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エネルギー 日中韓の自治体がエネルギーのあり方を議論

福建省 日中韓で自然エネルギー、省エネルギーに取り組む自治体が福建省東山県でワークショップを開催した。

 2005年11月10日と11日の2日間にわたり、福建省東山県にて、第6回20%クラブ日本・中国・韓国ワークショップ「グリーンエネルギーの利用と地域の活性化~三カ国の協力で温暖化を防止しよう!」(主催:持続可能な都市のための20%クラブ、東山県)が開催された。

 開催地となった福建省の東山県は、福建省南部の台湾海峡西海岸の位置する人口20万人の島である。50年ほど前までは、強風と砂で村や耕地が埋もれてしまう不毛の地が広がっており、県民は大変苦しい生活を余儀なくされていた。中華人民共和国建国後から始まった県政府による長年の植樹造林運動の結果、防風・砂林、果樹など、現在で県面積の32.7%が森で覆われるまでとなった。こうして、東山は生態環境と県民の暮らしが大きく改善されたことを受け、政府より福建省で唯一の「国家持続可能な開発実験地区」に指定されている。

 この東山では、かつての弱点だった強風を逆手にとって、2000年から総容量6000kW(600kW×10)の風力発電所の操業を開始し、現在は2つめの発電所建設計画が進められている。また、一戸建ての25%に太陽熱温水器が装備されている他、メタンガスの利用なども盛んで、自然エネルギーがいろいろな場で活用されている。

 こうした東山に、日本からは自然エネルギーと省エネルギーでエネルギー自給率100%をめざす岩手県の葛巻町と、市民参加で省エネ活動を行う「三重モデル」で有名な三重県が、韓国からは国内初の風力発電の商業運転に成功した済州島の担当者が参加し、それぞれの取り組みの報告を行った。また、中国で省エネ活動にとりくむNGOや、韓国で市民発電所づくりに取り組むNGOも参加し、自然エネルギーの普及と地域活性化の方策についての議論が交わされた。

 この議論の成果を受け、今後、今回のワークショップに参加した関係者により、自然エネルギーの普及と国境を越えた地域同士がつながる交流・協力の要素を盛り込んだ新たなモデル事業を実施するための実質的な検討がなされる予定である。

(参考URL)
・持続可能な都市のための20%クラブ
 http://www.shonan-inet.or.jp/~gef20/

・岩手県葛巻町・新エネルギー導入の取り組み
 http://www.town.kuzumaki.iwate.jp/w/index.htm

・「防ごう!!地球温暖化」三重県環境森林部地球温暖化対策室
 http://www.eco.pref.mie.jp/gyousei/keikaku/ondanka4/index.htm


東山澳仔風力発電所(提供:20%クラブ事務局)

ワークショップでは熱心な議論が行われた(提供:20%クラブ事務局)


記事執筆、翻訳
日付 2005-11-16
筆者 廣瀬 稔也 (HIROSE, Toshiya)
媒体 寄稿
団体名 東アジア環境情報発伝所
(East Asia Environmental Information Express Messenger)
URL http://www.eden-j.org/
翻訳者

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