最前線での記録を整理し、クローム屑汚染の管理に関心のある友人と互いに励ましあった。もし、本当に依然として気持ちを高ぶらせるに値する何かがあるとすれば、それは明らかに、民衆の期待がまだ残っているからである。

壁上の標語:“環境マネンジメントを加速し、人民に幸福をもたらそう”

■環境マネジメントを加速し、人民に幸福をもたらそう

1.なぜ調査が必要か?

個人による情報発信メディアの時代、人々は煽動されにくく、クールになった。安心な生活は、古くからの共通した夢であった。しかしかつて水遊びした河は汚染され、青空の下で歌い、夜は織り姫と彦星を見上げたかつての夢は雲散霧消し、新鮮な空気ですらお金を払って買わねばならなくなった。あなたならどうしますか?

半世紀と少しの間に、人々はある工場の輝かしい時代と脱工業化時代の証人となった。歴史の産物は恐ろしい悪性腫瘍となり、またこれは我々からそう遠くない所にある。雨季に雨が降ることは本来自然な出来事であるが、偶然の洗礼はかつての傷を開く事になった。

同生化工場、40万トンのクローム屑、周庄,一度の豪雨によりこれらの単語が関連づけられた。写真の黄色い水はどこから流れて来たのだろうか?クローム水の浸透はどれほど深刻なのだろうか?付近の村民の飲用水は汚染されていないのだろうか?一連の疑問が頭に浮かんでくる。一人の一般の環境市民として、現場に行き実証・調査し、少なくとも自分への答えを見つける必要があった。

7月29日、一度の連続した暴雨を経験した後、同生化工場塀の南側道路上には、クローム水が一面に広がっていた。

2.私たちは何を見たのか?

2012年7月29日から8月21日、継続追跡調査中、私たちはクローム屑に塀の西側と南側付近で突然変化が起きているのを発見した。

7月29日、一度の連続した暴雨を経験した後、同生化工場塀の南側道路上には、クローム水が一面に広がっていた。

7月31日、中降りの雨を迎え、緩んだ壁の角から浸み出したクローム水が低いくぼみに向かって流れて行った。

8月4日、雨の後も小さな流れのクローム水が依然として浸み込んでいたが、前回観察した時と比べ、速度は緩まっていた。

8月13日、浸透が深刻な地域で、中和の為大量の硫酸第二鉄を撒いた。当日、全国各地から来た一般の人々が共同で調査を行った。

8月15日、労働者達が中和処理を強化し、浸透を排出する地域は管理された。

8月21日、中和作業に加えて、浸透防止層のセメント補強等の措置が進められ、クロム水浸透排出の危機は解除された。

西側の壁の穴が埋められた。現場の労働者たちは浸み込み防止の塗料を塗っていた。

北辰区環境保護局の作業員がクローム屑処理工事のそばでサンプリング検査を実施。検査頻度も以前の週1回から1日1回、1日2回となった。

付近に積まれたものは処理後のクローム屑だった。建築の基礎に使う予定とのこと。

8月13日、浸透が深刻な地域で、中和の為大量の硫酸第二鉄を撒いた。当日、全国各地から来た一般の人々が共同で調査を行った。

■処理作業施設内の宣誓

3.私たちは何を聞いたか?

【付近の村民】:多くの人は半世紀以上もの長期にわたり嫌というほど汚染の苦痛を味わってきた。早くクローム屑を処理完了して欲しい。現在住民達は水の汚染には気づいていないが、クローム屑の処理の進捗に懸念が残っている。こんなに多くて年内に処理完了するのだろうか?誰が環境汚染に代償を支払うのか?

【環境保護部門】:監査とモニタリンク゛を強化した。多くの地点でサンプリング検査したがいずれも指標に達していた。我々は公益組織が監督に参与し、共にクローム屑管理を推進するのを歓迎する。

【同生化工場40万トンのクローム屑無害化処理プロジェクト】:暴雨の後、私たちは中和の為硫酸第二鉄中和を撒いたが、引き続き雨が降り、処理を難しくした。年末までに40万トンのクローム屑を処理するという任務のプレッシャーは非常に大きいが、終わらせる事を決意している。

【公益組織】:環境保護部門にはなるべく早くクローム水のサンプリング検査のデータを公開していただき、住民の使用水が安全を保障できるのか否かを知りたい。クローム屑無害化処理の具体的な工程と処理後のクローム屑の用途と発展方向についても把握したい。

【ネット市民】:引き続きクローム屑の処理速度及び土壌重金属汚染の修復等を見守っていく。天津市民の環境への注目はますます強くなっており素晴らしいことだ。

4.今後どうすれば良いか?

最近は追跡しながら、どのように民衆に一つの信頼できる答えを与えられるかを考えている。今後も引き続き追跡するのは味気ないが、更なる重要性がある。40万トン、それは本当に私たち各人の心に大きな重しとなって引っかかっており、いつ落ちてくるか、今は正確な答えが見つからない。

40万トンのクローム屑無害化処理の工程は?将来の進展は?二次汚染の防備措置は?クローム水検査のデータを公開できないのか、いつ公開するのか?40万トンのクローム屑,試されているのは工事プロジェクト部の知恵だけではなく、都市全体の担当と責任である。ずっしりと重く、また手放すこともできない。関係者は腰を据えて冷静に考える必要があるのではないか?

同生化工場院内には、「全力を尽くして200日でクローム屑管理の任務を完了させる」という看板がそびえ立っている。民衆の立場からすれば、私たちはこの言葉がただの宣誓だけではなく、更には力強い約束であり、現実となることを願う。いずれにせよ、私たちは政府の決心を見、また、メディア・公益組織・ネット市民等を含む民衆の力を見、更には300人余りの件名に第一線で戦っている労働者達を見た。彼らは尊敬に値する!

「民生」プロジェクトから「民心」プロジェクトへ。突出しているのは政府の知恵と力であり、これはすべて情報公開の基礎の上での民衆の参加、民衆の監督と民衆の表現によっている!

クローム屑、一過性の痛みとなるのか?

【筆者】趙 亮/未来緑色青年リーダー協会/転載/【翻訳】中文和訳チームA班 五十嵐裕美/[C12103101J]

エコの持つプラスのエネルギーを伝えよう―第4回中国グリーンリーダー研修キャンプ

2012年の国慶節、人々が楽しい休暇を過ごしている頃、吉林と内モンゴルの境にあるホルチン砂地には中国各地から一群の若者が集まっていた。

「心の砂漠化を食い止めてこそ、ホルチン草原の砂漠化を根本から解決できる」

2012年10月1日、人々が楽しい休暇を過ごしているちょうどその時、吉林と内モンゴルの境にあるホルチン砂地には中国各地からやってきた一群の若者の姿があった。彼らは理想を心ゆくまで語り合い、ボランティア作業に参加し、地元の人々の気風に触れ、環境観察を行い、思いをぶつけあった。

先ごろ、中国未来グリ―ン青年リーダー協会(「グリーンリーダー」)、通楡県環境保護ボランティア協会、新浪ネット環境保護チャンネルの三者が共同主催した「心の砂漠化を食い止めよう」―第4期中国未来のグリーンリーダー研修キャンプが吉林省ホルチン生態モデル区で成功裏に開催された。これは独自性と継続的な開催を特徴とするグリーンリーダーが自ら企画した重要プロジェクトの一つで、今回が4回目となる。全国28の省や市の各分野から150名近いボランティアが参加した。

今回の訓練キャンプは、9月30日から10月5日まで開催され、5日間の主な活動は以下の通り。

・生態系を感じよう―ホルチン砂地トレッキング、モデル地区の参観、防護柵の強化作業
・自費で砂漠化防止に取り組む民間の砂漠化防止ヒーロー・万平さんとの座談会、東北農家の生活体験、環境保護科学考察ボランティア交流
・社会的トピックスを巡るブレーン・ストーミング

「万先生、私は来年も引き続き活動に参加することを決めました。モデル地区でしばらく実地の体験を積みます」。安徽省の大学から来たボランティアの孫芸玲は万さんの話に勇気を得て、進んでモデル地区にボランティアに来たいと願い出た。

今回の研修キャンプの責任者の一人である田蕾は語る。「グリーンリーダーではこうした環境保護の社会実践プロジェクトを推進しています。公益の新しいスタイルを提唱し、参加者の社会的責任感を育み、エコロジー文化の底を厚くすることが目的です。同時に、中国のグリーンリーダーとして公益活動と文化交流を一体化したブランド活動を打ち出すことにもなります」

取材中、ホルチン生態モデル地区責任者である万平先生は、若者は学校で知識を学ぶと同時に、民衆の生活や社会の基本を為す層のことにも注目し、さらには思い切ってその中に深く関わることが必要だと述べた。「民衆の中という大舞台で経験と実践を積むことで成長する。星空を仰ぎみることも必要だが、地に足のついた活動はより重要だ」。活動の終わりに、彼はボランティアにサイン入りの『静かなる草原』などの草原生態文学作品をプレゼントし、若者たちを以下の言葉で激励した。「真実を語り、実際的な事をせよ。国を思い、責任を尽くし、時代と民族の将来を引き受ける人になれ!」

天津大学、北京郵電大学、延辺大学、ハルビン工業大学、大連海事大学、西南大学などから参加したボランティアと65人の社会人が今回のキャンプに参加した。活動の継続性を保証するため、主催者はホルチングリーンリーダー公益活動の報告会を公開申請する予定。「目で観察し、身体と心で体験し、魂で考える」という理念を、力強い行動に変えていくとのことだ。

【筆者】徐亜楠/環境記者/転載/【翻訳】中文和訳チームC班 松江直子/[C12103102J]