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環境ニュース > 環境教育 (中国 発)

環境教育 農村における環境教育劇場、成功のうちに終了

北京市 中国環境意識プロジェクトと北京市科学技術委員会の委託を受けて

 北京環境友好公益協会、北京市持続可能な発展促進会と北京市町村の声文化芸術センター(市町村の声芸術団)は、中国環境意識プロジェクトと北京市科学技術委員会の委託を受け、北京郊外の農村に暮らす老人、婦女や児童向けに、環境科学教育を目的とする演芸プログラムを実施した。農村では、住居が分散しており、環境科学に対する知識や全般的な教育水準が低いことから、環境教育へのニーズが高い。農民の生活の実情に即したプログラムを編成し、環境科学知識の普及を最大化するため、プログラムの制作スタッフは、北京郊外の9地区にて事前調査と民謡の採集を行い、農民が提起した問題やニーズにもとづいて、プログラムの内容と演出の方向を定めた。制作過程において、役者達は何度も農村に出向きそこでの生活を体験し、プログラムの内容と演出の調整と改善に努めた。

 劇団員は、自ら創作した歌や小芝居、そして相声、快板、三句半、数来宝、口技、双簧(*)等の伝統芸能で構成される多様なプログラムを組み、職を失った労働者の張自立さんの体験をもとに創作した歌3曲も取り入れた。作品は、環境保護・エコ農業・省エネ・公害防止等を主題とし、科学の知識や理論を盛り込んだ内容を、庶民に喜ばれ、わかりやすいように、寓話の形式を利用した娯楽・演芸を通じて表現した。

 劇団員は、寒さや会場が辺鄙な場所にある等の悪条件を克服し、北京市内や郊外の農村、学校や政府機関で計15回の公演を行った。公演は、毎回観衆の熱烈な歓迎を受け、終了後も名残惜しい様子だった。さらに劇団は、北京市科学技術委員会の新たなる招待を受け、「北京市科技促進新農村建設成果展」にて5日間7回にわたり公演を行った。毎日の公演の閉幕後には、観衆から「家族や友人に見せたいので、次回の公演時間を教えてほしい」という問い合わせが絶えなかった。

 劇団が創作した「感動」という題の小芝居は、農民が、農業技術員の支援の下、従来の考え方を打ち破り、科学的な栽培方法によるエコ農業を展開し、優良品種を選ぶことにより生産量の倍増を可能にしたというストーリーだ。家が豊かになった感動と賛辞を表現し、役者達の感動の涙に舞台下の観客の目からも涙が溢れた。「我想有个家(一つの家への願い)」という小芝居では、地球温暖化が日増しに深刻化しており、環境保護を先送りにすることはできないこと、そして人と自然の調和のとれた発展を願う心を表現した。「農民の歌」という漫才は、裕福になった農民が、自らの気持ちと「社会主義新農村」での豊かな生活に対する願いを表現する歌の作曲・作詞を、大枚をはたいて人に依頼する、という内容で、出演者と観客が互いに呼応し合った楽しいパフォーマンスとなり、拍手喝さいを得た。公演の豊富な内容と素晴らしい演出に、村民からは熱烈な拍手が起こった。出演者達が舞台上で行き交ううちに、皆は寒さも時間も忘れてしまった。公演が終わった後、村長は劇団員の手を取り、「私たちはとても感動した。このプログラムを通じて環境保護と科学の知識を得ることができた。とても思いがけないことだ。私たち農民は、あなた方を必要としている。これから頻繁に来て下さい。」と言った。心のこもった言葉に、劇団員は冬の寒さを忘れ暖かささえ感じ、今までの努力が無駄でなかったことを知った。目的を達成し、すばらしい成果を挙げることができたのだ。

 この劇場では、農民の中から出演者を募集し、自分達で作品を創り、農村で公演を行うまでの過程の中で、出演する農民や制作者が環境科学の知識を得ることができるだけでなく、周囲のより多くの人に、如何に環境科学の知識や概念をわかりやすく楽しめるように伝えることができるか、その方法をも広めることができる。

 環境教育劇場は、中国の農村における環境意識教育と科学知識普及の新しい手法を開拓し、環境、科学技術、そして芸術の発展と向上に大きく貢献したのだ。

*訳注

・相声:中国式漫才
・快板、数来宝:いずれも竹板を打つ拍子に合わせて演じる語り物
・三句半:三人が主題に即して一句ずつ詠った後、四人目が漢字二文字の語句で括る形式の演目
・口技:動物等の声帯模写
・双簧:前にいる演者が口を動かし,実際には背後の人が声を出す演芸


首尾よく公演を終えた劇団員




記事執筆、翻訳
日付 2009-01-14
筆者 李 力 (LI, Li)
媒体 寄稿
団体名 環境友好公益協会
(EnviroFriends)
URL http://www.envirofriends.ngo.cn/
翻訳者 中文和訳チームA班

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