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50年来の雪による寒さと飢えで、鄱陽湖保護区内の渡り鳥が謎の“失踪”をしたという
50年来の珍しい雪続きのため、中国最大の淡水湖である鄱陽湖保護区内の湖や中洲が氷に閉じ込められるという被害に遭っている。少なくとも十余万羽の越冬に訪れていた渡り鳥が、寒さと飢えに耐えきれず謎の“失踪”をしてしまったという。
“まったくひどいことになっています!”14日、鄱陽湖国家級自然保護区管理局羅盛金副局長は本社記者に語った。鄱陽湖の渡り鳥はけして報道されているように安全に越冬しているわけではない。実際、現在保護区には四万羽余りの渡り鳥しかおらず、これは少なくとも十余万羽の渡り鳥が“失踪”したことを意味している。今年、雪の被害が出る前は、二十余万羽の渡り鳥がこの保護区内に生息、鄱陽湖地区全体では約四十五万羽の渡り鳥が生息していた。
羅盛金副局長の説明によると、二十日以上続いた雨や雪の寒冷な天気で、鄱陽湖保護区内の積雪と氷の厚さは4、50mmに達し、雪が中州を覆ったために、植物の柔らかい葉や根、種などを主食とするマナヅル、クロヅルなどの鶴類及びマガン、オオヒシクイなどの雁類はえさを探すのに苦労している。また湖の岸と湖面が凍ったため、魚やエビを主食とするコウノトリ類、カモ類、チドリ・シギ類、サギ類などの渡り鳥はえさを捕るのが困難になっている。このように渡り鳥の安全な越冬を脅かす今までにない重大な事態が起こっているという。
目下のところ、鄱陽湖保護区内で発見されている凍死や餓死した渡り鳥の数は少数で、大量に死んでいるといった現象は発見されていない。謎の“失踪”をした渡り鳥は、おそらく付近の浅水域か田畑に飛んで行ったのだろうと羅盛金副局長は分析しているが、もちろん大量に死んでいるが雪によって死体が覆い隠されているということも考えられないわけではない。どちらにしろ、鳥たちが一体どこへ行ってしまったのかは、保護区が近く行う航空調査によって明らかにされるだろう。
羅盛金副局長によると、これは鄱陽湖が受けた今までで一番ひどい自然災害だそうだ。わずかに残った四万余羽の渡り鳥たちが安全に越冬できるように、保護区では既に延べ数百人を動員して、一月の初めから現在までに、もみ、トウモロコシ、青菜など計十余万キロの餌まきを行っている。
暖かさが戻り、鄱陽湖の雪や氷も少しずつ解けているので、三月末の渡り鳥たちの越冬期間が終わるまでは、保護区内の四万羽の渡り鳥たちはもう心配ないだろう、また謎の“失踪”をした渡り鳥たちも保護区にどんどん戻ってくるかもしれないと羅盛金副局長は記者に語った。
鄱陽湖は中国最大の淡水湖で、現在世界的に重要な渡り鳥の越冬地というだけでなく、全世界で最大のツルとシロシギの越冬地でもある。また国際的に重要な湿地帯であり、地球規模の重要な生態域だ。毎年十月中旬から、たくさんの渡り鳥が、ロシアのシベリア、モンゴル、中国東北部から次々と鄱陽湖にやってきて冬を越し、翌年の三月にはまた北の繁殖地へと戻っていく。
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