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以前にお伝えした町田市に続き、お隣の相模原市でも廃プラ中間処理施設稼動計画が住民の反発を呼んでいる
▼何が起きているか
「独特の甘ったるくて、こげた臭いがするんです。プラスチックを分解してるんじゃないかな」と話すのは、神奈川県相模原市の市民団体「小山みどりの会」の副代表の岩田俊光さん(62)。自宅は相模原市宮下の(株)清和サービスが市から委託されて運営する廃プラスチック中間処理の実証実験施設から130mほどの場所にある。
実証実験の名目で04年10月から毎週木曜に3~4トンの廃プラ処理が行われている。この事実が市民に知らされたのは今年3月の施設見学の、約30名の参加者に対してだった。
2006年2月には周辺100mの住民にだけ業者が説明し、「異存なし」との一札をとっていたということも判明している。これは折しも当サイトでも既報の町田の廃プラ問題が盛り上がりを見せていた頃である。
▼杉並病の懸念
杉並区では96年ごろから、廃プラ処理施設の周辺でプラスチック起源の化合物の影響と思われる化学物質過敏症(「杉並病」と呼ばれた)が発生している。実際、「小山みどりの会」が行ったアンケートによると、肌の炎症や視力の低下などの声が10~20代の若い世代を中心に寄せられている。
そんな中、「小山みどりの会」は5月31日には施設の本格稼働の延期と実証実験の中止を求める陳情書に2万6000筆以上の署名を添えて市議会に提出した。
「特に小さいお子さんのいる若いお母さんたちが頑張ってくれている。化学物質に過敏な人が増えているんだから、行政は住民にもっと気を配らないと」と同会の村田真人代表(60)は語る。この署名は今月19日まで引き続き集めているという。
杉並病の影響は6km超と言われている。地図を開くと八王子の筆者の家も6kmの範囲に含まれていた。同代表によると、「こういった問題はこれから全国どこでも起こり得る。今国会に提出された政府の容リ法改正案では、ごみの収集分別などの費用は行政が負担することになったままなので、プラスチックはほとんど減らない。拡大生産者責任制度を徹底しないと、日本中がごみの山になっちゃうよ」。同感だ。
現場の周辺を歩くと、工場群の中に住居があるのか、住宅街の中に工場が散在しているのがわからなくなった。人間の住む場所と有害物質を排出する可能性のある施設を分離するということを行政が意識しないのでこういった混乱が起きるのだろう。日本は狭いのだから。
(参考URL)
・小山みどりの会
http://www17.plala.or.jp/oyamamidorinokai/
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本格稼動が始まると、一日約10トンの廃プラが処理されるという
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