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7月1日からエコポイントの交換申請が始まった。
2009年5月15日から、地球温暖化防止、経済の活性化、地上デジタル放送対応のテレビの普及を目的とした省エネ家電(エアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビ)への買い換えを促すエコポイント制度(正式名称:エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業)がスタートした。購入時にもらえるエコポイントの使途も決まらないままで、2009年度の補正予算が国会で可決されればという条件付きでの見切り発車であった。
5月29日に、2009年度補正予算が国会で可決され、7月1日からエコポイントを様々な商品などに交換するための受付がスタートした。エコポイントと“エコ”の名のつくとおり、エコポイントの交換商品は、「1)省エネ・環境配慮に優れた商品、2)全国で使える商品券・プリペイドカード(環境配慮型のもの)、3)地域振興に資するもの」(環境省 グリーン家電普及促進事業HPより)とされていた。
ところが、発表された交換商品カタログ(第一次募集分)を見てみると、省エネ・環境配慮製品等提供事業者は9件で、商品券等が207件、地域産品が55件となっており、エコな商品はきわめて少ない。全国で使える商品券・プリペイドカードも環境配慮型のものとされていたが、デパートの商品券や旅行券、カタログギフト券など、環境配慮とどう結びつくかわからないものが多く並んでいる。これではエコポイントのエコが泣く。環境とは名ばかりで、単なる景気対策と揶揄されても致し方ないだろう。
加えて、省エネ家電に買い替えればエコ、ということなのだが、環境省が提供している「しんきゅうさん」というウェブサイトで、テレビについてシミュレーション(詳細は画像参照)してみると、
[年間消費電力量の違い]
(旧製品)ブラウン管型テレビ
21型 115kWh
↓
(新製品)液晶テレビ
22V型 56kWh / 40V型 200kWh
つまりほぼ同じ大きさの22型を選んだ場合は明らかに省エネになるが、「省エネが進んだだろうから大型のを選んでも大丈夫」などと早計するととんでもないことになることがわかる。大幅に二酸化炭素排出量が増えてしまう上、電気代がかさんでしまう結果になるのだ。地球温暖化防止に取り組む環境NGO 気候ネットワークの桃井貴子さんは、「購入する人がよほど意識的に購入し、環境にいいものにポイント使ったりしないと、地球温暖化対策どころか消費電力を増やしてしまいます。「エコポイント」の“エコ”は『エコロジー』じゃなくて『エコノミー』ってことなんでしょうか。まぎらわしいから『地球温暖化対策』はかかげずに『経済活性ポイント』と素直に言ってほしいものです」と語る。もっともな指摘である。
エコポイント制度によって、前年同月比で60%以上売り上げがアップしたという報道もされていることから、一時的な景気浮揚効果にはつながったようだが、エコポイント終了後は逆に景気が沈滞することも予想され、効果の持続性という点で疑問符が付く。そして経済面以上に、エコポイントという名称が羊頭狗肉ではなかったか、本当に環境負荷の低減につながったか、環境面におけるさらなる検証が必要になるだろう。
参考URL)
・グリーン家電エコポイント事務局ホームページ
http://eco-points.jp/EP/index.html
・「省エネ製品買換ナビゲーション『しんきゅうさん』」
http://shinkyusan.com/index.html
・エコポイント、見切りスタート!
http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J09052201J
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「エコポイントサポートカウンター」には常に人が

21型と22V型の比較

21型と40V型の比較
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