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ガソリン価格の高騰などで、エネルギーは深刻な問題になりつつある。地域で自給するエネルギーが現実味を帯びてきた。
エネルギーは、地球温暖化問題やガソリン価格の高騰など、様々な形で私たちに影響を与える問題だ。そんな中、江戸川区では、エネルギーの自給率アップをめざす試みが続々と展開されている。
環境NPO「足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ(足温ネット)」では、この秋、市民立江戸川第二発電所を建設した。「市民立発電所」とは、足温ネットが地域でできる地球温暖化対策として、市民自らが自然エネルギーを作りだそうと建設したもので、第一発電所は1999年7月に建設され話題を呼んだ。新しい第二発電所は、太陽光発電で3キロワットの発電能力を持ち、区役所にほど近い、高齢者が暮らす「ほっと館」の屋上に設置された。ちなみに、太陽光発電パネルは都内にお住まいの方から譲っていただいたそうだ。
続いて、葛西図書館の向かいにあるリユースショップ「元気力(げんきりょく)発電所」では、売り上げの一部を自然エネルギーの応援に使っている。そして、閉店後に灯す照明の電力は、たった1枚の太陽光発電パネルでまかなわれている。その秘密は、太陽光発電パネルが発電するわずかな電力でも灯せるよう、わずかな電力も蓄電できるキャパシタというバッテリーを置き、照明にLED(発光ダイオード)を使っているからだ。これは、エネルギーが自給できることを立証したもので、エネルギーの未来が見えるお店と言える。
船堀駅にほど近いエコデス株式会社には、使用済み食用油をディーゼル燃料に変えるプラントがある。今年からは、区内の学校や食堂などから集めた使用済み食用油からBDF(バイオディーゼル燃料)を作り、運送会社に供給する「えどがわ油田開発プロジェクト」が動き始めた。本来、ゴミになってしまう使用済み食用油が燃料として生まれ変わることで、エネルギーが自給できるだけでなく、ゴミの減量にも役立つ。なお、このプロジェクトは、農林水産省のバイオ燃料実証事業に選ばれており、内外から注目を浴びている。
こうしたエネルギー自給率アップの試みが地域に広がることで、環境にやさしいエネルギーだけで暮らせる社会が実現できるかもしれない。それは、石油や天然ガスをめぐって戦争が起きている現代社会よりも安心、安全な社会になるだろう。
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太陽光発電パネル設置状況

「元気力発電所」店頭にて
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