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2月17日~18日、「川崎国際環境技術展2009」が開かれた。
優れた環境技術をアジア地域を中心に伝え、国際貢献につなげることを趣旨とする「川崎国際環境技術展2009」が川崎市のとどろきアリーナで開かれた。出展企業は117社(199ブース)。アリーナを最大限使いながらもよくまとまった展示で、見学しやすいのが特徴だ。二日間にわたり、プレゼンテーションやフォーラムなどのプログラムも充実していて、環境技術祭典に相応しい雰囲気だった。アジアへ伝えるということで、今回は香港、上海などの協会による共同出展もあり、海外からの出展は10社以上に上った。また、英語・中国語・韓国語通訳も配置しており、商談やマッチングなどをサポートする姿勢が強く打ち出されていた。
会場入口にあるテーマ展示ゾーンでは、60年代に深刻な汚染・公害問題に直面した川崎市のつらい経験から新・省エネルギー技術やゴミの分別・リサイクルに積極的に取り組むに至った経緯が紹介された。60年代と現在の空の写真を見比べることにより、その差がリアルに伝わってくる。まさに60年代のその空が現在進行形である中国の政府関係者には、努力すれば青い空は再び戻るといういい手本になったのではないかと思う。
公害克服が川崎市のセールスポイントであり、阿部市長も「川崎が蓄積してきた環境技術をアジアの国々へ」と同展の開会挨拶などで言及している。臨海部や多摩川沿いを中心に企業や工場は多く、研究開発機関は200を超える。地元企業の出展が多いのも大きな特徴だろう。
今回は、環境改善技術関連、廃棄物・リサイクル関連、新エネ・省エネ関連など7つの分野から程よく出展された。リサイクル関連では「世界初」ゼロエミッション製紙工場の担当者から話を聞いた。新聞紙やミルクバックなど限られた種類の紙によるリサイクルとは違い、会社の秘密文書やミックスペーパーなどを未開封・無選別のままパルプして、後で紙以外のものを仕分けして、トイレットペーパーにリサイクルするシステムで、ゴミ減量と資源循環を目指すということだ。紙類なら何でも大丈夫というこの技術のおかげで、これまでリサイクル業者が扱えなかったアルミやビニールのコーティングがされているお茶パックなども回収でき、焼却ゴミの量が減らせるだけでなく、低エミッションにもつながる。
エネルギー関連は、会社規模の大小問わず、多様な出展が見られたが、従来の蛍光灯設備をそのまま活かしたLED蛍光灯(消費電力は蛍光灯の半分)がその明るさも手伝って目を引いた。
さまざまなシミュレーション映像が投影される地球儀「触れる地球」を筆頭に、装置や機器を実際に見て触れることができるのは大きい。専門的でわかりにくいと思われがちな環境技術だが、実機を前にすればその印象も変わってくる。
関連リンク)http://www.kawasaki-eco-tech.jp/
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