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10月20日~21日、「第2回東アジア持続可能な発展に向けたワークショップ」がソウルで開催された。
今から10年以上も前の1992年6月、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロにて「環境と開発に関する国連会議」が開催された。この会議には世界から4万を超える代表者たちが駆けつけ、地球の未来について話し合った。そこで採択されたものの1つが「アジェンダ21」とよばれる行動計画だ。
地球環境が人為的な原因によって悪化の一途をたどるのを少しでも抑制しようとつくられたアジェンダ21は、持続可能な発展を実現するために、さまざまなセクターが一緒になって動くことを、各国に求めた。その勧告を受けて各国で関連組織が編成され、「持続可能な開発のための国民評議会(National Council for Sustainable Development)」と呼ばれることになった。
日本では1996年に「持続可能な開発のための日本評議会(Japan Council for Sustainable Development、JCSD)」が発足し、それから4年を経た2000年に、韓国でPCSD(Presidential Committion on Sustainable Development)が誕生した。
去る10月20日~21日、韓国PCSDがJCSDの協力を受け、「第2回東アジア持続可能な発展に向けたワークショップ」をソウルにて主催した。
2002年に開催された第1回のワークショップで東アジアの国々が協力しあう必要性を認識しながらも、各国の事情によって活発な活動ができずにいたことを反省点として開かれた今回のワークショップには、日本、韓国、中国、モンゴル、フィリピンの5カ国から代表団が集まった。
初日には各国におけるNCSDの立場や歩みの発表があり、引き続いて持続可能な発展に関する重要な問題群が各国から発表された。それを受けて2日目には、今後東アジアで共通して「持続可能な発展」という主題に取り組むための体制について話し合いがもたれ、非公式な形でのワーキング・グループを設置することが確認された。
長年JCSDの事務局長を務める黒坂三和子氏は言う。「毎年各国のNCSDは国連に報告書を提出しているだけのような状態。私たちが真に“持続可能な社会”へと移行してゆこうとするなら、まず東アジア地域で共通のビジョンを創り、意思をもつ人たちが協働して実際に変化を起こしてゆくことが効果的ではないか。その触媒的な役割を果たすことのできるNGOには、重要な役割があるだろう」
政府レベルから民間レベルまで、国際会議は毎日のように開かれており、その中には会議の開催が目的化しているものも少なくない。この東アジアNCSDイ二シアチブがそうならぬよう、ソウル会議で話し合った内容が、いかに今後の具体的な行動につながっていくか、これからの取り組みに注目したい。
(参考URL)
・JCSD http://www.jcsd.jp/
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多岐に渡る議論の内容を見事にまとめた韓国PCSDのメンバー、シン・ヘスさん
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