|
◆エコドライブとは
エコドライブとは「環境にやさしい運転」のことで、無用なアイドリングをやめる、無駄な空ふかしをやめる、急発進・急加速・急ブレーキをやめる、経済速度で走行する、などを心がけて自動車を運転すること。最近は、ドライバーをサポートするエコドライブ支援機器も普及し始めている。
環境を良くしていくためには、ハード整備だけでは限界があり、やはり自動車を使う「人」自身が変わっていかなければならない。その一歩として、エコドライブが拡がっている。
◆一石五鳥の効果
あおぞら財団では、2003年度より、大阪大学新田研究室の協力の下、トラック運送事業者を対象に、エコドライブに関する研究と普及事業を行なってきた。(社)大阪府トラック協会河北支部や行政、矢崎総業(株)等と協力し、39社・315台の貨物車に、音声ナビ付デジタルタコグラフの支援によるエコドライブ実証研究を行い、平均1割程度の燃費向上が可能であることがわかった。
また、エコドライブは、①環境面、②経済面、③安全面(事故の減少)での効果に加え、④交通流円滑化、⑤人づくり(他者・環境への配慮、コミュニケーション促進など)の「一石五鳥」の効果を生み出す。(図:年間CO2削減量 参照)
ドライバーからは「運転に余裕ができた」、「最初は嫌だったが慣れた。続けていけそう」、「環境、家族のことを考えてアクセルを踏むようになった」などの感想がでている。
◆これから
今後は、既に取り組みをはじめている人が継続していくこと、さらにエコドライブへの理解・賛同者を増やしていくことが重要である。課題としては、次のようなものが考えられる。
①資金・人材・ノウハウが不足しがちな中小運送事業者への支援
②営業車やマイカーへの普及・啓発
③運送時間の管理や環境対策など、荷主の理解を拡げる
④道路環境の改善や悪質事業者の取締りなど、エコドライブのための走行環境整備
⑤行政・事業者・市民・NPOなどが協力した各地域での普及の仕組みづくり
2006年6月には、エコドライブ普及連絡会(環境省、国土交通省、警察庁、経済産業省)がエコドライブ普及・推進アクションプランを策定し、国全体での取り組みが始まっている。
これからは、「上手な運転」といえば「エコドライブ」だと、みんなが思うようになると、社会が変わる。ギスギスした競争社会から、思いやりのある穏やかな社会へとギヤを切りかえる。
エコドライブは、よりよき社会づくりに誰でも貢献できる確かな一歩である。
*関連ホームページ
http://www.ecodriver.info/
|

図:年間CO2削減量

エコドライブをするドライバー

平均燃費の向上(8t車、2006年)
|