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地域とともにつくる 人と自然の平和的共存
2007年10月17日北京観鳥会と自然の友の“北京野生オシドリ保護”プロジェクトチームが、北京市懐柔渤海鎮にある三渡河小学校を訪れ、オシドリ保護に関する環境教育活動を行った。教師と児童の積極的な賛同を得たこの活動に対し、教務課の姚長満主任は“こんなにも生き生きとした授業を初めて見ました。またわが校の周囲の河にオシドリが生息することを知り、これからはこういった活動を増やしていきたいと思います。”と語った。
北京市懐沙河-懐九河地区水生野生動物自然保護区では、長年にわたり野生オシドリの繁殖数が記録されている。ここ2年間の夏には、特に灝明湖(こうめいこ)で百羽を超えるオシドリの群れが発見されている。そのうち幼鳥が三分の一を占め、このことはこの地区の生態状況が、野生のオシドリの繁殖と成長に適していることを示している。
“北京野生オシドリ保護”プロジェクトチームのボランティアの記録によると、2006年4月から2007年10月までの間、懐沙河地区において最も多い時で134羽のオシドリが観察され、1月、2月、12月を除いたすべての月の調査でオシドリが観察されている。
しかし懐沙河地区の経済活動が頻繁になるにつれ、オシドリの繁殖と成長活動も一定の影響を受けている。例えば、各種の堤防の増加は自然のなだらかな岸辺や洞のある大きな樹木、群生する水草など、オシドリが成長しえさを探すのに適した場所の減少を招いている。その他の良くない影響については現在調査研究中だ。
地区の人々によれば、オシドリは水辺で栽培しているとうもろこしなどの穀物を食べてしまうなど、作物の生産に良くない影響を与えているとも言う。いかにして懐沙河地区のオシドリ繁殖区で生活している人々にオシドリについて知ってもらい、オシドリの生育環境の保護、自然環境の保護の重要性について知ってもらうのか。北京観鳥会と自然の友は“北京野生オシドリ保護”プロジェクトにおいて、種の調査、観察、環境保護の宣伝などの活動とは別に、特に懐沙河地区オシドリ繁殖地の住民との双方向活動に力を入れ、掲示物、座談会、中小学生を対象とした環境教育授業などの形式でオシドリ保護の宣伝と普及活動を行い、地区住民と学校から歓迎されている。
地域とともに創っていくことを通し、人と自然の平和的共存という雰囲気が形成され、このプロジェクトを行うことが懐沙河地区の自然環境を保護し、調和社会の建設の促進に貢献し、また積極的な力となることがこのプロジェクトの願いだ。
北京市懐沙河-懐九河水生野生動物自然保護区内の懐沙河は、懐柔境内沙谷郷南にある北葦灘を起源とする全長28.7kmの河で、1996年に市級保護区に認定された。野性水生動物はその主な保護対象となっている。オシドリはカモ科に属し、中国の多くの地域で渡り鳥として生息、春夏は北方で繁殖し秋冬は南方に渡る。1996年中国絶滅危惧種レッドブックに載り、国家第二級保護動物となる。オシドリは生息地、特に繁殖地に一定量の樹木や高い水質を必要とするため、その地区の環境を推し量る基準ともなる。
北京は野性のオシドリが生息する地域の一つであり、北京観鳥会、自然の友、中国バードウォッチングネットなどの民間の団体が、2006年4月に合同で“北京野性オシドリ保護”プロジェクトを立ち上げた。これにより人々のオシドリに関する理解、学術的な研究、生態保護、生物の多様性の発展などに科学的な根拠と参考になるものを提供できればと考えている。現在、北京のさまざまな業種に就く百名近いボランティアが、このプロジェクトで活動している。
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オシドリ保護についての掲示を真剣に見る三渡河学校の生徒

環境保護教育活動に参加し、ゲームを通してオシドリに関する様々な知識を学ぶ三渡河小5年生の児童たち
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