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その他 日本の“重大環境ニュース2005”

日本全土 毎年恒例、発伝所が選んだ“重大ニュース”を2005年の締めくくりとして、お届けします。

 ENVIROASIAで日本から発信するニュースは、環境面に即したものが中心ですが、環境という切り口だけでは捉えきれない、つまり社会現象の一部として見ることができるものが多々あります。

 環境問題を考える時、環境における現象面だけではなく、社会的な背景をふまえた考察が必要なことは言うまでもありません。そうした点を念頭に置きつつ、ふりかえっていただければ幸いです。以下、ランクアップ式に、見ていくことにしましょう。

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次 点 大学や学生の取り組みに注目!

 東アジア環境情報発伝所の万博出展に応じて、若い人達が多く加勢・活躍してくださいました。若い人の元気やパワーは、環境ニュースでも見受けられます。一例を紹介します。

・富山大学がマイカップ対応自販機導入
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05030202J
・世界をちょっとだけ軽くしようとした日
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05061502J
・対馬の海岸清掃に釜山の大学生200人が参加
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05071302J
・エコ学園祭
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05110902J
・インカレセミナー「東アジア共通の家2005」開催
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05120701J

*ニュース寄稿者も、若手が続々と参入してきています。ありがたい限りです。

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第5位 節目の年としての2005年

 世間では、戦後60年、自民党結党50年、日航機墜落20年など、節目を伝える報道が多かった一年でした。

・阪神淡路大震災から10年
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05011902J

もその一つに挙げられます。

 節目に伴う動きも盛んでした。「官から民へ」はその流れを汲むものと言えます。特に政界では、郵政民営化を巡る激動があり、与党の大勝により、環境政策に与える影響も少なからずありました。国政が多数者優位(少数や弱者の切り捨てなど)で進む中、市町村合併も加速。地方自治の自律性が試されています。

・沖縄県・伊是名村が入村時100円の「環境協力税」創設へ
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05020202J
・「第1回全国エコタウンサミットinみなまた」開催
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05022302J
・沖縄に新しい米軍基地はいらない~辺野古続報
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05042001J
・「原子力発祥の地」に市民、自治体が集った!―第13回環境自治体会議 東海村会議開催
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05060102J

 これらのニュースは、地方や地域の自立と存在意義を示す好例と言えるでしょう。

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第4位 多発する自然災害

 災害と呼ぶには大げさかも知れませんが、

・過去最大の花粉症被害が予想される2005年の春
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05030902J
・今年も黄砂シーズンが到来
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05041302J

 が挙げられます。

 当・環境ニュースでは扱いませんでしたが、三宅島の避難指示解除と帰島開始(2月)、福岡(3月)・東京(7月)・宮城(8月)などでの強い地震、台風14号の猛威と記録的被害(9月)など、自然の脅威にまつわるニュースは多く報道されました。(被害に遭われた方には、この場を借りて、お見舞い申し上げます。)日本海で大発生しているエチゼンクラゲも自然災害と言えるでしょうか。

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第3位 「愛・地球博」開催 ~ 地球市民が広がることを願って

 2005年の世相漢字は「愛」でした。
http://www.kanken.or.jp/kanji/kanji2005/kanji.html
 21世紀最初の国際博覧会「愛・地球博」の「愛」も一役買ったようです。

 2005年一年の半分を占める開催期間は、社会的にも大きいものがありました。一般的には経済効果面で成果を語る傾向がありますが、環境ニュースとしては、今後につながる成果の一つとして「EXPOエコマネー」に注目したいところです。

 東アジア環境情報発伝所では、9月に地球市民村(遊びと参加のゾーン)に出展。出展そのものをニュースとした他、期間中は、オール万博モードで臨場感あるニュースを発信できるよう努めました。現在、次の上海万博への橋渡しができるよう、成果をとりまとめているところです。

・中国・韓国の環境NGOからみた愛知万博
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05090701J
・日中韓・環境見聞館OPEN!
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05090702J
・愛知万博は環境にも人にもやさしかったか?
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05091401J
・地球市民村で「はな」を咲かせたよさこいアリラン
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05091402J
・愛・地球博におけるNGOの役割
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05092101J

 出展する前にも市民団体の視点でのニュースをいくつかお届けしました。万博後も引き続き検証する必要なニュースもあります。ともあれ、2005年は「愛・地球博」に尽きると思います。

・愛・地球博では「地球市民村」へ行こう!
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05033001J
・中国雲南省の環境NGOが愛・地球博に参加
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05051802J
・東アジア陸続きの生き証人「ヒメタイコウチ」の危機
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05072701J
・暑い万博会場で「あっちっちサミット2005」開催
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05080301J

 また、万博以外の場でも、日中韓3カ国で連携する機会があり、例年以上に、交流や会合が盛んに行われました。「政冷・市民熱」と称したいところですね。

・アジア太平洋みどりの京都会議2005~アジア市民として、世界平和を考える
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05021601J
・求む!アジアのハマグリウオッチャー
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05031701J
・中国の農村で日中韓米の青年が生身の交流
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05052502J
・コリア・ジャパン未来クルーズ、テーマは「Green&Peace」
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05081701J
・東アジアの持続可能な発展に向けたワークショップ開催
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05102603J
・中国における廃家電リサイクルの現状
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05110901J
・日中韓の自治体がエネルギーのあり方を議論
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05111601J

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第2位 企業の社会的責任が問われる

 2005年は、JR西日本・福知山線の脱線事故(4月)、マンションやホテルの構造設計捏造(強度偽装)問題(11月)に代表されるように、様々な企業などの事故や不祥事が目に付きました。

・省エネ家電の電力消費表示に偽りあり
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05112302J
・リサイクル品が土・水を汚染する―フェロシルト問題
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05113002J

 これらは、特に企業の社会的責任が問われるケースとして着目されます。
 フェロシルトは意図的な土壌汚染ですが、工場敷地跡から、高濃度の土壌汚染が見つかる例も相次いでいます。日本の社会基盤を支えてきたものが寿命を迎えつつあり、そこから汚染が見つかることは、今後は負の遺産を正視しなければいけない、という時代の転機を示唆するものと言えます。

 もう一つ象徴的だったのはアスベスト問題です。これは大きなうねりとなって、日本各地を震撼させました。

・アスベストの脅威~「静かな時限爆弾」が動き始めた
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05071301J
・市民団体が「アスベスト対策基本法」を提言
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05100501J

 アスベストに関しては、製造・使用された時代の知見ではわからなかったことが後に発覚して、このような事態に至った例として見ることができます。ただし、対策が後手に回ったことで被害が大きくなった事故や不祥事はこれまでも数多くありました。同じようなことが繰り返されるのは、社会全体の病理と捉えることもできるでしょう。企業や行政を責めるだけでなく、そうした病理を招かないようにする市民一人ひとりの注意、監視、喚起も必要と思われます。

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第1位 待ったなし!地球温暖化

 今年は、世界的に異常気象に翻弄された一年となりましたが、2月に京都議定書が発効し、環境流行語(?)として席巻した、政府自賛「クールビズ」「ウォームビズ」に代表される動きの他、市民レベルでも地球温暖化防止に関するさまざまな取り組みが目立った年でもありました。

・家電を買い替えて大幅省エネ達成!
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05012602J
・京都議定書発効を期に市民の動きぞくぞく
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05020901J
・夢よ大きく 日本初の燃料電池バイクが誕生
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05030201J
・衆参両院で京都議定書目標達成に向けた決議が可決
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05031702J
・環境よりも経済効果を、2年目の北海道サマータイム
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05061501J
・夏場には軽装を。「クール・ビズ」でどこまで変わる?
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05062201J
・京都で「市民が進める温暖化防止2005」を開催
 www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J05122101J

 などが挙げられます。

 以上、今年1年間にENVIROASIAでの日本からの発信を振り返ってみました。日本全国で新たな環境問題が発生したり、深刻化する一方、それをなんとか解決しようとする市民の努力があります。

 来年も、東アジア地域で同様の環境問題に取り組む人びとに役立つような市民の取り組みを中心に情報を発信していきますので、2006年もよろしくお願いいたします。







記事執筆、翻訳
日付 2005-12-28
筆者 東アジア環境情報発伝所 スタッフ一同
媒体 寄稿
団体名 東アジア環境情報発伝所
(East Asia Environmental Information Express Messenger)
URL http://www.eden-j.org/
翻訳者

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