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環境汚染 清渓川に足を浸けたらかゆいって?

ソウル特別市 ソウル特別市で雨上がりに一部区間において高濃度で大腸菌流入などの問題

 去る18日、清渓川で足を水に浸けて遊んだ若いカップルがかゆみに悩まされたという報道があった。これを受けてその他の言論機関は、清渓川で“今になって水遊びの安全性の論難”と報道した。ソウルの代表的な観光名所として定着した清渓川での水質汚染による水遊び論難は市民の関心を引いている。なぜなら清渓川を訪れる人々のうち、子供を含む多くの市民が足を水に浸したり、水に入ったりして遊ぶからだ。3,800億(ウォン)という桁外れの予算を掛けて復元され、今年の6月まで韓国の人口よりも多い5000万人が通った清渓川の水質に本当に問題があるのだろうか?清渓川で足を浸けて皮膚疾患になったというのは事実なのか?これに対してソウル市は、清渓川の水質は1級水に近く何の問題もないと主張している。

 現在まで清渓川が汚染されていて、または清渓川の他の何がしかの理由で、皮膚疾患になるという確実な根拠は見つかっていない。最初の事例を報道した言論機関も清渓川で足を浸けたことが原因との見方が有力だとしたが、直接的な原因とは報道しなかった。それならばソウル市が主張するように、清渓川でいつ足をひたしても問題がないのであろうか?またはどこで足を浸けても皮膚疾患などの異常が出ないのか?絶対にそうだとは言い切れないのだ。なぜなら清渓川は1時間当たり10mm以上の雨が降れば全区間で、雨水と混ざった下水が溢れ、流入支川の汚染負荷量もやはり高いためだ。

 2006年春に発生した魚の大量死は、まさに雨の降り始めに溢れた下水が原因である。一般的に溢れた水の水質はBOD平均90ppm(合流式下水道)である。平常時の清渓川のBODが1ppm前後であることを考えれば、平均90倍以上の高い汚染物質が一度に流入しているのだ。また、溢れた水には大腸菌など各種細菌も多数含まれている。おおよそ私たちが使って捨てた下水には、大腸菌(総大腸菌群)が10万から30万個検出される。大腸菌は河川の水質指標として活用されているが、大腸菌数値が高いということは、それだけ各種病原性細菌が多いことを意味する。

 清渓川において溢れた下水の流入で水質に問題が起こる場所は、その代表として3ケ所を指摘することができる。最初は清渓川が始まる清渓広場である。ここは平常時、清渓川から涼しげな水が噴きあがる噴水がある場所である。しかし清渓広場のすぐ下の地点は清渓川の最上流へ繋がる暗渠化された河川である。暗渠化された河川の内部は両側に遮集施設があるが上部が開いている箱型構造で雨が降ればすぐに溢れる。下水遮集施設を完全な密閉型に作れないのは、雨の時期に流入量が増加すれば行き場のない下水がともすると家庭や建物へ逆流するためだ。溢れた水が問題となる他の二ケ所は清渓川の支流である城北川と貞陵川である。これらは平常時には水のほとんどない乾いた河川である。清渓川と違う点は1時間当たり雨が2mmだけ降っても下水が溢れることである。平常時に水が少なく、少ない雨で溢れれば河川に流れる水の汚染濃度は非常に高くならざるをえない。これを反証するかのように2006年夏、ソウル市では貞陵川の水が清渓川に流入しないように遮断したこともあった。したがって城北川と貞陵川が流入する地点付近は雨の時期だけでなく平常時も格別に気をつけなければならない区間である。

 清渓川の水質と安全性に影響を与えることがまだある。ほかならない道路の汚染物質である。ソウル市では毎月1回ずつ水質調査をする。BODを見れば1ppm前後、BODで言えば清渓川はソウル市の主張どおり1級水に近い水である。しかし水質調査は雨が降る時と、雨が止んだ後は実施されない。降雨により水質分析に影響をあたえるためである。したがってソウル市の水質分析資料は一般的な資料であるだけで、降雨時の影響に対する分析資料ではない。初期降雨時、道路を伝って落ちる雨水の汚染濃度は深刻な水準である。ミジンコによる試験をしてみたが1~2時間で全て死んでしまった。BODは最高133.6ppmという結果が出た。道路を伝う初期の雨水は汚染濃度だけでなく各種細菌、および重金属が含まれている可能性が高い。結局、このような汚染物質が、雨が降るたびに清渓川へ流入して水質と生態に影響を及ぼしているのである。

 結論としては、雨が降っている時と雨が止んだ後は、清渓川に足を浸けることは自制したほうが良い。特に城北川、貞陵川の区間は平常時も気をつけなければならない。そして、ソウル市は清渓川が無条件に‘きれいだ’‘安全だ’とだけ主張してはならないのだ。平常時ではない雨の時期に清渓川の水質にどんな影響を及ぼしているのか、どの地域でどんな影響が大きいのか等、体系的な調査を通して市民たちに正しい情報を提供しなければならないのである。これが市民のための正しい行政の姿である。


水遊びをする子供たちⓒイ・チョルジェ

清渓川の雨水吐口 清渓川の左右の壁の内側には下水管渠が埋設されている。雨が1時間当たり10mm以上降れば、水門が自動的に開いて雨水と混ざった下水が清渓川に流入する。ⓒイ・チョルジェ


記事執筆、翻訳
日付 2007-07-24
筆者 イ・チョルジェ
媒体 寄稿
団体名 環境運動連合
(KFEM)
URL http://www.kfem.or.kr/
翻訳者 高野奈緒子

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