|
2010光州アジアフォーラム-アジアの昨日、今日、未来
先週、光州で“アジアの昨日、今日、未来”というテーマで「2010光州アジアフォーラム」が開かれました。アジアの人権と民主主義のためのディスカッションおよび創造的代案を共有するために開かれた今回のフォーラムには、アジアの様々な国の活動家たちが集まり、8つのディスカッショントピックについてともに考えました。
その中で、光州環境運動連合が提示した<気候変動とアジア、環境難民そして連帯>という環境をテーマにしたフォーラムで “生命の森”のユ・ヨンミン政策企画室長がパネルディスカッションにパネリストとして参加し、“生命の森”の仲間である“ソウル・グリーン・トラスト”のイ・ガンオ事務所長が<アジア・グリーン・ネットワークのために>というテーマで発表しました。
インドネシアWALHI(フレンズ・オブ・ジ・アース・インドネシア)の活動家は<西スマトラ島で起こっているKorindo(インドネシア韓国系企業)の森林伐採による弊害>について発表し、カンボジアのCEPA(Culture and Environment Preservation Association)では<地域知識に基づく持続可能な自然資源管理>について発表しました。
また、Center for Environmental Law and Community Rights(フレンズ・オブ・ジ・アース・パプアニューギニア)では、<パプアニューギニアでのパーム油の影響>について、Friends of the Earth Japan(フレンズ・オブ・ジ・アース・ジャパン)は、<日本における公共財政の環境配慮に対するNGOキャンペーン>について発表しました。
インドネシアの西スマトラ島やパプアニューギニアの場合、外資系の巨大資本流入による見さかいの無い森林伐採および開発による地域住民の被害が深刻です。特に生物多様性の宝庫である熱帯林の破壊が深刻で、生態系の均衡がやはり少しずつ失われていき、動物の生息場所や人々の生活の場などすべてが脅威にさらされている状況です。目先の開発による経済的効果はあるとしても、住民たちさえも長期的には大きなメリットがないと言っています。また、関連規制法があると言っても、制定されてからかなり経っているため実質的な影響はなく、不法森林伐採がよりひどくなっていると言います。
コペンハーゲンCOP15山林分野交渉以後、REDD(山林開墾および森林破壊防止を通じた温室効果ガス削減)導入を大きな成果と見ており、開発途上国の山林を通じた温室効果ガス排出削減等と関連したREDD+の進化についても歓迎しているが、今でも国際NGOの多くは、このプロジェクトが開発途上国の現地住民の生存権を脅威にさらすため、新しい気候植民地を生むかもしれないと懐疑的な目で見ていると言います。
パネルディスカッションに参加したユ・ヨンミン室長は、パプアニューギニアのパーム油事業よる地域住民のための代案事業がないのかと話を持ちかけ、これ以外にも日本ODA(政府開発援助)モニタリングの持続性の可否について発表者たちに質疑しました。公式フォーラムを終えた後、すべての分野のフォーラム参加者たちが一堂に集まり、ともに“Save the Earth”を叫びながら今回のフォーラムを振り返りました。今回のアジア環境フォーラムを通じて、参加者たちの多くが韓国NGOの役割についてもう少し考えるきっかけとなり、たとえ国際連帯の限界があるとしても、アジア・グリーン・ネットワーク提案に対し積極的に考えることで、アジアの問題についても共に知恵を出し合い、力を合わせることで互いに役立つ道を期待します。
ところで、環境難民あるいは気候難民という言葉を最近よく耳にすることでしょう。1985年UNEP報告書によると、環境難民とは‘目に余る環境的変化に生活の質が著しく冒されるだけでなく、生存の危険にさらされ、伝統的に暮らしてきた場所を強制的に追い出された人々’と定義されています。特に、多くの開発途上国が分布するアジアで少しずつ環境難民が増えているが、まだ法的保護を受けられていないと言います。環境難民。単に開発途上国だけの問題ではないでしょう。この気候変動の時代においては、私たちもいつ環境難民になってもおかしくありません。自然発生的な環境的変化はさておき、人為的な変化だけは私たちが自ら防ぎ、守っていく努力が必要な時です。
翌日は、前日の発表者および参加者たちと共に栄山江事業工事現場を見学する機会を得ました。24時間夜を徹する工事は、これまで悠々と流れてきた栄山江の歳月をあざむくほど急速に進められています。川の流れを守るために、私たちに一体何が出来るのでしょうか?
|