Google WWW を検索 サイト内検索

環境ニュース

市民団体・市民紹介

地球と生きる方法

環境ニュース > ごみ・リサイクル (中国 発)

ごみ・リサイクル 北京で使用済み牛乳・飲料用紙パックリサイクルを展開

北京市 2001年から30以上の地域や学校へ紙パックリサイクルを普及・啓発し、これまで1200トン以上の各種紙パックを回収

 先日、10万元の「中国青年トヨタ環境保護賞」を手にした北京金色啄木鳥環境保護団体の受賞プロジェクトは、北京における牛乳・飲料用紙パックのリサイクルプロジェクトである。

 2001年から、北京金色啄木鳥環境保護団体は粘り強く紙パックリサイクルを進めてきた。30以上の地域や学校へ紙パックリサイクル推進パンフレットを配布し、これまでに回収した紙パックは1200トン以上にのぼる。

 人々の生活習慣の変化や、牛乳・ジュースなど飲料の需要増加に伴い紙パックは早くから一般市民の日常生活に溶け込んできた。私たちが毎日消費する牛乳やジュースは相当量になる。一方、飲み終わった後の空の紙パックはというと、ゴミ箱にポイと捨てられるだけである。いわゆる「テトラパック」や「ブリックパック」などの飲料用パックは、紙・プラスチック・アルミの3つの材料が合わさってできており、その比率は、70%、20%、5%である。統計によると北京だけで日々廃棄される紙パックは、重さにして40トン以上、400万個以上にのぼる。

 以前、回収・処理能力が十分でなかったために、紙パックのほとんどは「リサイクル不能ゴミ」として捨てられ、ゴミ焼却場に送られ燃やされるか、ゴミ埋め立て地で埋め立てられるかのどちらかであった。しかし、これらの紙パックには金属箔やプラスチック等の変質しにくい成分が多く含まれているため、焼却が難しいだけでなく、大気・土壌・地下水汚染を引き起こす。現在の新しいリサイクル処理技術では、多層構造の紙パックを効率的に材料別に分ける事が可能になり、そこから紙の原料と粒状プラスチックができる。廃棄物が宝に変わるのだ。500mlの牛乳パックでは、20個で小さな筆箱、200個で小さな腰掛、2000個あれば小さなテーブルができる。また、30個の牛乳パックでは70mのトイレットペーパーが5巻できるという。しかし、現状は決して楽観できるものではない。例えば、上海では毎日200万個以上の紙パックが生産されているが、一方でリサイクル業者が生活ゴミの中から回収し再利用するのはその総生産量の50分の1にも満たないのである。

 北京金色啄木鳥環境保護団体は政府と企業、及び民間組織の協働の仕組みを作り上げ、今年は月あたり回収量50トン突破を目指し、すでに西城、東城、海淀、朝陽、豊台区や大学、小学校に回収ポイントを設置した。また、今後このプロジェクトが終了した後、他の地域や学校へと広め、さらに一年を費やして北京の全ての地域、学校に使用済み紙パック回収システムを作り上げる。

 関連して―
北京金色啄木鳥環境保護団体は2000年に成立した。成立以来、同団体は環境保護製品の開発、生産、使用、またゴミ分別やリサイクル資源回収を推し進めるとともに、再生紙利用を広めている環境保護企業である。成立以来、学校や地域で長期にわたって省資源、環境保護の啓発活動を進めてきた。

2005年10月:中国環境保護特別貢献賞を受賞
2005年11月:唐山廃棄紙パック処理工場建設計画を開始
2006年4月:廃棄紙パック処理工場操業開始
2006年7月:北京で廃棄紙パック回収分別センター建設計画
2006年8月:金色啄木鳥「大学生環境ビジネス起業パーク」の設立計画開始、主として再生資源回収と新しいリサイクル技術の研究開発を進める。


紙パック回収作業




記事執筆、翻訳
日付 2007-03-28
筆者 王 丹艶 (WANG,danyan)
媒体 寄稿
団体名 北京金色啄木鳥環境保護団体
URL
翻訳者 中文和訳チームB班 額田拓

掲示板 新規書き込みは >>こちら

No Comments

page top