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エネルギー 危険、ムダ、不経済なウラン再処理~六ヶ所再処理工場で最終試験運転が始まる

青森 利用のめどが立っていないプルトニウムが「リサイクル」の名目で生産され、放射能の被害や巨額の税金の支出が始まろうとしている

 青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場では、今年1月に劣化ウランおよそ53トンを使ったウラン試験が終了し、今年の春にも、原発の使用済み核燃料を用いるアクティブ試験が開始される予定である。ここは、国内では初めての大規模な商業再処理施設であり、本格的に稼働すれば、約8トンものプルトニウム(核弾頭およそ1000個分にも相当)が毎年取り出される。

 試験運転とは言え、来年7月までに4トンのプルトニウムが生成される計画になっている。また、再処理の過程では大量の放射能が発生し、その一部が排気筒と放出口を通じて海や空へ垂れ流しにされる。海へ流される放射能は、海流に乗って日本の太平洋沿岸へと拡がり、大気中へ放出された放射能は風に乗って日本中へ、そして地球全体へと飛散して大地を汚染する。

 このような規模での放射能放出は日本で初めてであり、その影響についての懸念が拡がりつつある。環境NGOのグリーンピース・ジャパンでは昨年12月、青森県の「再処理工場について勉強する農業者の会(哘清悦代表)」の呼びかけに応じて、ウェブサイトを通じて全国の消費者を対象にしたアンケート調査に協力した。

 この「食品の安全性に関する消費者アンケート」には、インターネットを通じて504名の消費者が、自由回答を含めた5つの設問に回答した。これらの参加者の89%が青森県産品を購入したことがあると答え、そのうち90%以上が放射能の残留を含めた表示を義務づけるべきだと回答している。2月末にグリーンピース・ジャパンと農業者の会は、アンケート結果を青森県へ提出すると共に、アクティブ試験の中止を求める要請を行う予定である。

★グリーンピース・ジャパンは、2月19日に東京ウィメンズプラザ(表参道)で「ストップ再処理!シンポジウム~こんなものいらない!」を開催する。シンポジウムへの参加は、グリーンピース・ジャパンのホームページ(http://www.greenpeace.or.jp)から申し込むことができる。

(参考URL)
・「食品の安全性に関する消費者アンケート」結果
 http://www.greenpeace.or.jp/campaign/nuclear/plutonium/rokkasho/qn/results_html


© Greenpeace

着々と進められつつある六ヶ所村核再処理施設 グリーンピース・サンプリング凧からの撮影(2002/11/21)©Greenpeace/Gavin Newman


記事執筆、翻訳
日付 2006-02-17
筆者 野川 温子 (NOGAWA, Atsuko)
媒体 寄稿
団体名 特定非営利活動法人 グリーンピース・ジャパン
(Green Peace Japan)
URL http://www.greenpeace.or.jp
翻訳者

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