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◆フロン(注)は地球環境に有害
80年代にフロンがオゾン層を破壊すると指摘され、その代わりに代替フロンが開発されましたが、それも地球温暖化を進める有害なガスであることがわかっています。温暖化が進むと異常気象が頻発し、洪水や旱魃により農作物の収量が減ったり、生態系が大きく変わるなどの被害が起こります。また、マラリアやデング熱などの伝染病が流行し、私たちの健康を脅かすことにもなります。さらに海面の上昇に伴い、ツバルやソロモン諸島といった海抜の低い島や国が水没する危険があります。
しかし、フロンは世界中で冷蔵庫やカーエアコン、断熱材などの用途で大量に利用され、大量に大気中に放出されています。ところが先進国でさえまともに対策を取っていない状況で、地球環境に大きな悪影響を与えています。この恐ろしい環境破壊を止めるためには、現在使っている製品をフロンを使わないものへと転換することが必要です。
(注)「フロン」とは、CFC、HCFC、HFCを指しています。
◆不完全なフロン対策の現状
日本では、2002年に「フロン回収破壊法」が成立し、カーエアコンや業務用冷凍空調機器に使用された冷媒フロンを大気中に放出させないため、廃棄の際に回収が義務付けられることになりました。しかしこの法律は、フロンを生産したり使用したりすることに関しては規制していないので、結果的に今でも大量のフロンが使われ続けています。また、回収についても技術的に100%回収は不可能で、回収すれば使い続けてもよいということにはなりません。さらに信じがたいことに、ほこりとばしスプレーや断熱材等で使われているフロンは、今でも何の対策もなく野放しとなっています。これでよいのでしょうか?
◆脱フロン・キャンペーンの展開
例えば、ほこり飛ばしスプレーに使われている代替フロンは、二酸化炭素の1300倍も強い温室効果ガスです。このようなものを平気で認めるわけにはいきません。そこで日本では、気候ネットワークやストップ・フロン全国連絡会などの環境NGOが中心となって、市民・消費者の立場から脱フロン社会(フロンを使用しない社会)を築くためにキャンペーンを展開しています。キャンペーンでは、
①代替フロンスプレーの購入・使用を止めよう<不買運動のすすめ>
②ノンフロン冷蔵庫を選ぼう<脱フロンの選択肢のすすめ>という2つの行動を当面のターゲットにしています。
スプレーについては市販されているフロンスプレーのサンプル写真をホームページで公開し、不買のすすめをしています。またノンフロン冷蔵庫については、ノンフロンマークのついている冷蔵庫を選ぶよう、その紹介や購入時の注意点などのポイントをあげています。
フロンが何に使われているのか、そしてそれを使わない方法があるのか、改めて考え、市民自らが脱フロン社会の道を選んでいくことが、地球市民として生きる大切なことなのです。世界の各地で、脱フロンの動きを広げていきましょう。
詳しくは、「脱フロン・キャンペーン」ウェブサイト(日本語)
(http://www.jca.apc.org/kikonet/campaign/nonflon.html )をご覧下さい。
キャンペーン事務局問合せ:
気候ネットワーク東京事務所 〒102-0083
東京都千代田区麹町2-7-3半蔵門ウッドフィールド2F
TEL:03-3263-9210 FAX:03-3263-9463 E-mail: kikotko@jca.apc.org
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