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環境汚染 第4回東アジア環境市民会議に出席して

新潟 各国の報告を聞き、どの国にも工業によってもたらされる汚染が共通して存在するというひとつの事実に大きな衝撃を受けた。

 東アジア環境市民会議は、中国、日本、韓国3カ国のNGOが一堂に会し、協力して国際的に環境保護の活動を進めるために開く会議で、東アジアの様々な環境保護の団体が交流し、ともに活動する機会とその場所を提供するものである。すでに3回の会議を成功裏に開催しており、中国、日本、韓国三方の努力の下、2008年10月12日に第4回目となる会議が日本の新潟市で開催された。報告者のいきいきとした発表、出席者との活発な議論、現場訪問の数々など―――。今回の会議は私にとって実り大きいものとなった。

 「第4回 東アジア環境市民会議」のメインテーマは「東アジアの水汚染と健康」。新潟水俣病の経験に学ぶというもので、これが日本の新潟市で開かれた理由である。1964年、日本海に面する新潟県の阿賀野川流域で、昭和電工という会社が流したメチル水銀を含む廃水により水俣病が発生。短期間に患者数は45人にまで増加し、うち4人が死亡した。被害者は損害賠償を請求し、数十年にわたり今でも続いている裁判が始まった。会議では新潟水俣病安田患者の会の事務局長を務める旗野秀人さんが新潟水俣病の状況を説明した。このなかで、私は1956年以来、日本の中央、地方、両方の政府が一貫し被害者の側に立つことはなく、企業の利益を保護する姿勢でいることを知った。これは中国の環境保護団体にも警鐘を鳴らすもので、私たちは汚染事故の発生抑制や環境保護の啓蒙活動に加えて、環境汚染による被害者など弱い立場の人々に対して、政府が目を向けるように働きかけていかなくてはならない。

 関係者の案内で、昭和電工の鹿瀬工場跡地を見学した。そして数人の患者と直接会って話を聞き、その後は環境と人間の関わりを紹介した資料館を訪問。50年来の水俣病研究の歴史に触れた。私は頭の中で、母国が抱える水汚染の現状と、まだ眼には見えていないものの、もたらすかもしれない大きな被害に思いを巡らせていた。中国は近い将来、水俣病のような患者が現れるのではないかという心配。これは決して考え過ぎではない。会議で聞いた中国各地から来た環境保護NGOの発言を踏まえると、急速な工業化により経済的利益が生産者の目を曇らせ、中国の長江、淮河、遼河、漢江などの汚染が進んでいる。私たち環境保護NGOは、自分たちの肩にのしかかる責任の重さを痛感せざるを得ない。

 今回の会議に参加して、私は各国の報告を聞き、どの国にも工業によってもたらされる汚染が共通して存在するというひとつの事実に大きな衝撃を受けた。その現れる形や被害の程度に違いはあるものの、工業化、現代化、あるいは軍事化などの過程を通じて生み出される。水俣病は日本でしか発生していないものの、それはすべての人類の今、そして未来を危うくし、全人類が共に直面すべき傷として残る。だからこそ、各国は結束して、交流・協力を強めながら、科学的に更なる予防措置を講じるべきだ。

 会議は閉幕した。だが責任は重くなった。水俣病の患者のために数十年にわたり活動してきた旗野秀人さんの精神。私たち環境保護NGOの実力はまだ足りないかもしれないが、これに見習い共同して私たちみんなの“家”を守っていこう!!







記事執筆、翻訳
日付 2008-11-19
筆者 李 俊
媒体 北京市持続可能発展促進会
団体名 寄稿
(Beijing Association of Sustainable Development)
URL http://www.bjenergy.cn/
翻訳者 中文和訳B班  畦田 和弘

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