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環境教育 WWFとトラフィックがチベットグリーンツーリズムを呼びかけた

北京市 WWF、トラフィックとその協力団体が“チベットグリーンツーリズム”を提唱

 7月1日の青蔵鉄道正式開通前夜、WWFとトラフィック(野生生物の取引をモニタリングするNGO)、及びその協力団体がチベットグリーンツーリズムを提唱し、チベットを訪れる旅行客に青蔵高原の生態を保護することを呼びかけた。

 WWF、トラフィック、及び中国野生動物保護協会と中国国家絶滅危惧種輸出入管理事務局は、環境保護パンフレットを作成、青蔵鉄道の乗客に配布し彼らに絶滅危惧動物(トラ、チベットアンテロープ、セツレンカ等)に由来する製品を買わないように啓発することにより、チベットの希少絶滅危機動植物を守ることを目指している。

 「旅行客の絶滅危機野生動植物に由来する製品や記念品に対する消費需要が増加し、今後、現地の生物多様性を脅かす」WWFラサプログラム事務局主任ダワ・ツェリング氏は、「旅行客がこれらの製品を買うことを控えさえすれば、生物多様性や生態環境に与える影響を減らすことができる」としている。

 チベットの観光業は80年代に始まったが、それ以前はほとんど他の地域から隔絶していたといえる。統計によると、1980年にチベットを訪れた旅行客は1059人で、その95%が海外からの旅行客である。しかし、近年経済の発展に伴ってチベットの観光業は顕著に増加し、チベットへの旅行者も激増している。2004年までに、チベットへの旅行者は122万人に達し、その数は1980年の1000倍以上となっている。今日、中国国内からの旅行者は既に全体の92%以上を占めるまでに至っている。青蔵鉄道の開通に伴って、チベットへの旅行者は今後大幅に増加する見込みである。

 青蔵高原は世界で最も海抜の高い高原であり、黄河、長江、メコン河、怒江、インダス川、およびヤルツァンボ川など、アジア大陸の大河の源流地である。同地域は生物資源も豊富であり、チベットアンテロープ、チベットガゼル、ヤク、バーラル、ユキヒョウ、ヒグマ、ベンガルトラ、オグロヅルなどの多種の稀少な野生動植物を擁している。しかし、4000メートル以上の海抜の高さの為に、青蔵高原の生態システムは極めて脆く、一度破壊されればその回復は非常に難しい。どのように経済発展と生態保護の折り合いをつけるかということは、多くの人が関心を持つ差し迫った重要な問題である。このため、WWFは関係者と協力し効果的な方策を探し求めることに最大限の力を注いでいる。







記事執筆、翻訳
日付 2006-07-12
筆者 WWF China
媒体 寄稿
団体名 WWF China
URL http://www.wwfchina.org/
翻訳者 中文和訳チームB班 額田拓

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