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環境ニュース > ごみ・リサイクル (韓国 発)

ごみ・リサイクル パソコンと携帯電話がもたらした新たな環境問題

韓国全土 中国など開発途上の第三国に捨てられる有害な電子廃棄物

今日、世界各地で捨てられる電子製品の量が急激に増加している。毎年、2~5千万トンも捨てられており、これは鉄道コンテナが地球を一周してしまう量だ。世界全体で、固形廃棄物の5%を電子廃棄物が占めており、これはプラスチック包装材全体の量に匹敵するほどだ。

アメリカでは昨年一年間で、1,250億ドル(125兆ウォン)に相当するパソコン、モニター、携帯電話、テレビなどの電子製品が購入された。毎年アメリカでは、数千万個もの電子製品が捨てられているが、もう使われることのないこれらの製品の行方はどうなっているのだろう。
もちろん、消費者がそのまま持っていることもあり、また友人や家族にあげることもある。

■家電は危険なゴミ

私たちによく知られていないことが一つある。それは、電子製品がさまざまな有害物質で作られているということだ。パソコンモニター1台には、平均2.3kgを超える鉛が使われている。パソコンには、カドミウムや水銀などの重金属が使われており、さまざまな電子製品のプラスチックフレームには、毒性が強いPVCや臭素化合物が使われていることもある。

このような電子廃棄物の回収と解体の大部分は、再利用業者に任されている。しかし、常にきちんと処理されているわけではなく、多くがろくに再利用されていない。
アメリカの場合、捨てられる電子製品の80%は海外に輸出されており、そのうち多くが発展途上の第三国に捨てられている。このような電子廃棄物を最も多く輸入している国が中国とナイジェリアだ。電子廃棄物を輸入する中国では、調理用の石炭コンロの上で電子部品の回路基盤を溶かして半導体チップを取り出し、強い酸を利用してチップに含まれた微量の金や有用な金属などが取り出される。その過程で発生するさまざまな廃棄物は、すべて川に捨てられる。ナイジェリアでは、パソコン、テレビ、プラスチックケースなどの廃棄物を空き地で燃やす光景をよく目にする。同国では、修理して利用する目的で輸入されたさまざまな電子製品の75%が再利用できず、結局はアフリカのゴミ捨て場に捨てられ、また燃やされている。これがまさに私たちが捨てるパソコンのその後であり、私たちは知らない間に深刻な環境問題を発展途上の隣国に輸出し、環境汚染の苦痛を押し付けているのだ。

電子廃棄物問題を解決するためには、製品の生産と販売において最も多くの利益を得る製造業者が、生産から廃棄に至るすべての過程に対して責任を持たなければならない。環境や健康に有害な材料の使用をやめ、より安全で環境に配慮した素材で、寿命が長く再利用しやすい製品を作らなければならない。また、製品の回収、再使用、再利用および処理において製造業者が責任を持たなければならない。

もちろん消費者も電子製品を簡単に捨てるのをやめ、製造業者に引き取ってもらうなど、きちんと処理するようにしなければならない。また、新たな購入をなるべく控え、製品を購入する際には安全で環境に配慮した素材で作られた製品を買うようにしなければならない。今すぐ、パソコンや携帯電話を選ぶ新しい基準を作らなければならない。

■ご存知ですか?

先進国におけるパソコンの平均寿命は1997年には6年であったのが、2005年には2年に縮まりました。
先進国における携帯電話の平均寿命は2年もありません。
2004年に世界で販売されたパソコンは1億8,300万台で、これは2003年比11.6%増です。2004年に世界で販売された携帯電話は6億7,400万台で、これは2003年比30%増です。
2010年までには7億1,600万台のパソコンの新たな使用が見込まれます。



有害な重金属や化学物質を含む廃棄パソコンと遊ぶ中国の子供(Copyright Greenpeace/Natalie Behring)

大量に積まれたパソコンのキーボード(右)(Copyright Greenpeace/Natalie Behring)と廃棄パソコンを大量に載せていくトラック(左)

パソコンモニターのかけらを持つ中国の子供(Copyright Greenpeace/Natalie Behring)
記事執筆、翻訳
日付 2006-01-23
筆者 国際連帯チーム マ・ヨンウン(Ma Yong Un)
媒体 環境運動連合環境問題
団体名 環境運動連合(KFEM)
URL http://www.kfem.or.kr
翻訳者 柳田佐和子

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