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従来どおりの汚染対策と技術による管理で、900億元の投資も依然汚染状態は改善されず
国家審計署がこのほど発表した検査結果によると、6年間にわたって合計910億元の資金を投入した8201項目にわたる中国の大型水汚染防止プロジェクトは、「三河三湖」といわれる河・湖沼を対象とし、一定の成果を獲得した。しかし全体の水質レベルは依然として劣っている。淮河、遼河は中程度の汚染レベルであり、海河の断面の49.2%は水質がレベル5よりも悪い。巣湖の平均水質はレベル5、太湖、テン池の平均水質はレベル5よりも劣る。
■汚染防止しながらの汚染、“910億元の投資は効果なし”
太湖、長江デルタ地帯はひとつの真珠のようだ。しかし経済発展につれて、太湖の水質はかえって“3レベルも低下”した。前世期の1980年代にはレベル2だった水質はレベル5、そしてついにはレベル5以下に落ちた。太湖周辺に広がる繊維、化学、食品加工などの企業は、当地のGDP成長には貢献したものの、同時に汚染物も急速に積み上がり、ここ数年はアオモ発生の事態が頻発している。太湖の運命と同様に、巣湖、テン池などでも、地元政府と住民たちが魚の養殖、湖を囲むかたちでの耕作、工場建設などの大きな発展を経過して、湖面は縮小、水質は悪化している。
2001年から2007年にかけて、国は「三河三湖」と呼ばれる水質浄化プロジェクトを実施。財政出動、銀行貸出などを通じて、910億元の資金を投じた。しかし、国家審計署がこのほど発表した検査結果によると、全体の水質レベルは依然として劣っている。淮河、遼河は中程度の汚染レベルであり、海河の断面の49.2%は水質がレベル5よりも悪い。巣湖の平均水質はレベル5、太湖、テン池の平均水質はレベル5よりも劣る。中国の水汚染防止の対策は効率が低く、環境保護への資金投入は“袋小路”に迷い込んだようだ。
■1000億元近い巨額の投資がどうして「三河三湖」の水質を改善できなかったのか?
中国のある研究者によると、まずは湖沼の汚染対策方針、技術に誤りがあったという。「水なら水を何とかしろという考えで、エンジニアリング、テクノロジー面での汚染手段を強調するあまり、根本にある節水・排出抑制という観点が抜け落ちていた。このため汚水処理場を建設したものの、稼働率は低い。湖の周辺ではしっかりした下水処理ができているものの、離れたところではきちんと下水が処理されていない。」
中国環境科学学会のある中心人物によると、我が国の水深が浅い湖における、富栄養化を防ぐ考え方、技術方向などは深刻な反省が求められるこれらの湖沼を管理するために、政府は大量の資金を投入。テン池だけでも100億元の資金が費やされている。
しかし効果は十分ではない。従来の政策思考は湖水の水質に重きを置き、おもにCOD、リン、チッソという3つの指標から評価をしていた。ただ、これらは富栄養化という問題の“氷山の一角”に過ぎない。もしも本当の真実を知りたいならば、水資源の生態系全体を全面的に観察・判断しなければならない。まず、最初に流域にすむ人々の生活を変えることから着手し、流域の産業構造を調整する。もともとの始まりから全体流域の汚染物排出量をコントロールすることで、汚染程度を水資源が自然に浄化できる範囲内に抑えるのだ。
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