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現地の環境に注目する“市民”が増加している
2009年2月26日、第三回SEE・TNC生態保護賞の予選が終了し、60件の環境保護プロジェクトと40件の環境報道がノミネートされ、インターネットによる投票と専門家の審査が正式に開始された。最終審査の基準は、インターネットによる投票が4割、専門家による審査意見が6割りを占める。最終的に30件の環境保護プロジェクトおよび20件の環境報道賞が評定選出され、2009年4月22日に表彰式を行う予定となっている。
SEE・TNC生態保護賞プロジェクト組織委員会によると、申込みの最終締め切りである2009年2月20日24時までに同委員会に届けられた有効応募件数は、143項目の環境保護プロジェクトと206件の環境報道作品を合わせて合計349件に達し、過去最高の応募数であったという。応募された環境プロジェクトの内訳は、環境教育28件、パブリックコメント31件、生態系保護活動36件、農村コミュニティ発展18件、環境権益保護2件、政策推進5件、省エネ開発10件、汚染処理9件である。環境報道では、紙媒体167件、放送メディア25件、インターネット13件で、2004年から2008年の間に注目を浴びたすべての環境保護トピックをカバーしている。
大自然保護協会(TNC)北京事務所主任の李典謨氏は以下のように今回の応募作品についてコメントしている。組織委員会が応募された環境保護プロジェクトのテーマについて総括してみたところ、中国の現在の民間環境保護活動ではある種の新しい特徴がみられる。例えば、環境の宣伝と教育プロジェクトでは、新しい戦略の模索が見受けられ、内因型環境保護プロジェクトが増加し、新しい組織やニューフェイスの活躍が次々と加わり、環境保護組織と社会資源の相互作用、提携関係が強まってきていることなどが挙げられる。
“このうち、最も顕著になっているのは、現地環境の環境保護組織が増加していることである。これまで、環境保護組織は北京・成都などの都市部や、雲南・貴州・内モンゴルなどの生態系が脆弱な地区、または淮河・滇池などの重度汚染地区に集中していた。しかし近年、広東・上海などの経済発展地区でも現地の環境利益に注目する組織が誕生し、湖北・湖南・河北・河南などの地区でも環境保護組織が日増しに増加している。こうしたコミュニティの公益に活動の重点を置く環境保護組織は、まさに今の中国民間環境保護組織の発展の流れとなっている。中国全国の県に少なくともひとつ、こうした積極的に地域社会の環境保護事業をサポートする民間環境保護組織ができれば、環境保護組織が「国の環境保護事業を担う」役割がますます顕著になるのであろう。”
阿拉善SEE生態協会の秘書長楊鵬氏は以下の通り述べた。環境報道賞に申し込んだ206件のプロジェクトには特徴があり、2004年から2008年11月30日の間のほとんどすべての重大な環境問題がこれらの報道の中に現われている。報道の質はどれも高く、報道メディアの種類も豊富である。
“組織委員会は興味深い特徴に気づいた。インターネットやデジタルカメラの普及に伴い、‘市民環境記者’の大きな影響が芽生え始めている。ここで言う‘市民環境記者’とは現地の環境に関心を寄せている人を指し、彼らは現地の環境変化を速やかに記録し、発信している。例えば、高安屯ごみ処理場の悪臭汚染を‘報道’した北京柏林愛楽小区の事業主である趙蕾氏、湖北黄岡の‘外資による森林伐採’事件を掲示した李清平氏、積極的にブログで自然治癒の力を宣伝している中国科学院植物所研究員の蒋高明氏、厦門PX事件のコラムニスト連岳氏、滏水河に対し持続的に調査を行っている河北の現地環境組織‘緑家園’などである。これは、現地に注目する‘市民環境記者’が増加するに伴い、中国の公衆環境保護の能力が次第に強化されていくという、新しい趨勢を示すものであると言える。”
SEE・TNC生態保護賞は2年に一度開催され、中国の民間環境保護事業に貢献した各組織や人物を奨励することを目的としている。2005年、阿拉善SEE生態協会は第一回生態保護賞を開催、2007年には、阿拉善SEE生態協会と大自然保護協会が共同で第二回生態保護賞を開催している。毎回インターネットによる投票を行い、ネットユーザーの積極的な反応を得ている。組織委員会では、引き続きネットユーザーが中国の民間環境保護事業に注目し、インターネットによる投票に参加するよう呼びかけている。
SEE企業家による環境保護プロジェクトの現地調査活動チームでは、新たなチームメンバーを募集している。現在参加中の企業家:武克鋼、陳良生、楊利川、宋軍、童書盟。多くのネットユーザーの投票と申し込みを歓迎している。
*インターネット投票及び申込: http://gongyi.sina.com.cn/z/seetnc2009
*さらに多くの資料が必要な場合、以下の両組織のメディア担当に問い合わせてください。
大自然保護協会(http://www.tnc.org.cn/):張可佳 85324710
阿拉善SEE生態協会(http://www.see.org.cn/):武春玲 65000710-802
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