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生態系 APPが土壇場で告訴取り下げ 中国グリーン消費最大案件は不戦勝に

浙江省

 金光集団(APP中国。以下、APP)会社が浙江省ホテル協会を名誉権侵害で訴え、中国グリーン消費最大案件と呼ばれていた訴訟は、思いもかけず劇的な結果となった。原告が急遽告訴を取りさげたため、浙江省ホテル協会の不戦勝となった。

 浙江省ホテル協会や中国環境保護連合会は本日(注:2月23日)午前、杭州にて記者会見を開き、同協会の杜覚祥福秘書長は、この結果は意外ではあるが、理にかなったものだとコメントした。

 APPはなぜ突然告訴を取り下げたのか。この案件を審理している裁判員のパン(まだれ+龍)邦彩氏は、APP側は取り下げの理由については何も述べていないと記者に語った。浙江省ホテル協会の代理人である浙江省星韻弁護士事務所の胡祥甫弁護士は、以下のように推測している。APPは、被告側である浙江省ホテル協会がAPPによる大量森林破壊の確固たる証拠を把握しているため、勝訴が見込めないと判断した。また、今回の訴訟によって、森林大量破壊の真相が再び白日のもとに晒され、同集団の名についた傷がより色濃くなるのを避けるため、告訴取り下げという「賢明な行動」を取ったとみられる。

 この案件の発起人である杜覚祥氏は、マスコミに彼の戸惑いを以下のように語った。APPは、世界的に有名な製紙会社として、元来紙パルプを原料としてきた。そして海外に対しては「環境を破壊しない」と厳粛に約束してきたが、中国国内に同じような約束をしていない。どうしてだろうか。彼らは広西、海南、雲南、河南、遼寧などの地域において、まさに(一部ではもうすでに)大規模な原木・パルプ・紙一貫生産プロジェクトを進めている。環境保護の約束がなされていないままでは、そのプロジェクトがもたらす結果について憂慮せざるを得ない。杜氏は、APPが中国国内に向けても(海外同様)誠実に有効な環境保護の約束をし、そして違法行為を取りやめてほしいと訴えた。さもなければ、浙江省ホテル協会はその製品に対するボイコットを続けると語った。

 最初にAPPが林を破壊している事件を摘発した「グリーンピース」も、今日(注:2月23日)の記者会見にスタッフを派遣した。一貫してこの件の調査に関わっているプロジェクトリーダー、鐘峪女史によれば、APPが破壊した林の面積は、国家林 局が調査報告に公表した9500ムー(1ムー=15分の1ヘクタール)をはるかに上回っていた。なぜならこの数字は瀾滄県(県は、省・自治区の下に位置する)というひとつの地方から提供されたものにすぎず、APPはすでに雲南省の多くの県や市において(前述の)林とパルプの一体化プロジェクトを進めている。

 中国の森林法によれば、違法に林を伐採した場合は、その面積にかかわらず、すぐに立件できるとしている。しかし、APPはすでにたくさんの天然森林を違法に伐採したのにもかかわらず、どうしてこれまでどの関係部門も法律を適用して取り締まらなかったか。このことについて、大いに疑問を感じている。彼女は、グリーンピースはここで手を引くわけにはいかないと表明した。

 成立したばかりの中華環境保護連合会は、先日マスメディアに向け、「浙江省ホテル協会の環境保護運動を支持する」と発表した。当連合会の曽暁東秘書長は、全力で浙江省ホテル協会を支持し、また、環境法の専門家を集めて、今回の案件に対しての研究をスタートさせたとのこと。

 応援のために杭州まで駆けつけた、中華環境保護連合会の権利保護センターの責任者である彭近新氏は記者会見において、以下のように語った。浙江省ホテル協会がAPP製品に対してのボイコットは、充分な法的根拠があり、国の持続可能な発展の要求に適合している。また、「人と自然の調和」という時代の流れに応じた正義の行動であり、社会的な賛同や大衆による支持、法の保護をうけるのは当たり前のことだ。中華環境保護連合会は「環境保護の正義を広げ、環境保護の権益を維持する」という旗を大きく掲げ、市民や社会団体によるあらゆる環境保護の行動を支持し続けると語った。

 協会が雇った北京鼎業弁護事務所の陳茂雲弁護士は、浙江省ホテル協会がAPP商品に対するボイコットも、APPがこの行為によって名誉毀損を訴えた案件も、中国の環境保護歴史においては、特筆すべきことであるとコメントした。不戦勝という結果は、まさしく環境保護団体の勝利であり、メディアが環境保護を支持した成果である。しかし、この案件はまだ完全に解決されたわけではない。今回判明した一連の事件やその背後にある因果関係など、深く追求する必要があると語った。

関連ニュース:
中国民間環境保護組織、浙江省ホテル協会を応援
http://www.enviroasia.info/japanese/index_j.php3?status=n_view&w_num=2034&c_cd=C







記事執筆、翻訳
日付 2005-02-23
筆者 趙 永新
媒体 人民ネット
団体名 人民ネット
URL
翻訳者 黄 清純

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