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1年前の4月19日、那覇防衛施設局は米軍新基地建設のための辺野古沖ボーリング調査強行を試みた。寝込みを襲うがごとく早朝のことだった。しかし、住民の阻止行動によって頓挫し、昨年9月から新たに海上作業が始まり、攻防は海上に移った。11月には足場の設置によるサンゴの損傷が明らかになったが、1年を経過した今も、予定していた63カ所の掘削は行われていない。
1周年を目前にした4月16日、都内で「ジュゴンとサンゴの海を守ろう 沖縄の海に新しい米軍基地はいらない」デモ・集会&コンサートが行われた。辺野古から駆けつけた平良夏芽さんは、海上での「身を挺した、命がけ」の闘いについて語り、「辺野古見直し」の報道によって、「辺野古は終わった」という誤解による世間の関心の低下を心配しているという。全国の人々の関心が辺野古から離れた時、施設局は強襲してくるだろうと、全国からの支援継続を訴えた。 17日には辺野古現地でも座り込み1周年を記念する集会が開かれ、移設断念まで「最後まで闘い抜く」との意志を確認した。
サンゴの海を埋めて米軍基地を建設しようという愚挙は、国際的にも関心を集めている。国際自然保護連合(IUCN)は二度にわたり、ジュゴンの保護を勧告した。さらに、日米の自然保護団体などが原告となって米連邦地裁に提訴した「沖縄ジュゴン訴訟」では、3月3日に「ジュゴンは日本の文化財であり、米文化財保護法(NHPA)で保護すべき対象である」との判断が示され、実質審理に移った。国際的環境団体・グリーンピースも「虹の戦士号」を派遣し、海上阻止行動に参加している。
ここ数カ月、日米両政府内にも辺野古移設に否定的な意見が出てきた。小泉首相も辺野古見直しを指示したと報道され、国会でもその旨の答弁をしている。稲嶺沖縄県知事は在沖海兵隊の海外移転を日米両政府に要請、岸本名護市長も「推進派とくみせず」と語り、これまでの移設推進の立場を変えつつある。普天間返還合意(96年4月12日)からすでに9年、日米特別行動委員会(SACO)合意の破綻は明らかである。
「毎日が厳戒態勢」を強いられるボーリング阻止の座り込みも1年が経過した。辺野古のオジイ・オバアたちの座り込みは既に8年にもわたっている。4月21日にも台船の設置作業が行われ、本格的なボーリング作業に着手と報道された(琉球新報4月14日)。今週が、建設阻止の正念場になりそうである。
平良夏芽さんの訴え全文(日本語):
http://www.jca.apc.org/HHK/NoNewBases/2005NNB/050416/050416_taira.html
関連記事:ジュゴンの海に米軍基地!~沖縄の怒りよ広がれhttp://www.enviroasia.info/japanese/index_j.php3?status=n_view&w_num=1974&c_cd=J
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大きく広がるデモ

反対アピール

沖縄平和市民連絡会の平良夏芽さん
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