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環境に配慮し持続可能な発展の道を歩むことを後押しするため、今回の環境保護賞では20社の企業に企業環境保護賞が贈られた
アラシャン SEE生態協会と大自然保護協会が共同で開催している “SEE・TNC環境保護賞” (2007年)の授与式が4月18日北京で行われた。社会発展の中核勢力である企業を押し上げるために、環境保護と持続可能な発展の実践に力を入れ、今回の環境保護賞では 20社の企業に企業環境保護が贈られた。
これは、経済発展の過程で資源の持続可能な利用を重視し、環境保護に努め、それによって経済発展と環境保護の両立を達成し、工業化と生態文明の共存をなしえている企業に贈られたものだ。“2007年SEE・TNC環境保護賞”のエントリー期間、市民の意識と環境教育項目 63件、生態プロジェクトと地域発展項目60件、科学研究と環境保護技術項目37件 、企業環境保護賞59件の、合わせて219件の応募があった。
3月15日、12時の締め切りまでに446,916人が評議に参加した。最終的に、各界の専門家から成る評議委員会が29の環境保護賞項目と、20の企業環境保護賞を選出した。4月18日の午前、15名のアラシャン SEE生態協会理事と15名の大自然保護協会の代表から成る審査団が10の項目から1、2、3等賞を選出した。“SEE環境保護賞”はアラシャン SEE生態協会が2005年2月に設立したもので、中国の民間環境保護団体では、初めての生態環境保護賞である。2007年、“SEE環境保護賞”に、世界最大の民間環境保護組織である大自然保護協会という新たな仲間が加わり、今回から“SEE・ TNC環境保護賞”と名前も一新した。
《受賞企業の事例》
1.鋒尚:省エネ建築の第一人者
現在中国では430億平方mの既存建築のうち、99%が高エネルギー消耗型であり、建築面積あたりのエネルギー消費は先進国の3~4倍である。予測に基づくと、このまま何の措置もとらなければ、2020年までに中国の建築エネルギー消費は11億t(現在の3倍以上)になり、中国は二酸化炭素排出量、世界第一位になる。建築における省エネは待ったなしの状況である。3年前、鋒尚国際マンションは北京で“エアコン・温水暖房器時代との決別”という夢を実現させた。このマンションでは、どの部屋にもエアコン、暖房器が見られないが、温度と湿度は適度に保たれ空気は新鮮である。建築企業として、北京鋒尚国際は中国で初めて、3年連続でヨーロッパの低エネルギー指標をクリアしている。この“低エネルギー指標”を中国の国家水準に換算すると80%以上を節約していることになり、国家建設部の目標は2020年には全国で65%を節約することである。
2.BP:炭素排出量測定器を一般市民の生活へ
先ごろ、BP(中国)公司は、全社員に“炭素放出記録”計算表を配布した。役職のない社員から幹部まで、全員が外国への飛行機での出張を控え、自家用車での通勤は同僚と乗り合わせるなどして、全社をあげて炭素排出量の減少に努めている。彼らが設計した“BP炭素排出計算機”は、自分の家庭の間取り 、エネルギー消費量、生活習慣、外出及び買い物の過程での二酸化炭素排出量を記入するだけで、自分の二酸化炭素排出における貢献度がわかるというものだ。この簡単な計算機は同時に、生活水準を落とさずに二酸化炭素を減らすための、いくつかの省エネのコツを紹介している。
3.王朗:国家級保護区で地域小企業扶助活動を展開
王朗保護区は世界に名立たるかわいいパンダのふるさとである。2004 年、王朗保護区はWWF(世界自然基金)の協力のもと、地域小型企業である王朗生態旅行サービスセンターを立ち上げた。保護区と地域の観光業の発展の相乗効果を通じて、王朗保護区及び周辺地域の農産物(蜂蜜、くるみ、山椒、きのこ、茶など)を成都、重慶、上海、海南、北京などの大手スーパー、カルフール、または地元での販売を促進し、村民の収入を上げ、パンダおよび生息地と森林資源の保護を行っている。かつて地元の収入源は限られており、住民は年中自給自足で、狩猟や薪を拾い、大部分の家庭は保護区の中で山菜や薬草を採り、密漁や放牧を行っていた。自然資源がまだ有効利用されておらず、周囲の自然環境も破壊され、パンダとその他稀少野生動物の生息面積が少しずつ減っている。地域小型企業プロジェクトの展開は、周辺住民の考え方を大きく変え、地域が環境保護に参加するという新しい構造を作り出した。
4.東達蒙古王グループ:300万ムーのヤナギ産業の立役者
砂漠化は世界経済の発展を制約する重大な問題である。中国の8つの砂漠のうち、4つは内モンゴルにあり、内モンゴルの砂漠面積は42.8万平方mに達する。オルドス黄河南岸はクブチ砂漠中央の干ばつ地域にあたる。毎年1.6tの黄沙が季節性河流に乗って黄河に流れ込み、ひどい年には黄河の断水を引き起こし、地元住民の生活に大きな被害と損失をもたらしている。 1996年、東達蒙古王グループはオルドス地域において黄沙削減大作戦を展開した。2億4,300万元を費やし300万ムーのヤナギ植林基地建設プロジェクトを開始し、生態環境の改善を進めている。東達蒙古王グループは、さらに2.2億元を投資し、環境保護水準を満たせず倒産した製紙工場を買い取り、年間50万tの生産能力にまで引き上げ、一期に10万tのヤナギパルプ製の麺類箱用ボール紙を生産し、年間10万tのダンボール紙を生産できるまでにした。ヤナギ市場は毎年100万tの需要がある。 12万の農民がそれによって収入が上がり、一人平均収入は1420元になった。農民は注文票に従ってヤナギを植え、植林面積は倍増した。
5.九漢天成:砂漠エコツアーが土地劣化を改善
内モンゴルアラシャン九漢天成旅行開発有限責任会社はアラシャン砂漠化管理の過程で、毎年100名以上の地元農民を養成し、彼らが伝統的な牧畜生産から抜け出る助けとなっている。6年にわたる活動で、参加した地元農民は800人を超え、第三次産業に転向するものも現れた。この活動で、300万ムー余りの緑化に成功し、政府が費やす7500万元の緑化費用の削減になった。現在、「騰格里達来」月亮生態観光地区は世界最大の砂漠生態探検の根拠地となっており、国家AAAAA観光区(モデル地区)である。
6.易道公司が北京市の雨水管理に貢献
郊外の都市化と環境破壊というふたつの影響を受け、北京市は重大な水不足に陥っている。そこで、雨水の利用が真剣に議論されるようになった。易道公司は現在、北京市雨水管理システムの実現可能性を検討し、計画している。市内全域のリアルタイムでの天気観測と雨水感知器を通して、データを集め、雨水を貯水池と雨水処理施設に流す。湿地、沼地、ため池なども含め、雨水を処理したあと全て再利用する。
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