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『動物保護法(専門家意見稿)』が公布された。ある人は理念の進歩を具体化していると認め、またある人は先走り過ぎと批判している
ライオンに火の輪くぐりをさせる、動物を虐待する、動物虐待の映像を流す・・・これらの行為はいずれも、今後刑事責任を負う可能性がある。18日、中国初の『動物保護法(専門家意見稿)』が完成し、公布されると同時に市民の間で熱い議論を呼んでいる。この法律では、特に第5章「ペットの法的保護」及び第7章「その他の動物保護」規定の内容が注目を浴びている。
『動物保護法(専門家意見稿)は合計182条あり、その内容は豊富で、動物保護だけでなく、動物の経済的利益等の面にも及んでいる。文章の長さ、網羅性の高さは比較的珍しいものとなっている。この法律が関係する主管部門には農業、林業、漁業、公安、工商、商務、運輸等の業界を含んでおり、現行の『野生動物保護法』、『畜産獣医法』の内容も網羅している。
「前からこのような法律を望んでいた。但し、重要なのはその内容の詳細化だ」と、重慶市小動物保護協会の陳明才は言う。現在、動物遺棄の問題は深刻であり、彼らが受ける動物救助依頼の電話件数に基づいた推計によれば、市全体で毎日放浪している動物の割合はおよそ全体の1%である。但し、彼は意見稿を見た後、もし関係条文が詳細化されなければ、必然的にその実施が困難となると感じた。「例えばどの行為を虐待とするかを明確にすべき」という。
重慶市のグリーンボランティア連合会会長の呉登明によれば、同連合会では野生動物保護に注目しているという。彼は、「現在中国にはまだ多くの貧困層がおり、また一部のペット飼育者は完全に流行を追っており、本当に動物が好きなわけではない。このような状況において、私個人的にはこの法律は先走り過ぎだと思う」と述べた。
重慶市弁護士協会刑事業務委員会副主任の傅達慶弁護士は、「立法により動物を虐待、殺害する等の行為を規範し、違反した者に行政処罰を与えるということは合理的で、また社会が文明的に進歩する条件に適っている。但し、刑法のレベルまで引き上げることは、現状から見ると少し急ぎ過ぎだ」と述べた。
西南政法大学教授の韋鋒氏は「過度に学問的で、理想に過ぎず、実用性が低い」と言う。『意見稿』は合計182条あり、現行の多くの法律の条文よりも多く、起草の動機も複雑である。台湾の動物保護の実践状況は大陸よりも良いが、彼らの主管部門は「農業委員会」のみであり、その「動物保護法」も比較的限定的で、同法の条項数は30余りでしかない。
とはいうものの、韋鋒教授はやはり『動物保護法(専門家意見稿)』の価値には肯定的で、この意見稿は動物保護の事業と立法を推し進めていると考えており、「これは理念の進歩」であるとしている。(本原稿記者 羅彬、羅璽まとめ)
■動物園では現在でもトラが火の輪くぐりをしている
昨日午前10時57分、重慶動物園の猛獣ショーの劇場では、直径1メートル余りの2つの鉄輪が、トラの「来喜(名前)」の目の前に並べてあり、2つの輪の間隔は1メートルで、鉄輪の上には5、6個の火が燃えている。調教師は、木の棒とムチを持って彼の後方に立っている。「パン!」とムチの音が鳴ると、「来喜」は迷うことなく飛び上がり、軽々と2つの火の輪を通り抜けた。
「来喜」は、身を翻して元の場所に戻り、火の輪の間隔は2メートルに広げられた。再度ムチの音が鳴り、「来喜」は少し躊躇したあと飛び上がり、スムーズに火の輪を通りぬけた。続いて、火の輪の間隔は3メートルに広げられ、ムチの音が鳴り響いたが、「来喜」は飛び上がらず、2歩退き、振り返って調教師を眺めた。怖がっているように見えた。調教師は手の中の木の棒で「来喜」を叩き、「来喜」を励ました。「来喜」は助走をつけて勢い良く飛び上がり、火の輪を通り抜けた。このショーは約4分間続けられた。
「私と彼はよく分かり合っている。酷く殴ったことは一度もないです!」 現在の調教方法は以前とは違っていると、調教師の李武漢はいう。基本的には叩かず、感情を育て、物質による「ご褒美」による調教訓練を行っている。言うことを聞かないときには、ムチで床を叩き、音によって彼らを脅かすか、棒で数回叩く方法をとっている。
トラの「来喜」は、安徽の民間の大型動物劇団に属している。責任者である李同海は、劇団内のトラ、ライオン、熊等の動物はいずれも合法的なルートで購入したものであり、『動物保護法(専門家意見稿)』の規定が彼に与える影響は大きくないが、無理やりショーをやらせることにより動物が傷つくことを禁止するだけでよく、トラの火の輪くぐり等の出し物を禁止すべきではないと述べた。
動物ショーを観賞した後、大渡口に住む陳女史は、「確かに少し残酷です」と述べ、彼女は動物に無理やりショーを行わせることを禁止する立法を支持するとした。「私達は自分達の楽しみのために、動物の自然の習性を変えさせることはできない。舞台の1分間には舞台裏の10年の修行があり、みんなあの動物達が殴られたことがあることをわかっています」と述べた。何文涛氏は、「動物ショーは人々に楽しみを与えるもので完全に禁止することは不可能だが、その難易度には注意すべきで、さもなければ動物が傷つくことになる」と述べた。
参考URL)中華人民共和国動物保護法(専門家提案稿)
http://news.qq.com/a/20090918/002028.htm
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