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ごみ・リサイクル 2008年度第1回「海辺の漂着物調査@東京湾」

東京 昨年度から発伝所有志で行っている東京湾での漂着物調査。2008年度第1回目の調査を7月5日に実施した。

 昨年度「海辺の漂着物調査」を実施した城南島海浜公園は、基本的に漂着物が少ないことがわかったため、今年度は漂着量がより多い場所を選び、いわゆる「海ゴミ」の実態に迫ることにした。城南島よりも西、大田市場や京浜大橋の近くにある「東海ふ頭公園」(東京都大田区東海)は、奥まってはいるが東京湾の水際にアクセスしやすく、漂着物の量も程々見込めることから、ここを選んだ。

(漂着物調査の概要と2007年度1回目の状況については、http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J07052502J を参照)

 調査1回目の7月5日は合計5名のボランティアが集まった。晴天に恵まれたうえ、洞爺湖サミットを控えて海上保安庁が一般船舶の航行制限をかけていたため、比較的に静かな環境で作業することができた。砂浜ではなく、岩石を積んでできた人工的な海浜ゆえ、調査要領に従い四方形を設定することは難しい。そのため、今回は10mの直線のみを二つ置き、これを目印にエリアを2つ、つまり延長20m分の範囲でゴミを回収し、調査することにした。ただし、岩石の隙間に入り込み、人の手で拾い出すことが困難なゴミについては対象外とした。収集できたゴミは2つのエリアを合計して以下の通りである。

  (1)プラスチック類:446個(6,450g)
  (2)ゴム類:6個(540g)
  (3)発泡スチレン類:128個(350g)
  (4)紙類:13個(504g)
  (5)布類:3個(340g)
  (6)ガラス・陶磁器類:3個(453g)
  (7)金属類:13個(1,686g)
  (8)その他の人工物(木工品等):6個(1,437g)
  *合計個数:618個(総重量:11,760g)

 昨年度に比べて、ゴミの数と重量が共に大幅に増えたことにスタッフ一同唖然としたが、公園管理事務所や清掃作業員の方の話では、台風や大雨の後と比べればこれでも少ない方だそうである。ただし、この公園ではバーベキューや海釣りも可能なスポットでもあるためか、容器包装類、特にペットボトルや缶、発泡スチロールの器やプラスチック製の袋など、心ない一部の利用客が捨てたと思われるゴミも多くあり、漂着ゴミとの分別がつかないことが難点である。

 明らかに漂着ゴミと思われるものもある。軽く浮きやすいもの、劣化が激しいもの、がそれだ。600余りの総個数のうち、プラスチック素材のものがその4分の3近くを占めていて、重量では6kgを超える。このうち、容器としての形をとどめているものは110個余りだが、原形不明な破片類はその倍の220個余りに上った。容器類が漂着する可能性もあるが、漂着物の大半はこうした破片なのである。プラスチックゴミによる海洋汚染を目の当たりにできたことが今回の一つの成果と言える。

 漂流・漂着する物の例としては、フタやキャップ、ライターもある。枯れた草も多く打ち上がる中、その草に紛れて見つかった(それぞれ58個、7本)ことからもこれらは漂着物である可能性が高い。

 岩石を積んだ構造は、漂着物をキャッチするのには適している。石の間には大型ゴミ(油の缶や発泡スチロール箱)も原型のまま残されていて、それらを拾うことは容易であった。

 その他、かばんや衣料品などの生活用品、ダンボール箱や梱包用の紐、さらには注射器も一本見つかった。漂着ゴミの特徴である「品目の多様性」も実感することができた。

 次回の調査は8月30日に予定しているが、台風が来た場合、この海岸にどのような変化をもたらすのかを期待する反面、地球環境のためにはゴミがこれ以上増えないことを願うばかりである。


エリア一つ(延長10m)分の漂着ゴミ(大まかな分類後)

もう一つのエリア分(分類前)

今回はロープ一本で区画
記事執筆、翻訳
日付 2008-07-11
筆者 紫菫 (ZI,Jin)
媒体 寄稿
団体名 東アジア環境情報発伝所
(East Asia Environmental Information Express Messenger)
URL http://www.eden-j.org/
翻訳者

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