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(一)様子見・傍聴だけ
全国の民間環境保護組織が集まって開催される年に一度の総会は、06年から08年にかけてすでに3回開かれた。私は一人の民間環境保護組織の責任者として、これまでの3回すべてに参加してきたが、3回の年次総会それぞれに対する私の心境は異なっていた。06年は様子見・傍聴だけだったのが、07年は積極的な理解に、そして08年は継承・講演へと変化していき、これにつれて私の年次総会への理解も深まっていった。中華環保連合会が主催するこの総会に対して、当初は懐疑的であったが、今では賛同している。総会に参加するたびに、私、そして私がいる団体は多くの情報を獲得でき、能力を高めることができた。これから、これまでの3回の総会出席を通じた私自身の心の軌跡について紹介していきたい。多くの人に総会を理解してもらい、そして参加してもらえれば。
06年に中華環保連合会から案内状が届いた。そこで初めて民間環境保護組織の全国総会が開催されることを聞いた。私はこれまで中華環保連合会と直接接したことがなく、名前を幾度か聞いたことがある程度だった。中華環保連合会は「官製NGO」であり、確かにいくつかの“会議”に参加したことはあるものの、思い浮かぶのは豪華な会場で、ステージには各機関のお偉いさん、専門家(確かに民間団体の活動の上で関わりがあるものの、まず普段では会うことがない人たち)が並んでいる光景。会議の日程は、これらお偉い方・専門家による切りがない話ばかりであるほか、話の内容も雑誌などで見たことのあるものばかり。ステージ下の聴衆は、数人で話し始めたり、居眠りしたり……。
今となっては笑い話であるが、私がどうしてこんなに想像力が豊かなのか? 恐らくこのような退屈な会議に数多く参加してきたことがあるからだろう。
当時、私は別に意固地になっていた訳でもなく、反対に北京で開催されるのだからせっかくだし見に行き、友人たちと会い、とりあえず話を聞くだけで良いという感じだった。会場に着くとすぐに目に飛び込んできたのはやはり、ステージ上に並ぶ来賓方の面々。関係各部門の高級幹部がずらりと勢ぞろいし、最初のプログラムは祝辞、祝辞、祝辞……ばかり。私の最初の反応は、「祝辞は所詮、美辞麗句を並べるだけ」。また大がかりで中身のない会議に来てしまったということで、座って十数分あまりで席を立ってしまった。すると会場出口で私を呼ぶ声が聞こえてきた。見ると他の環境保護団体にいる私の友人で、私たちは会場近くの喫茶ルームで、改めて「おしゃべり会議」を開催した。実際、来賓の挨拶はひとつも聞かず、話した内容も知らないし、そもそも聞こうとしなかった。私は会場をすぐに離れたのであった。会議に参加して、確かに講演は聞かなかったものの、収穫はあったのだ。多くの民間環境団体の友人と知り合い、互いに活動上での喜び、悩み、問題などを意見交換することができたからだ。活動内容の情報を交換し、今後の協力に向けた礎を作ることができた。2日目は元々来るつもりがなかった。しかし設立したばかりのある民間団体の代表者数人が活動内容についてアドバイスを求めたいと言われていたので、結局は2日目も参加した。会場につくと、前日とは大きく変わっていた。ステージ上にいる来賓の多くは私が見たことがある人たちばかり。みな民間団体のメンバーであり、私は興奮して席に着き、討論を聞いた。ステージ上にいる見たことのある人たちの多くが民間の環境保護活動ですでに高い評判を得ている団体の責任者ばかり。一方、初めて見る人たちは、出来たばかり、あるいはそれほど有名でない環境団体の責任者たちであったが、彼らの提案・活動紹介はどれもイキイキとしており、とても印象に残った。この会議後、私はいくつかの団体と協力関係を結び、一緒に漂着ごみの清掃、水と健康、環境教育などのプロジェクトを進めている。
会議後に私は年次総会の資料を思い出し、詳しく見てみた。すると幹部たちによる「祝辞」の内容は実際のところ、国内外のNGOの発展動向、中国環境保護NGOの現状分析などで、これらは私が雑誌などで見たことがないものばかりであった。さらに専門家の講演は、環境保護分野における国内外の先進的な研究、環境保護製品の開発状況などであり、これらは通常では聞くことができない内容ばかりであった。私は後悔した。真剣に年次総会に参加しなかったばかりに、せっかくの大きなチャンスを逃してしまったということを。
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