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第4回 東アジア環境市民会議
〈第1部〉「東アジアにおける水汚染の実態」
1日目(10/11)
報告「水資源に注目 母なる川を守る~緑色漢江の取り組み」
緑色漢江 秘書長 葉 福宜
漢江は、私たちの母なる河です。襄樊市は南水北調の中線工区の丹江ダムに位置し、漢江中流域に隣接しています。漢江は長江最大の支流で、襄樊市には195kmの流域があり、襄樊市民の母なる河となっています。
南水北調の中線工事が実施された後、漢江下流の水量は3分の1ほど減少し、漢江の水質は更に深刻になることが予想されています。我々市民にとっては水資源に関心を寄せ、漢江を保護することが緊急の課題です。
「緑色漢江」(襄樊市環境保護協会)は2002年8月、母なる河を保護する活動の中で誕生しました。スローガンは「水資源に注目、母なる河を守る」です。「緑色漢江」は成立以来、現地の状況に合わせて、水資源の保護を切り口に、母なる河の保護を重点的な活動としています。ここ数年間、我々は誠心誠意の行動を中心に、一歩一歩確実に生態環境の保護のため、母なる漢江を保護するために積極的に活動をしてきました。
母なる河の保護のため、まずは市民に呼びかけます。当会は環境教育や宣伝活動をメインテーマとしています。合計21回の無料環境教育トレーニングプログラムを展開し、713ヵ所の学校や法人から、計1286名の教師やボランティアが参加しました。環境教育は学校に入り込み、農村に進出し、コミュニティなどで計431回行いました。延べ23万人あまりに直接的な宣伝や展示などによる説明を行いました。市全域にわたる環境意識教育の中で効果が得られ、市民の漢江に対する関心を呼び覚まし、環境保護意識の増進に積極的な影響を与えることができました。
母なる河を保護するためには、河の状況を理解する必要があります。当会は、2チームに分かれて数年間にわたり、会長のリードのもと漢江及びその支流沿岸にて汚染源の調査を211回行い、行程は計3万kmにも上りました。実際のデータを取得した後は、調査報告や提案を出し、市の政府に政策提言をし、注目を呼びかけました。
母なる河を知るために、2003年4月下旬、当会は「歩いて漢江の襄樊市流域の環境を保護しよう」というアクションを実施しました。
唐白河は漢江中流域における最大の支流で、行政区分は河南省・湖北省の2省とされています。
2004年4月、当会は「歩いて唐白河の環境を保護しよう」というアクションを行いました。この活動で、清流であった唐白河の汚染は河南省から来ていることが分かりました。
河南馬庄一つの村にある8つの小さい製紙工場が河に流し出す汚水は、61.12億トンもありました。この患者は、癌で2年前になくなった人で、香港フェニックステレビで報道されたこともあります。
数回にわたる調査を実施し、省政府・市政府及び中央の指導者に手紙を書くなどの手段を講じた結果、河南政府が汚染措置を取ることになり、一部の製紙工場が閉鎖することになりました。2005年9月~11月、白河は十数年ぶりに初めてきれいになりましたが、河の色がきれいになっただけで、依然として汚染物が含まれており、水質は劣Ⅴ類にとどまっている状況でした。
民間NGOとして我々は、汚染調査や問題の発見、理解、政府や社会への問題提起、及び汚染の管理を呼びかけるといったことに限らず、問題解決の方法も模索し、解決にむけて貢献すべく、行動を起こさなければなりません。NGOの強みを発揮し、数回にわたって政府に提案すると同時に、実際に役立つことも計画しました。42回にわたる翟湾村における調査に基づいて、世界銀行から3万ドルの助成金をもらい、翟湾村に深井戸を掘るプロジェクトを実施したのです。このほか、省や市の政府に予算を分け与えるように働きかけ、先進都市の作業速度で村民に深井戸を掘った結果、2006年6月には、3万の村民が安全な飲用水を利用できるようになりました。
翟湾村に深井戸を掘るプロジェクトは日本大使館の注目を得て、助成金も頂くことになりました。この場をかりて、日本の専門家たちに感謝のお礼を申し上げたいと思います。駐中国日本大使館の方から流湾以下の8つの村に井戸を掘るプロジェクトの申込書を渡されました。駐中国日本大使館からは1000万円の助成金をもらい、井戸を掘るプロジェクトがスタートしました。
民間組織の活動は、皆さんの支援とサポート無しでは行うことができません。ガン村の飲料水問題解決と同じ時期に、わが組織は国際河流保護連合の支援も受け、2万ドルの助成金をもらうことになりました。これで河の保護を目的とする船、「緑色漢江号」を導入することにしました。
現地の村幹部、学生、先生たちによる水質測定チームを立ち上げ、経費的に余裕はありませんでしたが、翟湾村、流湾村にデジタルカメラを導入し、毎日河の汚染状況を監視し、写真を撮り、記録に残すように求めました。機会があれば、是非皆さんにも「緑色漢江」に乗ってほしいと思います。もちろん無料です。
現在、わが組織にはオフィス設備、カメラ、ビデオ、水質測定器などが整備されています。5つの水質測定チームも設立し、月一回水質測定指定地に行って検査を行います。我々の努力によって漢江の水質は改善され、現在は二類水質を維持しています。但し、南水北調プロジェクト以来、水位が下がって自給能力も弱くなり、更なる保護が必要だと思っています。
これからは、もっと多くの人に呼びかけ、山奥の地域で、漢江のほとりで、遠い村で、引き続き宣伝を行い、環境保護の種を市民一人ひとりの心に蒔きたいと思っています。もっと多くの市民が漢江の保護に参入することを目指しています。
一人ひとりが目の前の河を保護することができれば、私たちの地球の空はもっと青く、水はもっときれいに、山はもっと緑になることを信じています。
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