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環境のために行動しようと立ち上がったアーティストのグループによるコンサートが行われた。
7月16日から19日の3日間、静岡県掛川市のつま恋公園はコンサートに集う数万人もの若者の熱気で沸いた。しかし、このコンサートただのコンサートではない。コンサートの名称は、「ap bank fes ’05」。環境のために行動しようと立ち上がったアーティストのグループ「アーティスト・パワー(Artists’Power)」によるNPO金融組織“ap bank”の活動を支援する目的で企画されたものだ。
ap bank は、若者に絶大な人気があるMr.chirdren の桜井和寿(さくらい・かずとし)氏や世界的に知られる音楽家・坂本龍一(さかもと・りゅういち)氏が、音楽活動を通じて得た収益を環境のために役立てたいと、環境に関係・配慮した事業を行う個人や団体へ低利融資で支援するために設立された。これまでに、18の団体・個人に融資を行っている。
環境問題をテーマにしたイベントだけあって、コンサート会場にはオーガニックフードを提供するショップや、回収したペットボトルをその場で圧縮処理する装置、太陽エネルギーを紹介するコーナーがあり、大きなテントでは環境や平和をテーマにしたトークライブが開かれていた。
会場の一角には、融資先団体・個人の紹介ブースが設けられ、生ゴミから有機肥料と燃料用メタンガスを取り出し、軽減されたゴミ処理費用を地域通貨にまわす「NPOふうど」や太陽光発電機設置者の自家消費分にプレミアム分を上乗せしてグリーン電力証書として企業や自治体向けに売る仕組みを作った「PV-Green」などの団体が自分たちの活動を盛んにアピールしていた。
そして、夕方からコンサートが始まった。たなびく風にアコースティックギターが重なる。それに乗せて桜井のハイトーンな歌声が会場にひびきわたる。ステージの左右では、イラクやアフガニスタンの子どもたちの写真が大写しになる。環境と平和を訴える画像が音楽と重なりあい、力強いメッセージとなって観衆に届けられた。
ap bank fes’05の収益金はap bankの融資に回され、環境に関係・配慮したプロジェクトや自然エネルギーの促進プロジェクトなどの活動の支援に充当される。コンサートに参加した人たちにとっても、環境問題にめざめる良い機会になったらと思う。
■参考:ap bank fes ’05 ホームページ
http://www.apbank.jp/fes05/index2.html
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