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環境ニュース > 環境汚染 (中国 発)

環境汚染 吉林市での原料缶流出洪水に注目

吉林省 現地住民に洪水の影響なし。政府による原料缶引き上げ作業に信頼。

 2010年7月28日、吉林省吉林市永吉県において大洪水が発生し、永吉県を流れる温徳河は最高水位に達した。永吉県開発区にある新亜強生物化工有限公司と吉林衆鑫グループの2社の倉庫が洪水の被害を受け、約4,000個の空きドラム缶とトリメチルクロロシアンやトリメチルシリルアミンの入った約3,000個の原料缶が温徳河に流れ、松花江に流れ込んだ。

 事件発生後、吉林省政府はすぐに状況を公表し、直ちに下流に“防御線”を設置、ドラム缶引き上げ作業を行った。国家環境保護部も人員を現場に派遣し、緊急処置作業を指示した。また、松花江沿いに7箇所の監視セクションを設置し、水質監視測定を強化、飲用水の安全を確保した。

 28日夜、緑色龍江はインターネットでこのニュースを知ってから、ずっとこの洪水に注目している。また、緑色龍江は積極的にインターネットの情報を整理分析し、洪水の状況をすぐに現地の人々に発信した。タイムリーで正確な情報発信により、不正確な情報が招く混乱を減らした。緑色龍江は“政府行動”“環境と健康”“民生動態”“多方評論”などの情報を少なくとも1日に1回は発信し、直接この洪水の状況を明らかにした。

 また、緑色龍江職員は7月29日に吉林省松原市に出発した。現地調査をし、吉林省最後の防御線――哈达山水利枢軸(ダム)――での引き上げ作業や人々の生活状況などを調べた。松原市哈达山水利枢軸付近で、緑色龍江は現地警察、武装警察、消防、多くの兵士が行う防御線での引き上げ作業を目の当たりにした。哈达山水利枢軸上流では、浮橋をつくり、常に船でパトロールしていた。時間が経つにつれて、上流の引き上げ作業現場は多くの情報を提供した。哈达山防御線にも相応の変化があり、もともと1本であった防御線は、3本に変化した。幸運なのは、8月1日正午、緑色龍江職員の張亜東が哈达山水利枢軸を離れる時まで、松花江の水位上昇が明らかであったが、ここでは化学工業原料缶は発見されなかったことである。大部分の原料缶はすでに上流でせき止められ引き上げられていた。

 このほか、緑色龍江職員の張亜東は松原市内で多くの商店を訪問し、住民にインタビューした。現地住民は基本的にこの洪水の影響を受けておらず、政府の引き上げ作業を信頼していた。また、多くの住民は政府とメディアの報道を通じ、今回の洪水で流れ込んだ汚染物の状況や水質が正常であることを把握していたので、飲用水の心配はしていなかった。

 8月1日に吉林省政府は、すでに大部分の化学工業原料缶を引き上げ、原料は吉林省外に流出していないと発表した。同日、国家環境保護部も絶え間ないサンプル分析の結果、松花江の水質は正常の範囲内であるとした。

 この洪水には、ロシアも強い関心を持っており、ロシア側への迅速な状況報告だけでなく、国家環境保護部副部長 呉暁青氏は、ロシア自然資源・生態部副部長マイタロフ氏に電話で状況を報告し、松花江の水質に問題がないことを伝えた。


哈达山ダム

洪水の様子


記事執筆、翻訳
日付 2010-08-03
筆者 張 亜東
媒体 寄稿
団体名 緑色龍江
(Green Longjiang)
URL
翻訳者

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