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ごみ・リサイクル 衣料品のリユース、リサイクルの先進例~ユニクロの取り組み

日本全土 ユニクロでは、自社製品「全商品」を対象に回収・リサイクル活動を実施中。

 衣料品分野で4%のシェアを持つ、大手アパレルメーカー「株式会社ユニクロ」。同社では、自社製品「全商品」を対象に回収・リサイクル活動をしている。ユニクロは1974年設立、山口県山口市に本社を置き、年商は3,936億円。商品の企画、生産、物流、販売まで一貫して行い、低価格で高品質なカジュアルウエアの生産を実現した。その安さから同じデザインでも色違いで何枚も購入する客が多いようだ。

 流行したフリースは1998年から3年間で3,650万枚を売り上げたという。ポリエステル100%でリサイクルしやすいという理由から、そのフリースを対象に、2001年9月から回収・リサイクル活動を開始。2006年9月には、対象を全商品に拡大して1カ月間トライアルで実施したところ、14万点もの商品が回収された。継続的な活動が必要と判断した同社は、毎年3月、9月の各1カ月間定期的に継続して実施することとなり、ユニクロ全店舗749店舗(2007年6月30日現在)で回収を受け付けている。(受付は店舗への持ち込みのみ。郵送などの受付は行っていない。また、濡れたもの、激しく汚れたもの、他社製品についても受付は不可。)

 2006年9月以降も順調に回収が進み、同年12月末までに490,160点、全商品を対象とした2007年3月に至っては、1カ月で約30万点に上っている。

 その30万点のリユース(再使用)、リサイクル(再利用)の内訳は、以下の通り。

・リユース(救援衣料として途上国へ寄贈):79%
・燃料化(サーマル)リサイクル(発電用など電気エネルギー化):20%
・繊維化(マテリアル)リサイクル(断熱材、ウエスなどの原料):1%

 最も比率の高い救援衣料は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などの協力を受け、ニーズの高いアフリカ(タンザニアとウガンダ)の難民キャンプ等に寄贈され、歓迎されている。

 9月は今年2回目の回収月間である。9月2日(日)、都内北千住店、着なくなった同社衣料品9点を持って実際に行ってみた。レジも店内も混み合っていたが、近くにいた店員に渡すと紙袋に入ったまま受け取ってくれた。「初めて持ってきたんですけれど」と言うと、若い女性の店員は、「リサイクルに協力してくださるお客様は多いですよ。回収されたものは仕分けして、貧しい国に送られるか、繊維に戻して違うものになります。」と話してくれた。こうした取り組みは、店員の理解あってこそ、である。

 お店で服を買うのではなく、着なくなった服を持って行くという体験は初めてで、ちょっと勇気が要ったが、大事なのはそのちょっとした勇気、ということを実感した。それに認知度が加われば、更に回収量は増えるものと思われる。どこの家にも何枚かはユニクロ製品があるからだ。

(参考URL)
・ユニクロ
 http://www.uniqlo.com/jp/

・UNHCR駐日事務所(2月のニュースから)
 http://www.unhcr.or.jp/news/2007/070227.html







記事執筆、翻訳
日付 2007-09-07
筆者 渡部 理恵 (WATANABE, Rie)
媒体 寄稿
団体名 東アジア環境情報発伝所
(East Asia Environmental Information Express Messenger)
URL http://www.eden-j.org/
翻訳者

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