Google WWW を検索 サイト内検索

環境ニュース

市民団体・市民紹介

地球と生きる方法

環境ニュース > ごみ・リサイクル (日本 発)

ごみ・リサイクル 日本のごみ事情(3)

東京 23区におけるごみ事情。清掃工場から大量の水銀が見つかるのは異例なことではあるが...

 日本全体のごみの排出については、http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J10052802J の通りだが、約850万人の人口を抱える東京都23区においては、2008年度の一般廃棄物の総量は、約306.8万トン。日本全体の排出量の6%ほどとなっている。1988年度のピーク時と比べると4割近く減ったことになっているが、なお、高度経済成長期並みの排出量を保っている。

 このままでは埋立処分の許容量を迎え、ごみが町にあふれてしまう、といった限界説が叫ばれて久しいが、2008年度からこれまで埋立に回っていた廃プラスチックを可燃ごみに切り替えたことで、埋立処分量はピーク時の8割減、1年間の埋め立て量は約45.8万トンにとどまっているとされる。

 プラスチックを含めて、焼却炉で燃やし、灰にすることでごみの量は20分の1になる。その前提でなお、30年とされてきたが、今ではスラグ(*1)化により灰の量をさらに半分、つまりもとのごみを40分の1まで圧縮し、そのスラグを建材や路盤材に再利用することで、埋立処分の量を抑え込む試みが続いている。それでようやく限界まで50年、である。もちろん延命されればごみを出していい、という訳ではない。ごみそのものを抑え続けなければならないのは言うまでもないことである。

 一般的に清掃工場と呼ばれるものは、可燃ごみの施設であり、23区には21ある。他に不燃ごみ処理センターが2、可燃の工場から出た灰を溶融する施設が7、などとなっている。灰溶融施設は、清掃工場に併設している場合が多いが、可燃ごみのみを扱う15の工場では、灰溶融施設まで焼却灰を搬出することになる。埋立処分量を抑えるためだが、苦心の策と言える。

 ごみを燃やすというのは時にアクシデントを生じる。不正に持ち込まれた産業廃棄物が原因と指摘されているが、多量の水銀を含むごみが燃やされ、自主的な規制値を超えた4つの清掃工場が、6月中旬から相次いで運転停止となった。焼却できないごみがあふれ、異例の事態となった。

 最近の焼却炉は高温高熱に耐えるため、水銀についても燃え残りが出ることはなく、全て気化するとされている。煙突突端には排煙の検知器があるが、1立方メートルあたり0.05mgという濃度でその気化した水銀が検出された。ガラス繊維を用いた高機能の濾過式集塵機でも除去しきれないほどの量だったため、停止せざるを得なかったのだと言う。(光が丘清掃工場での話)

 清掃工場に求められる役割としては、ごみ焼却、発電、熱供給、汚水の浄化に加え、排気の浄化がある。東京二十三区清掃一部事務組合では、煙突から出たばかりの煙は、生活空間の空気よりもむしろきれいなくらいだという自負がある。それだけ厳しい管理をしていても、異常なごみが炉に持ち込まれれば、今回のように環境汚染のもとになってしまう。不燃ごみの混入で炉が止まることも決して珍しくないそうだ。

 東京二十三区清掃一部事務組合では、分別の徹底を呼びかけたりもしているが、(1)素材が複雑化しているごみの燃やし方の是非、(2)有害物質が日用品レベルでなお多く出回っている現状、(3)搬入または焼却の前段階でのごみのチェック、といったことも踏まえる必要があるだろう。これは埋立処分以前の課題である。

 *1:ここでは固体化した粉末状の灰を指す

参考リンク)

・東京二十三区清掃一部事務組合
 http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/

関連記事)

・品川清掃工場見学記
 http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J07110902J

・寝耳に水の廃プラスチックの「可燃ごみ」化
 http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J07062201J


8/14午後のごみバンカ(光が丘清掃工場)の様子。前日の午後にようやく運転再開になったばかりということで、多量のごみ(推定2,500トン)があった。

水銀混入で運転停止となった一つ、光が丘清掃工場(模型)

焼却灰はここから灰溶融施設(板橋清掃工場)へ搬出される
記事執筆、翻訳
日付 2010-08-27
筆者 冨田 行一 (TOMITA, Koichi)
媒体 寄稿
団体名 東アジア環境情報発伝所
URL
翻訳者

No Comments

page top

2011עṹʦԴ 2011עʦԴ 2011עỷʦԴ 2011۸֤ʦԴ 2011GCTԴ 2011ִҵҽʦԴ 2011עй滮ʦԴ 2011PETSԴ 2011ְ˶ʿԴ 2011Կ 2011꾭ʦԴ 2011Դ 2011עй滮ʦԴ 2011ְоԴ 2011ְ˶ʿԴ 2011귿زʦԴ 2011ѧλӢԴ 2011 2011ļԴ 2011һʦԴ 2011һʦ 2011עʦԴ 2011עʲʦԴ 2011עᰲȫʦԴ 2011GCT 2011ͳʦԴ 2011ʦԴ 2011걨ԱԴ 2011ļ 2011Դ