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「私の食が世界・地球をつくる~フードマイレージから考える~」ワークショップが開かれた。
3月2日、神奈川県横浜市の「あーすぷらざ」(神奈川県立地球市民かながわプラザ)で、かながわ国際交流財団主催による食のワークショップが開かれた。NPO法人コミュニティスクール・まちデザインの近藤恵津子さんが、輸入やフードマイレージに関連する様々なことを分かりやすく説明してくれた。参加型形式で、約30人の参加者が6テーブルに分かれて、与えられたそれぞれの課題について、話し合ったり考えたりする形で進行した。
最初は、各チームがくじでメニューを選び、必要な食材を考え、さらにその食材の最大輸入国を考えるという課題だった。筆者のチームのメニューは「ハンバーグステーキ野菜添え・バターロール・かぼちゃのポタージュ」だった。必要食材の豚肉、牛肉、小麦粉の自給率はそれぞれ、52%、43%、13%で、天ざるそばや海鮮チャーハンなどに比べて比較的高いほうだった。ちなみに小麦粉の輸入先は多い順に、アメリカ、カナダ、オーストラリアである。
またバーチャルウォーター(仮想水)や植物油生産地など輸入に関する様々な知識も、クイズ形式で面白く教えてもらった。バーチャルウォーターとは、農産物の生産や製品の製造、輸出入などに必要となる水(仮想水)のことで、輸入品を買う私たちによって間接的に消費されたことになる。日本のバーチャルウォーターの総輸入量は640億立方メートルで、国内総水資源の3分の2程度にあたる。例えば、ステーキ100グラムのバーチャルウォーターは約2000リットル(2トン)で、お風呂の約10倍分に相当するという。日本は世界最大の「水」輸入国でもあるのだ。
日本の家庭(4人家族の場合)から出る食材ゴミ(料理に使わず捨てる部分)の量は、一週間に1kg以上もあるそうだ。せっかく遠いところから、人や物のエネルギーを使って運んできたのに、料理にも使われずただ捨てられるのは本当にもったいない。二重の環境負荷ともいえるだろう。国産の食材を食べるにせよ、地元の野菜を買うにせよ、まずこのもったいない部分をなくすのがCO2削減への最大の貢献ではないかと思う。
また、大豆や穀物としてのトウモロコシの場合は、自給率はそれぞれ5%と0%で、ほとんどをアメリカやブラジル、中国から輸入している。これらの栽培を通じて起きる相手国の環境破壊や労働者の搾取など、見えない・気が付かない輸入被害に気づくことも大事だと、近藤さんは話した。
輸入された穀物の70%は飼料の原料になる。ならば、その飼料で飼われた「国産豚」や「国産鶏」は何%まで国産と言えるのか。消費者である私たちも、もっと賢い消費者にならないといけない。
2001年の日本人1人あたりのフードマイレージは7000t・kmもある。あなたがこれからいただこうと思う料理は、もしかしたら7000km以上の長距離旅行をして、この日本まできたかもしれない。コーヒー豆も同じ。モーニングコーヒーで心を落ち着かせる人も多いだろう。飲む前にコーヒー豆の旅とそれを栽培した方たちについて思いを馳せてみるのもいい。
ワークショップの最後の課題は、自分にできることと、国や政府にやってほしいことを各チームが提案・発表することだった。「もったいない」をなくすためには、やはり買い物段階からちゃんと何時、何を食べるかを考えて買うこと、外食より自炊という自らのできることなどがまとめて発表された。国にやってほしい部分としては、農家最低賃金制度、就農国民制度、農業員制度の創設など。様々なアイデアが出てきた。
私の案としては、一日だけ輸入品を食べない「国産の日」を設けること。どうだろう?
関連リンク)
・かながわ国際交流財団
http://www.k-i-a.or.jp/
・仮想水計算機
http://www.env.go.jp/water/virtual_water/kyouzai.html
・NPO法人コミュニティスクール・まちデザイン
http://homepage3.nifty.com/machi-design/profile.html
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