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来客時や年末など、つい何かあるときに後回しにしがちな大掃除。日常の生活を支えてもらっている家屋や家財に感謝の気持ちを込めつつ、スッキリ、キレイにしたいものです。まずは全体的なポイントから見ていきましょう。
【1】ふだんからコマメに
日頃のちょっとしたお掃除の積み重ねがポイント。寒い時期に大掃除をするよりも、気候が快適な時季からこまめにやっておくのが理に適っていると言えるでしょう。掃除の規模に応じて、年間・月間・週間などでどこをどう掃除するか、分担を含めた計画を立てることをオススメします。
日常的には、古タオル、用済みのストッキングや靴下、いわゆるボロ布、使い捨てタイプの歯ブラシ、新聞紙や広告などを、ある程度とっておくと便利です。掃除用具に新品を調達しなくて済むようにするのが、環境面でも経済面でも合理的です。
【2】とりかかる前に計画を(重点箇所、優先順位など)
掃除は、しっかり計画を立ててからとりかかるようにしましょう。
ポイントは「重点箇所」と「優先順位」です。大きめのカレンダーの裏などに、間取りを書き、どこをどの順番で進めるか、貼り出しておくと、作業しやすいですね。(終わった箇所にチェックを入れるようにすれば、張り合いも出ます。)
優先順位の高いものから片付けていけば、いつ誰が来ても、あわてずに済むでしょう。
【3】汚れを見分けて適切に
ここだけはピカピカにしたい、という清掃ポイントを決めておくと、計画を立てやすいかも知れません。ただし、過度なピカピカは考え物。化学系の洗剤などでキレイにした場合、人によっては肌や体調に支障が出ることもあります。使用上の注意をよく確かめてから適切に使いましょう。
大掃除の時にしか使わないような洗剤類が眠っていることが多々あります。用途別に売られていると、ついつい備えてしまうものですが、使いかけのものが見つかったら、まず使ってみましょう。意外と汎用性があるものです。
ただし、汚れにはタイプがあります。
例えば、トイレ用はアンモニアによる黄ばみなどが中心なので[酸性]と書かれた洗剤が適し、台所用は酸性の汚れ(油汚れ)が中心のため[アルカリ性]になります。市販の洗剤類は、アルカリ汚れには酸性を、酸性汚れにはアルカリを、という化学の原理に沿っているので、確認してみてください。(ちなみに、お風呂用はアルカリ性の汚れ(水あか)と酸性の汚れ(人間の皮脂汚れ)が混ざっているので[中性]が一般的です。)
手持ちの洗剤では間に合わず、どうしても新たに買う必要が生じたら、できるだけ汎用性が高い(用途を限定しない)もの、天然成分を多く使ったもの、を選ぶようにしましょう。(詰替品ならなおベター)
タオルなどでちょっと拭き取るだけでも結構キレイになるものです。洗う・拭くの前に、そこに洗剤を使う必要があるかどうか、また洗剤の代わりに使えるものがないか、検討するようにしましょう。
洗剤の代わりとして注目されるのは、石けん、重曹(炭酸水素ナトリウム、ベーキングパウダー)、酢(またはクエン酸)の3つ。この3つを使えば、十分に汚れを落とすことができます。すでにあるものを有効に使いましょう。
それぞれ使い方を見ていきましょう。
〈石けん、重曹〉
成分はアルカリ性です。[酸性]の汚れを落とします(例:衣類のたんぱく汚れ、油汚れ、手あか、食器の汚れなど)。重曹が重宝するのは、粒子が研磨剤の役目を果たすからですが、使いかけのクレンザー(液状タイプ)があれば、それから使いましょう。
〈酢、クエン酸〉
成分は酸性です。[アルカリ性]の汚れを落とします。(例:石けんカス、ポット内部の汚れ、水あかなど) 食用酢は安価で入手もしやすく、殺菌作用もあるので、何かと便利です。
ミカン、グレープフルーツ、レモンなど柑橘類の皮に含まれる成分(リモネン)やお米のとぎ汁が洗剤代わりになることも、よく知られています。お試しください。
【4】上から下へ
チリやホコリは上から下へ落ちます。掃除をする方向は、天井から壁、棚、机と下へ向かうような感じで。敷居や床は最後になるよう、進めると効率的です。網戸、窓、扉も同じ要領で。
【5】掃除機は一気に
掃除機を使う前に、掃除機をかける箇所を整頓しておきましょう。ゴチャゴチャしたままでは、掃除機が思うように使えず、スイッチを付けたり切ったりしないといけないため、手間もかかりますし、電力も余計に使います。
掃除機も上から下へ、です。一気にかけてしまいましょう。
【6】不用品が出てきたら
古着や古本をはじめ、要らなくなったCDやDVDは、そのままの形状でもう一度使えるため、「リユース」(再使用)が可能です。買い取ってもらえる店などを知っていたら、そこに持ち込むなり、持ち込むのが大変な場合は、インターネットでの買い取りサービスもいろいろ出ているので、探して利用してみるといいでしょう。
買い取りが利かない日用品や雑貨類は、フリーマーケットに出品するのが早道ですが、インターネット上のフリーマーケット(ネットオークションなど)を使うのも一案です。
ボロに近い繊維製品は、汚れやシミが付いていなければ「ファイバーリサイクル」に回せます。内装材やウエスなどに再加工されるので、単にゴミとして出してしまうよりも有意義です。
再資源化できるゴミは、自治体の分別ルールや近所のスーパーの回収ルールに従って、出すようにしましょう。優先順位は、リデュース(抑える・減らす)、ロングユース(長く使う・長持ちさせる)、リユース(同じ形状での「再使用」)、リサイクル(違う形状に加工し直す「再利用」)です。ゴミになるものは限りなく少なくなるよう、まずは努力しましょう。
今回は、全体的なポイントをご紹介しました。台所、洗面所、窓・網戸など、場所別の掃除の仕方は、機会を改めて紹介しようと思います。
【エコ掃除に関する参考情報】
・「エコ掃除ってなんですか」:http://eco.goo.ne.jp/life/eco/clean/
・「すっきり!eco掃除」:https://link.chuden.jp/ecolife/tips/clean.asp
筆者: *共同執筆
団体名:東アジア環境情報発伝所/-
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