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6月末、原発建設に対する反対運動が大規模に行われた。
上関原発の建設予定地、山口県上関町田ノ浦の対岸にある山口県祝島。この瀬戸内海に浮かぶ小さな島で、先月末、原発建設に対する反対運動が大規模に行われた。建設計画を進める中国電力と祝島漁協を中心とした島民や反対派の市民団体メンバーらの間で3日間に渡る激しい睨み合いが続いた。
今回は、6月21日に予定されていた原子炉設置許可申請に必要な詳細調査を島民らが阻止しようとしたことが発端となった。前日の午前4時から、中国電力の作業台船などが準備されていた白井田港に漁船約50隻が結集。当日は海上保安庁の巡視舟艇十数隻が監視し、陸では約200人以上の人たちが事態を見守るという、物々しい雰囲気となった。
中国電力が行おうとした詳細調査とは、上関町の田ノ浦で陸海合わせて計120本のボーリングを打ち、海中の音波探査などを行うもの。2年がかりで陸と海を調査するという。
この調査は原発建設につながることはもちろん、調査自体が漁場に多大な悪影響を及ぼす。海底ボーリングをすることで海水は濁り、騒音や振動で生物が寄り付かなくなり、これまでの生態系が壊れることになる。
21日から始まった中国電力との激しい攻防戦は23日まで続き、結果的に調査を3日間延期させるという成果が得られた。これまでの23年間にわたる反対運動の歴史の中で、調査が3日も延期になった例はない。このことからも、今回の抗議活動が意義のあるものであったことがわかる。
原発誘致の大きな目的はお金だ。過疎、高齢化が進む上関町にとって、国からの原発交付金や固定資産税は、大きな財源となる。生活を豊かにするために原発は必要であると主張する行政側。しかし、その「豊かさ」に疑問を呈する声もある。
全国の他の例を見ても、原発誘致で「豊か」になった地域はあるのだろうか。そして、何よりも原発の安全性にも大きな疑問が残る。
様々な立場からの意見が交錯する、上関原発建設計画。そのような中、23年前から毎週月曜日の夜に行われている抗議デモが、6月13日には900回目を迎えた。
(参考URL)上関原原発反対運動のHP
http://www5d.biglobe.ne.jp/~jf-iwai/hantaiundou.htm
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900回目の島内デモ(6/13)

早朝、日の出を待って波止を出る漁船(6/20)

上関原発建設予定地の田ノ浦
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