Google WWW を検索 サイト内検索

環境ニュース

市民団体・市民紹介

地球と生きる方法

環境ニュース > ごみ・リサイクル (韓国 発)

ごみ・リサイクル 世界最大の電子ごみの村、貴嶼(グイユ)

東アジア 韓・日・中電子廃棄物処理と回収システムを見る②

 環境運動連合は、第三世界に輸出されている電子廃棄物問題の解決のため、7月12日から22日まで中国と日本を訪問し、その処理状況と実態を調査しました。以下の文は調査団の中国訪問後記です。

■グリーンピース・チャイナ、2003年より中国の電子廃棄物削減運動を開始

 グリーンピース・チャイナ本部は、香港に位置し、地域組織として北京と広州に事務所をおく。我々調査団は、香港島にあるグリーンピース・チャイナの本部を訪ね、電子廃棄物問題を担当するエドワード氏(Chan Yue Fai, Edward)に会った。

 グリーンピース・チャイナは、電子廃棄物の削減運動を2003年から始め、2005年には7~8名の活動家が集中的に活動した。当時、海外のマスコミや市民団体との連携を通して中国最大の電子ごみの村、貴嶼(グイユ)の実情を世界中に伝え、中国の劣悪な電子廃棄物処理の現状を広く知らしめた。現在は電子廃棄物担当の活動家は1名に減り、活動が多少縮小したが、ボランティア活動家を中心に電子廃棄物についての監視活動を持続的に進めている。

 香港は電子廃棄物の中継貿易港として知られている。しかしこのような問題提起にもかかわらず、香港政府は海外電子廃棄物の輸入はリサイクルであるため問題ないという立場を貫いている。リサイクルの過程で発生する汚染物質についての具体的な基準や規制の法律もない状況だ。

 グリーンピース・チャイナは、主に電子廃棄物関連法制度の問題点と国際貿易問題を掘り下げているが、運動の主要な争点は、有害廃棄物貿易関連の法律と有害廃棄物の範囲の拡大(TVのブラウン管を項目に追加し罰金強化)などだ。一方、中国本土にあるグリーンピース・チャイナの支部は、ヒューレートパッカードなど多国籍企業を対象に電子廃棄物問題を提起するキャンペーンを主にやっている。

 大概、電子廃棄物は古着や廃プラスチック材など他の物品とまざって搬入されてくるため、電子廃棄物の流入量を具体的に把握するのは難しいという。香港の港でコンテナに積まれてきた電子廃棄物は、香港の100カ所以上の零細リサイクル業者に運ばれる。普通、一つの業者で一日にコンテナ二つ分の電子廃棄物を処理する。香港に搬入される電子廃棄物は、アメリカからきたものが最も多く、ついで日本と韓国の順だ。

 零細リサイクル企業は、主に香港北部、中国本土と隣接地域に分布しており、主に農地で劣悪に運営されている。実際に零細企業付近の土壌汚染調査をした結果、鉛やPBDF、PBBなどが見つかった。環境汚染についての問題提起以降、香港政府では罰金刑を強化するなど取締りを強化しているが、依然として零細企業が存在する。

 零細企業では5~6名が働き、一次分類作業だけを済ませ中国本土に電子廃棄物を送る。電子廃棄物処理の村は中国広東省に多く、中国本土での中間処理地域、南海を経て、最終的に貴嶼に運ばれる。主要品目はコンピューターとテレビの各部品だ。


■電子廃棄物の中間回収地域、南海村

 13日、調査団は香港を発って中国へ移動し、中国グリーンピース広州事務所に立ち寄り電子廃棄物担当の活動家、頼雲氏(Lai Yun)に会った。彼は特に中国最大の電子廃棄物処理の村、貴嶼の実情を海外に広めるために中枢的な役割を果たした活動家だ。彼から電子ごみの村の現状について詳しく聞くことができた。そして広州から1時間ほどはなれた電子廃棄物の中間回収地域である南海村を訪ねてきた。

 中国当局も電子ごみの村についての海外メディアの報道にプレッシャーを感じ、最近は村と住民への監視を強化しているという。電子ごみの村の住民はこのような政府の監視について生計を脅かすものと感じており、外部の人間への警戒を極度に強めていた。最近、韓国テレビ局MBCがこの村を撮影しようとして、住民に取り囲まれ、ひとしきりひどい目に遭ったという話も耳にした。

 南海村は平凡な中国の農村だったが、あちこちに山になって積まれている電子廃棄物が見られる。所々でコンピューターのモニターが店に積まれているのが目に入り、店の片隅のつい立からは、はんだを溶かす女性の姿が見えた。調査団が販売商に偽装して調べてみた結果、30台以上のコンピューターのモニターが積まれており、製品の中にはアメリカのアップル、日本のソニー、韓国のサムスンと現代のものがあった。

 村の周辺では子どもたちが電線と電子製品のケースを持って遊んでいた。非常に警戒が強いため撮影自体難しい。最近になって政府の取締りが強化され、以前のように外部で公開して電子廃棄物を処理することはなく、屋内で闇の作業をしているという。現地の人の話によれば、外部の人が出入りするという噂が広まると、村全体の作業場が門を閉ざしてしまうらしい。

■中国最大の電子ごみの村、貴嶼(グイユ)を訪問

 広州からバスで5時間の海岸都市、汕頭(スワトウ)に移動し、汕頭から約1時間半の所にある貴嶼へ行った。全人口12万という貴嶼は、約10万の人が電子廃棄物処理に関連した仕事に就く世界最大の電子廃棄物処理地域だ。村に入るなり、大きな通りの端に電子廃棄物が積まれているのが目に飛び込んできた。南海村とは違って、各種コンピューターや小型、大型家電製品から取り外した回路基板のチップを取り除いた形を容易に探し出せた。10代の若い女性が大部分で、手袋やマスクなどの保護装備もなく素手で処理していた。

 我々は現地のガイドと一緒にチームに分かれ、路地ごとに入りこんで調べてみた。外観上は、路地はとても閑散とした感じだったが、実際は建物の中で処理作業をしているためほとんど24時間作業中だという。家ごとに壁に換気口が備え付けられていて、回路基板が外壁に積まれていた。換気口からは真っ黒な煙と一緒に電線が焦げる酷い匂いがどの家からも漂っていた。換気口の向こうに若い女性たちが回路基板から目ぼしい金属を取るために練炭の火鉢に回路基板をあぶっている。外部の人間だとわかったのか、我々が通りすぎるまで換気口から注意深くこちらを窺っていた。写真はカメラをタオルで隠し、見られていないときだけ撮影した。

 貴嶼の河川の汚染状態も一目で深刻だとわかった。川縁にはさまざまな電子廃棄物が山のように積まれたまま放置されており、あらゆるごみが川を覆っていた。そのごみの山の上をニワトリやブタなどの家畜が漁っていた。こうした状況でも川で洗濯をし、体を洗っている住民を見かけた。また電子廃棄物の焼却によって野原のあちこちで黒煙が上がっていた。

 10年以上の間、電子廃棄物を処理してきたここの住民は、すでに外部地域とは乖離した暮らしを送ってきている。10年前には農業を営みながらのんびりとした生活をしていたが、電子廃棄物の処理をはじめてからは、農業よりももたらされる収入が多くなるにしたがい、最大規模の電子廃棄物処理地域に変貌していった。昨年2006年、グリーンピースの支援で、ここに暮らす子どもたちの体内鉛汚染数値を調査した結果、80%以上が鉛中毒だということが判明した。しかし、その後も政府レベルでの特別な措置は取られておらず、依然として、この村の子どもたちは苦痛を訴えている。







記事執筆、翻訳
日付 2007-09-28
筆者 高 英子(コ・ヨンジャ)
媒体 寄稿
団体名 環境運動連合
(KFEM)
URL http://www.kfem.or.kr/
翻訳者 吉原育子

No Comments

page top

2011עṹʦԴ 2011עʦԴ 2011עỷʦԴ 2011۸֤ʦԴ 2011GCTԴ 2011ִҵҽʦԴ 2011עй滮ʦԴ 2011PETSԴ 2011ְ˶ʿԴ 2011Կ 2011꾭ʦԴ 2011Դ 2011עй滮ʦԴ 2011ְоԴ 2011ְ˶ʿԴ 2011귿زʦԴ 2011ѧλӢԴ 2011 2011ļԴ 2011һʦԴ 2011һʦ 2011עʦԴ 2011עʲʦԴ 2011עᰲȫʦԴ 2011GCT 2011ͳʦԴ 2011ʦԴ 2011걨ԱԴ 2011ļ 2011Դ