|
日中韓とモンゴルの環境を考える青年が東京に集まった。
2007年9月17日から21日にかけて、第3回 TUNZA 北東アジア青年環境ネットワーク会議(以下、NEAYEN会議)が東京と千葉で行われた。会議スタッフとして、この会議がどのように行われたかを簡単に報告したい。
TUNZAとは、国連環境計画の青年向けプログラムであり、青年の環境活動をより活発にさせることを目的としている。NEAYENは、中国、日本、韓国、モンゴルの北東アジア4カ国の青年のネットワークであり、毎年各国から10名、開催国からは20名が集まり会議を開いている。
第3回目の今年はTUNZA-NEAYEN運営委員会が主催となり、千葉大学の共催のもと日本で行われた。今年のテーマは「持続可能な消費と気候変動」であり、テーマに関する各国の状況のプレゼンテーションやディスカッションが行われ、参加者が行動計画を作成した。
初日に各国の参加者が日本に到着し、主なプログラムは2日目から始まった。この日はオープンフォーラムという形で、一般見学者にも広く参加を呼びかけた。開会式でUNEP韓国委員会のJae Bum Kim事務局長、UNEPアジア太平洋地域事務所の西宮洋次長、千葉大学の古在豊樹学長からの挨拶の後、NEAYENの年間活動報告と、各国の環境問題を含めた様々なトピックについてのパネルディスカッションが開かれた。
プログラムの一つとして、千葉大学の環境サークルの学生たちが、会議参加者向けに活動紹介を行った。学園祭でのごみ対策、自転車リサイクル、環境マネジメントシステムなどの活動について、千葉大学の学生たちでプレゼンテーションと体験型プログラムを用意し、会議参加者との交流を行った。その後イオン柏ショッピングセンターにフィールドトリップに向かった。同店は全国でも数少ない「エコストア」としてソーラーパネルの設置や壁面緑化、再生材利用などの取り組みを進めており、参加者にとって興味深い見学になったようだ。
3日目、4日目には、テーマについての発表、議論を主に行った。まず、国連大学の安井至副学長より、気候変動に関する科学的な調査や重要な概念、持続可能な発展のあり方について講義がなされた。次に各国の青年が、自国の気候変動に関わる問題や対策について発表を行った。
その後参加者は5グループに分かれ、それまでのプログラムで感じたことを話し合い、自分たちが抱いた問題意識から何が実行できるかを企画した。それぞれのグループは、北東アジアネットワークの強化、環境問題の啓蒙、ロビー活動、世界環境デーでのキャンペーン、NEAYENの長期的戦略という5つの方法に分かれて、行動計画を作成した。
企画作成にあたっては、東アジア環境情報発伝所の廣瀬稔也氏、社団法人産業環境管理協会の中野勝行氏の2人からアドバイスを頂いた。各グループからはユースリーダーが選ばれ、5日目に行動計画の発表を行い、計画の実行を約束した。閉会式でバイエル株式会社のMichael Portoff代表取締役社長と国連大学の名執芳博氏からも挨拶を頂いた他、参加者は文化交流や、バイエル株式会社後援のフェアウェルディナーなどを楽しんだ。
このように第3回NEAYEN会議は充実したプログラム編成であったが、どのプログラムにも参加者が活発に参加していたことが印象深かった。しかし、会議の成功に満足するだけでなく、行動計画を実行し北東アジアのネットワークを強め、地域的な環境問題の解決に貢献することが参加者と私たちスタッフの役割であると考える。
|

ワークショップでの議論の様子

日本人参加者による活動紹介

閉会式で宣言文書を読み上げる
|