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エネルギー 海外まで知らせた墨田区のささやかな取り組み

東京 韓国緑色連合のメンバーが「省エネナビ」の話を聞きに墨田区の環境保全課を訪問した。

 先日、韓国の環境NGO、緑色連合のメンバーと共に墨田区を訪問した。今回、日本の自然エネルギー普及事例や自治体や地域の取り組みを学ぶために来日した金政策委員長らは、3年前に韓国・光州市で開催された「気候保護のための自治体戦略 韓・日シンポジウム」で紹介された、家庭全体や家電ごとの電気使用量をチェックできるシステム「省エネナビ」に興味を持ち、同システムを導入している墨田区の環境保全課に話を聞きに行った。

 2004年から、墨田区基本計画の一環として実施されている「省エネナビ」の目的は、区民に電気の使い方を見直してもらい、使用量を少しでも減らすことで、省資源・省エネルギーへの取り組みを呼びかけるためである。墨田区民であれば、だれでも3ヶ月間(またはそれ以上)を区から無料で借りることができる。毎日の電気使用量や電気料金、家電ごとの使用量をリアルタイムで表示することにより、市民の省エネ意識を高めることを目指している。

 また、計測したデータは区が収集し、各家庭に省エネ診断書を発送すると同時に、区による普及啓発活動にも役立てられる。「省エネナビ」は、過去のデータに基づいて、今月の目標値を設定することも可能で、目標値を越えると赤いランプで電気の使い過ぎを警告し、家族全員に気をつけてもらうようにする機能もある。

 現在の利用状況は毎年約40~50世帯と、それほど多いとはいえない。ただ、一回利用した家庭の場合でも一年後にまた利用するなどリピーターもいて、5年間で多くの区民に利用されたという。

 また、墨田区地球温暖化対策地域推進計画により2008年度から始まった太陽光発電パネル設置助成対象家庭にも積極的に勧める予定である。太陽光パネルの設置により、節約できた電気代や削減できたCO2量が目の前の機械でわかることができれば、もっとやりがいを感じることもできると思う。

 導入からの3年の実績をみると(50台を3ヶ月単位で年間3回貸し出した場合)、省エネを達成した割合は6割を超える年もあり、CO2削減量は一世帯で年間3,000キロ以上を越えるなどの効果があった(ただ、毎年の気象条件により、削減量が半分に減る場合もある)。使用後のアンケートからは、省エネナビのおかげで、数値で明確な使用量が分かった、電気使用量が安くなったという感想が寄せられた一方、家族が面倒くさいと言うのでやめますという正直な意見もあった。

 韓国のマウル研究所から来たシンさんは省エネナビの設備自体や区役所の取り組みにとても興味を持ち、「韓国でもぜひ自治体などに呼びかけて実現したい」と語り、早速、機械購入の可否を尋ねていた。

 雨水利用の普及などで有名な墨田区だが、韓国では雨水以外にも区役所の壁面緑化や屋上緑化などでも知られている環境見学のスポットとしても知られているという。墨田区の「省エネナビ」の取り組みが韓国でも広がり、市民の省エネ意識を高める一助になればと期待している。

関連リンク)

 省エネナビモニター募集のページ
http://www.city.sumida.lg.jp/sumida_info/kankyou_hozen/ondanka_bousi/syoenenavi/syouene_monita/index.html


省エネナビ本体

墨田区役所の隣にある壁面緑化見本コーナー


記事執筆、翻訳
日付 2009-08-28
筆者 朴 梅花 (Piao Meihua)
媒体 寄稿
団体名 東アジア環境情報発伝所
(http://www.eden-j.org/)
URL
翻訳者

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